スズキの軽自動車で新規モデルとして発売されたモデルの中で久々の大ヒットモデルとなったハスラー。ハスラーといってもモトクロスバイクのハスラーではなく、四輪車のハスラーです。
その人気は新車市場にとどまらず、中古車市場にも広がっています。
ここでは、ハスラーがどうしてここまで中古車市場でも人気になっているのか、探ってみます。

スズキ・ハスラーMR31S

画像引用元:ハスラー Jターボ カラー・価格 | スズキ

スズキ・ハスラーってこんな車だった~概要

スズキ ハスラー SUV
1994年に日産のラシーン、トヨタのRAV4が発売され、1995年にホンダのCR-Vが発売されたことによって日本国内にも巻き起こったクロスオーバーSUVブーム(注:SUVブームではありません)、「ラダーフレームを持たないSUV」「気軽に作れるSUV」として現在まで自動車メーカーはこの言葉に甘えていろいろなクロスオーバーSUVを作ってきました。

有名どころではトヨタのC-HR、ハリアー、RAV4、RX、UX、NX、日産のエクストレイル、ジューク、デュアリス、スカイラインクロスオーバー、ホンダのCR-V、ヴェゼル、マツダのCX-3、CX-5、CX-8、スバルのインプレッサXV、XV、レガシィ・アウトバックなどといったものがすべてSUVではなく、ラダーフレームを持たないクロスオーバーSUVです。

こうしてみるとそのほとんどが登録車であることがわかり、軽自動車がないことになります。
軽自動車のクロスオーバーSUVも過去にはスズキから「Kei」というワゴンRベースのクロスオーバーSUVが発売されていましたが当時には「クロスオーバーSUV」という言葉を使ってなかったので、そういった意味では軽自動車にクロスオーバーSUVがなかったわけです。

それには立派な理由があります。
プリウスからC-HRが作られているように、カムリからハリアー、NX、RAV4が作られているようにクロスオーバーSUVは既存モデルを流用して作られることが多く、その分だけ安いコストで新規モデルを作ることができるものですが、流用モデルを作るといっても、全くの一から新規モデルを作るよりは安くあがるとは言えそれなりのお金がかかるわけです。

200万円以上の販売価格をつけることができる登録車であれば、多少お金をかけても人気のクロスオーバーSUVを作っても多額の利益を得ることができますが、150万円を超えることが事実上、あまり良くないとされる軽自動車の世界ではそれでもコストがかかりすぎるのです。

ならば新規モデルを一から作る…といってもその方がお金がかかりますし、クロスオーバーSUVの人気はあくまでもブームによるものですからいつまで売ることができるのか、どれだけの販売台数を獲得することができるのかといったことにリスクがあるからできません。

こういったことからこれまで軽自動車に正式なクロスオーバーSUVが作られることがなかったわけですが、スズキがその常識を打ち破りました…そして作られたのがこのハスラーなのです。

●初代モデル MR31S型(2014年~現在)

スズキ・ハスラーMR31S

画像引用元:ハスラー Jターボ カラー・価格 | スズキ


2014年に発売されたハスラーは、系統的に先代モデルとされるKeiと同じようにワゴンRをベースにして作られています。
ベースになっているのは2012年に発売された5代目モデルのMH34S型ワゴンRで、このモデルのプラットフォーム、要するにシャシーやエンジン、トランスミッション、ドライブトレーン、サスペンション構造をそっくりそのまま使った形で作られました。

両車の間でボディやインテリア、それに付随する部分で明確な違いがあるのは、クロスオーバーSUVら示唆を協調するための大径タイヤにロードクリアランスを確保するための自由長の長いコイルスプリングとそれに合わせた稼働量の大きいショックアブソーバーだけでそれ以外の自動車の根幹となる部分は全く同じものです。

これだけでも車に詳しい方であればすぐにピンとくると思いますが、これにスタイバイ式4WDシステムを加えてもいわゆる「SUV」としてのオフロード走行性能があるとは言えず、このモデルが「なんちゃってクロスオーバーSUV」であることがわかります。

なんちゃってクロスオーバーSUV…ラダーフレームを持たないSUVとしてのオフロード走行性能を持たずにもっぱらオンロード向きに作られていて見た目と雰囲気だけSUVっぽくされている車のことを言います。
国産クロスオーバーSUVでは日産のエクストレイル以外はすべてこの「なんちゃってクロスオーバーSUV」に該当する形となっていますが、このスズキのハスラーもその中の1台であるということが言えるわけです。

スズキ・ハスラーにはこんなモデルがあった~モデル構成

スズキ ハスラー モデル
・660ccNAエンジン+5速MT 2WDモデル
・660ccNAエンジン+5速MT 4WDモデル
・660ccNAエンジン+CVT 2WDモデル
・660ccNAエンジン+CVT 4WDモデル
・660ccNAエンジン+5速MT+エネチャージ 2WDモデル
・660ccNAエンジン+5速MT+エネチャージ 4WDモデル
・660ccNAエンジン+CVT+エネチャージ 2WDモデル
・660ccNAエンジン+CVT+エネチャージ 4WDモデル
・660ccターボエンジン+CVT+エネチャージ 2WDモデル
・660ccターボエンジン+CVT+エネチャージ 4WDモデル
・660ccNAエンジン+CVT+S-エネチャージ 2WDモデル
・660ccNAエンジン+CVT+S-エネチャージ 4WDモデル
・660ccターボエンジン+CVT+S-エネチャージ 2WDモデル
・660ccターボエンジン+CVT+S-エネチャージ 4WDモデル

スズキ・ハスラーのパワーユニット~動力性能

ハスラーに搭載されるエンジンは現在スズキから発売されている軽自動車すべてに採用されているR06A型となりますが、過給器の有無、簡易型ハイブリッドシステムの有無によって4つのパワーユニットに分けられます。

●NAエンジン

このエンジンは発売当時からNAエンジンモデルに搭載されているものです。

・エンジン型式:R06A型
・エンジン排気量:約0.66リッター
・エンジン形状:直列
・シリンダー数:3気筒
・バルブ構造:DOHC12バルブ

※スペック

・最大出力:52ps/6,500rpm
・最大トルク:6.4kgf・m/4,000rpm

○エンジン排気量1リッターあたりのパワー:約78.8ps
○パワーウェイトレシオ:約15.8kg/ps

●ターボエンジン

このエンジンはハスラーのターボエンジンモデルにS-エネチャージが採用されていなかった頃に採用されていたものです。

・エンジン型式:R06A型
・エンジン排気量:約0.66リッター
・エンジン形状:直列
・シリンダー数:3気筒
・バルブ構造:DOHC12バルブ
・過給器:ターボチャージャー

※スペック

・最大出力:64ps/6,000rpm
・最大トルク:9.7kgf・m/3,000rpm

○エンジン排気量1リッターあたりのパワー:約96.9ps
○パワーウェイトレシオ:約12.6kg/ps

●NAエンジン+S-エネチャージ

S-エネチャージが採用されていたNAエンジンモデルに採用されているパワーユニットです。

○エンジン
・エンジン型式:R06A型
・エンジン排気量:約0.66リッター
・エンジン形状:直列
・シリンダー数:3気筒
・バルブ構造:DOHC12バルブ

※スペック

・最大出力:52ps/6,500rpm
・最大トルク:6.4kgf・m/4,000rpm

○電気モーター
・電気モーター形式:WA04A型

※スペック

・最大出力:2.2ps
・最大トルク:4.1kgf・m

○システムパワー:約52ps
○エンジン排気量1リッターあたりのパワー:約78.8ps
○パワーウェイトレシオ:約16.15kg/ps

●ターボエンジン+S-エネチャージ

ターボエンジンモデルがエネチャージからS-エネチャージに変更された後に採用されたパワーユニットです。

○エンジン
・エンジン型式:R06A型
・エンジン排気量:約0.66リッター
・エンジン形状:直列
・シリンダー数:3気筒
・バルブ構造:DOHC12バルブ

※スペック

・最大出力:64ps/6,000rpm
・最大トルク:9.7kgf・m/3,000rpm

○電気モーター
・電気モーター形式:WA04A型

※スペック

・最大出力:2.2ps
・最大トルク:4.1kgf・m

○システムパワー:約64ps
○エンジン排気量1リッターあたりのパワー:約96.9ps
○パワーウェイトレシオ:約13.4kg/ps

スズキ・ハスラーの走りはどうだった?~走行性能

ボディ剛性・シャシー性能

基本的に軽自動車はどんなことに対しても、コスト面からギリギリの設計がされていることが多い車で、このハスラーのボディ剛性に関してもそれが適用されます。
一言でいえば、クロスオーバーSUVにカテゴライズするには似つかわしくないボディ剛性といえるでしょう。

ただ、後発モデルであるためあちらこちらに補強が施されていることからベースモデルとなった5代目ワゴンRよりは高いボディ剛性を持っていますので、その点は進化しているといっていいのかと思います。

トランスミッション

ハスラーには2種類のトランスミッションが用意されています。

●5速マニュアルトランスミッション

5速マニュアルトランスミッションは「A」グレード、「G」グレードのみに設定されているものです。
このマニュアルトランスミッションは、どちらかというとスポーティーな走りをするとかオフロード走行で有利なように…といった形で付けられているものではなく、高齢者を中心とした「AT嫌い」の方に向けて用意した廉価モデル向けの実用型マニュアルトランスミッションです。

●CVT

「A」グレード、「G」グレードの一部のモデル以外に採用されているのがこのCVTです。

構造としてはごく普通の2つのプーリーと金属ベルト、そしてクラッチ代わりとなるトルクコンバーターを組み合わせたものですが、このモデルならびにスズキの軽自動車には副変速機を備えたものが採用されています。

これはアウトプットシャフト側に二段変速のギヤ変速機をつけたものでそれを切り替えることで、より幅の広い変速幅を得ることができるようになります。

サスペンション構造

ワゴンRのシャシーを使って作られているためサスペンション構造もワゴンRと全く同じものとなります。

フロントがマクファーソンストラット、リヤがI.T.L.(アイソレーテッド・トレーリング・リンク)といった形です。

フロントサスペンション使われているマクファーソンストラットは、このモデルのみならずいろいろなモデルに使われているもので、コイルスプリングとショックアブソーバーを一体化させた「ストラット」をサスペンションアームのひとつと考え、それにロアアームをつけることで独立懸架を可能としたものです。

対してリヤサスペンションに採用されているI.T.L.ですが、こちらは太い2本のトレーリングアームが付けられたリジットサスペンションでスズキオリジナルのものです。

軽自動車のリヤサスペンションにはよくトーションビームが使われますが、I.T.L.はトーションビームより動きがよいため路面追従性や乗り心地が向上することと、サスペンション構造自体を頑丈にすることができるでの耐久性の向上すること、そして車体に動きに対する反応がよくなるという利点を持ちます。

スズキ・ハスラーって燃費は良かったの?~燃費性能

スズキ ハスラー 性能
ハスラーにはエンジン、低燃費装備、ハイブリッドシステムなどといた要素によって複数の燃費性能を持ちます。

●NAエンジン搭載モデル
・カタログ燃費(JC08モード):最大26.6km/L
・実燃費:約22km/L

●NAエンジン+エネチャージ搭載モデル
・カタログ燃費(JC08モード):最大29.2km/L
・実燃費:約25km/L

●NAエンジン+S-エネチャージ搭載モデル
・カタログ燃費(JC08モード):最大32.0km/L
・実燃費:約29km/L

●ターボエンジン+エネチャージ搭載モデル
・カタログ燃費(JC08モード):最大26.8km/L
・実燃費:約23km/L

●ターボエンジン+S-エネチャージ搭載モデル
・カタログ燃費(JC08モード):最大27.8km/L
・実燃費:約26km/L

これらの実燃費は新車で購入した方の実燃費平均のものです。
なので、数万キロ乗られている中古車ではこれらの実燃費よりもっと悪くなります。
上記の実燃費のだいたい3/4~2/3程度といった感じでしょうか。

スズキ・ハスラーを買ってみる~中古車購入

スズキ・ハスラーはこんな人に向いている

ハスラーは一応、クロスオーバーSUVとして作られているモデルですのでこの車にふさわしい方はアウトドアスポーツ、アウトドアレジャーを趣味として持つ方です。
例えば、キャンプ、スキー、スノーボード、サーフィンなどのマリンスポーツ、登山、トレッキング、スカイダイビングなどといった荷物がそこそこ多くなるアウトドアスポーツ、アウトドアレジャーをする方にぜひとも買っていただきたいです。

ただ、これはあくまでもこの車がクロスオーバーSUVであるということを意識したものですので、実際にはもっと広い範囲をカバーできる車だと思います。

街乗り目的で購入するのもいいでしょうし、同社のスペーシアのごとく「ママさん車」目的で購入してもいいでしょう。
通勤用、通学用としてもフットワークが軽いので最適ですし、可愛らしいデザインを持つ車ですので、女性ドライバーが運転する車として買ってもいいかもしれません。

逆にこういった目的で購入するとアンマッチを起こしやすい点が2つほどあります。

1つ目は、この車をオンロード向きのスポーティーな車としてみている方です。きっとこういった方はほとんどいないかと思いますが、時々とんでもない勘違いをしていると思われる方を見かけますのでここに挙げておきます。
だいたいこういった方はクロスオーバーSUVというものが何たるかをまったく知らない方で、ハスラーを買ったと同時に車高調を買ってこともあろうにローダウンしたり、エアロパーツをつけたり、アルミホイールのインチアップをして偏平率の低いタイヤを履かせたりといった、まるでスポーツモデルを作るかのような、まるでクロスオーバーSUVが本来目指していることの正反対のことをするかのようなドレスアップをする方がいます。

ハスラーは「なんちゃって」でもクロスオーバーSUVです。
多少のオフロード走行もできなければいけない車なので車高を落としてロードクリアランスを少なくしたり、インチアップしてオフロード走行ができないようにしてはいけない車なのです。

次に2つ目ですが、この度は逆にクロスオーバーSUVの性能を超えるようなオフロード走行をしようとしている方です。
こちらもクロスオーバーSUVというものがどういう車なのか、SUVとどう違うのか、クロスカントリー4WDモデルとどう違うのかを全く理解していない方がこういった目的を持ちます。

クロスオーバーSUVはラダーフレームを持たないSUVであってSUVはオフロードを走ることが目的ではなく、アウトドアスポーツ、アウトドアレジャーをしに行く時に必然的の通る比較的平坦なオフロード、雪道などを安全に走ることもできるといった車です。
そのような車でジムニーやランドクルーザーなどがやるような本格的なオフロード走行ができるわけがありません。

ハスラーは軽クロスオーバーSUVにしてはオフロード走行性能がなかなかいいと評判ですが、この車のシャシーはワゴンRなのです、オンロードを走るために作られた軽トールワゴンと同じ足周りを持っているのです。
それだけを見てもこのハスラーが過酷なオフロード走行に向いていないことがわかると思います。

総じて言いますと、ハスラーは適度なオフロードがある環境で実用的な目的で使う方に使われるのが一番いい車といえるでしょう。

スズキ・ハスラーを中古車として買う時の注意点

新車で買うのであれば気にかけなくていい部分も「他人のおさがり」である中古車を買う場合はいろいろと気をつけなければならないことがあります。

ハスラーでは次の3つに気をつけておきましょう。

●エンジンオイルのオイル漏れ

ハスラーには全モデル、全グレード共通でR06A型エンジンと呼ばれるスズキのエンジンが搭載されています。
このエンジンは比較的最近作られたもので、設計も新しいのですがどういうわけかエンジンオイル漏れのトラブルが多発しています。
よくあるのがシリンダーヘッドカバーからとシリンダーヘッドの間からのエンジンオイル漏れで、間に挟み込まれているガスケットの劣化が意外と早いようで、ガスケットが硬化することでシリンダーヘッド内にあるエンジンオイルがにじみ出てきます。

それからもう一か所、クランクシャフトシールからのエンジンオイル漏れです。
クランクシャフトシールとはクランクケースにあるクランクシャフトを支える穴とそこにつけられるクランクシャフトの間から内部のエンジンオイルが漏れないようにせき止める働きを持つオイルシールで、エンジンが回ている状態ですと常に摩擦が生まれています。
その部分がエンジンオイルの交換を怠ったこととエンジンの熱、経年劣化などによって硬化したり亀裂が入ってしまうことでエンジンオイルをせき止めることができなくなり、クランクケースからエンジンオイルが漏れてきてしまうといった具合です。

どちらもエンジンルームを上から見ただけでは見つけることが難しいので、エンジンルームに頭をできるだけ突っ込んで奥までよく見て、エンジンオイルだまりがないか、エンジンオイルにじみはないか、エンジンオイルが垂れた後はないかといったところを良くチェックしましょう。

●CVT故障

これは試乗をしてみないとわからないことです。
スズキの軽自動車のCVTは副変速機付きCVTと呼ばれる構造がちょっと複雑なものでしばしば故障します。
よくあるのが金属ベルトが滑るというCVTではよくありがちなものですが、ハスラーのCVTでは変速不能になりつつもベルトが滑るという症状が出ます。

こうなる原因は主にCVTオイルの極度の汚れです。
CVTは常に金属ベルトと金属製のプーリーの間で摩擦が起こるものでその摩擦によって熱と細かい金属粉が発生します。
金属粉はCVTオイルに洗い流される形でCVTオイル内の混ざり、その金属粉が混ざったCVTオイルはオイルライン内に仕込まれたストレーナーで濾しとられることになるのですが、金属粉がたまりすぎるとストレーナーでは除去できずにそのまま油圧制御系のバルブボディなどにまわってしまい、含まれた金属粉が小さな穴などを塞いでしまったり、可動部分の動き悪くしてしまったりすることがあるのです。

それによって制御が正しく行われなくなり、例えばアウトプット側とインプット側のプーリーの制御がうまく行われずに金属ベルトが必要以上にたるんでしまったり、プーリーの有効径が変わらなかったりすることでトラブルが出てしまうのです。

これを発見するには実際に運転してみるのが一番で、あえてアクセルペダルをラフに扱って変速動作を誘発させてどういう反応が出るかで見極める必要があります。

中古車市場での価値の動向

・660ccNAエンジン+5速MT 2WDモデル:C
・660ccNAエンジン+5速MT 4WDモデル:C
・660ccNAエンジン+CVT 2WDモデル:C
・660ccNAエンジン+CVT 4WDモデル:B
・660ccNAエンジン+5速MT+エネチャージ 2WDモデル:C
・660ccNAエンジン+5速MT+エネチャージ 4WDモデル:B
・660ccNAエンジン+CVT+エネチャージ 2WDモデル:C
・660ccNAエンジン+CVT+エネチャージ 4WDモデル:B
・660ccターボエンジン+CVT+エネチャージ 2WDモデル:B
・660ccターボエンジン+CVT+エネチャージ 4WDモデル:A
・660ccNAエンジン+CVT+S-エネチャージ 2WDモデル:B
・660ccNAエンジン+CVT+S-エネチャージ 4WDモデル:A
・660ccターボエンジン+CVT+S-エネチャージ 2WDモデル:A
・660ccターボエンジン+CVT+S-エネチャージ 4WDモデル:A

(A:価値高 B:やや価値高 C:標準的な価値 D:価値低め E:価値なし)

人気モデルであるため全体的に価値は高くなっていますが、やはりクロスオーバーSUVとして作られているモデルであるせいかスタイバイ式4WDでも4WDモデルの価値が高くなっているようです。

5速マニュアルトランスミッションモデルは人気が薄いせいか販売価格は安いようで「お買い得」となることが多いようです。

まとめ

SUZUKI ハスラー まとめ
ここまで見てきた中で、ハスラーというモデルにずば抜けて優れた性能があるとか、他のモデルにない特徴を持つというような中古車市場で大人気となる要因を見つけることができませんでした。

となるとあの人気は何なのか?
やはりFJクルーザー似の可愛らしいボディデザインが人気の秘密なのか?…ということになってしまいます。
私としては「軽自動車におけるクロスオーバーSUVの先駆け的存在」という点も見ていただきたいと思うのですがどうでしょうか。

総評…年式的なばらつきもあまりないので、中古車として気軽に買っても損はない車だと思います。

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