コンパクトカーの中での1つのカテゴリーとなるトールワゴンモデル、車に求めるものが変化してきたことによって人気が高まっていますが、そうしたモデルが売られるようになったころからずっとあるのが日産のキューブです。
その見た目から若年層に人気があり、特にマイカー購入資金が乏しいと思われる若年層による中古車市場での需要が高まっています。
では、このキューブというモデルがどういった車なのかということを中古車市場で取り扱いの多いZ11型、Z12を中心に見ていきたいと思います。
画像引用元:日産:キューブ スタイリング
目次
日産・キューブってこんな車だった~概要
キューブは2019年3月時点で3代目モデルが現行モデルとなっています。
●初代モデル Z10型(1998年~2002年)
キューブはもともとは日産初のリッターカーとなったマーチのトールワゴンモデルとして発売されたものです。
マーチは1982年に初代モデルが発売され、1992年にK11型へとモデルチェンジしていますが、そのK11型マーチのコンポーネントのほとんどを使って作られたのがキューブの初代モデルとなるZ10型なのです。
早い話がキューブはマーチの兄弟モデルということになります。
K11型マーチと同じプラットフォーム、同じエンジン(1.3リッターエンジンのみ)、同じサスペンション構造、同じトランスミッションといった感じで基本となる部分のほとんどがマーチと同じ、マーチの流用部品で作られていました。
このモデルは2002年まで発売されていましたが、初代モデルながら純粋な日産車としては最後のモデルとなりました。
●2代目モデル Z11型(2002年~2008年)
画像引用元:日産:キューブ スタイリング
ベースモデルとなるマーチが新しいルノー日産体制の中でモデルチェンジを行ったことによって、このキューブもルノー日産で初めてのモデルを発売しました。
先代モデル同様に新しくなった3代目K12型マーチをベースにして作られていますが、エンジンはキューブならではラインナップとなり、1.4リッターエンジンとのちに追加された1.5リッターエンジンとなります。
デザインはマーチ同様に、フランス人好み、EU向けモデルとして好まれるようなものに変更され、先代モデルにあったような「日産らしさ」のあるデザインは封印されてしまいました。
この時、このモデルのベースとなっているK12型マーチのデザインが日本人向けでなく、あまり好まれていなかったことから、マーチの代替品的な意味合いでの需要があったのを覚えています。
現在の中古車市場にあるキューブの約2割がこのZ11型となります。
●3代目モデル Z12型(2008年~)
このモデルが2019年3月時点の現行モデルです。
先代モデルまではマーチをベースにして作られた派生モデルでしたがこのモデルになって初めて半分独立した形になりました。
「半分」としたのはこの3代目モデルが先代モデルの改良型であるからです。
先代モデルまで完全なベースモデルとなっていたマーチは2008年に行われたモデルチェンジで現行モデルとなるK13型となり、プラットフォームも日産・Bプラットフォームから日産・Vプラットフォームに変更され、エンジンもマーチは1.2リッターエンジンがメインでNISMOモデルの一部グレードだけ1.5リッターエンジンとされているのに対してキューブは同じHR型エンジンですが、1.5リッターエンジンのみの設定となっています。
要するにマーチは進化しましたが、キューブは先代モデルに近いモデルということで半分だけ独立したとしました。
ボディのデザインも先代モデル同様にボクシーでありながら角が丸められていて、Cピラーの片方だけが外から見えないようになっている非対称デザインが採用されています。
このモデルが現在の中古車市場におけるキューブの7割を占めている形となり、中古車の取引のほとんどがこのZ12型になっています。
ただ、Z11型とZ12型に見た目がよく似ていることから、資金的に余裕がない方の場合、あえてZ11型を選ぶことが多いため、現実的には
・予算に余裕がある方…Z12型
・予算が厳しい方…Z11型
といった形で買われていく傾向にあるようです。
日産・キューブにはこんなモデルがあった~モデル構成
Z11型
●標準モデル
・1.4リッターNAエンジン(CR14DE)+4速オートマチックトランスミッション 2WD
・1.4リッターNAエンジン(CR14DE)+4速オートマチックトランスミッション 電動式4WD
・1.4リッターNAエンジン(CR14DE)+CVT 2WD
・1.5リッターNAエンジン(HR15DE)+CVT 2WD
1.5リッターエンジンモデルは2005年5月から追加されたモデルでFFの2WDだけの設定しか与えられていません。
これによってFFの2WDは1.4リッターエンジンモデルと1.5リッターエンジンモデルから選ぶことができるが、4WDモデルは1.4リッターエンジンモデルだけといった形で駆動方式によって、またはエンジン排気量によって選べるもモデルが限定されてしまう形となってしまいました。
●「ライダー」モデル
・1.4リッターNAエンジン(CR14DE)+4速オートマチックトランスミッション 2WD
・1.4リッターNAエンジン(CR14DE)+4速オートマチックトランスミッション 電動式4WD
・1.4リッターNAエンジン(CR14DE)+CVT 2WD
・1.5リッターNAエンジン(HR15DE)+CVT 2WD
「ライダー」モデルはオーテックジャパンによって架装されたスポーティードレスアップモデルで、Z11型が発売されたのと同時にラインナップされていました。
●「トラビス」モデル
・1.4リッターNAエンジン(CR14DE)+4速オートマチックトランスミッション 2WD
・1.4リッターNAエンジン(CR14DE)+4速オートマチックトランスミッション 電動式4WD
・1.4リッターNAエンジン(CR14DE)+CVT 2WD
「トラビス」モデルは当時では珍しかったSUV風のデザインを加えたモデルで、今でいうところのアクア・クロスオーバーやC-HRのような「なんちゃってクロスオーバーSUV」のようなものです。
2003年12月に追加されました。
●「アクシス」モデル
・1.4リッターNAエンジン(CR14DE)+4速オートマチックトランスミッション 2WD
・1.4リッターNAエンジン(CR14DE)+4速オートマチックトランスミッション 電動式4WD
・1.5リッターNAエンジン(HR15DE)+CVT 2WD
「アクシス」モデルは上品なイメージを持たせたドレスアップモデルで、2007年1月に追加されました。
Z12型
●標準モデル
・1.5リッターNAエンジン(HR15DE)+CVT 2WD
・1.5リッターNAエンジン(HR15DE)+CVT 電動式4WD
発売当初はFFの2WDモデルと電動式4WDの4WDモデルが用意されていましたが2014年11月に行われた小変更で4WDモデルが廃止され、2WDモデルのみとなりました。
●「ライダー」モデル
・1.5リッターNAエンジン(HR15DE)+CVT 2WD
・1.5リッターNAエンジン(HR15DE)+CVT 電動式4WD
先代モデルでも用意されていたオーテックジャパンが手掛けたスポーティードレスアップモデルの「ライダー」モデルですが、Z12型では標準となる「ライダー」グレード以外に「ライダー・パフォーマンススペック」とちょっと紛らわしいですが「ライダー・ハイパフォーマンススペック」という2つのメーカーチューンモデルも発売されていました。
日産・キューブのパワーユニット~動力性能
Z11型
Z11型には3種類のパワーユニットが採用されていました。
●1.4リッターNAエンジン(FFモデル用)
・エンジン型式:CR14DE
・エンジン排気量:約1.4リッター
・エンジン形状:直列
・シリンダー数:4気筒
・バルブ構造:DOHC16バルブ
※スペック
・最大出力:98ps/5600rpm
・最大トルク:14.0kgf・m/3600rpm
○エンジン排気量1リッターあたりのパワー:約70ps
○パワーウェイトレシオ:約11.1kg/ps
このエンジンは…
・標準モデル
・「ライダー」モデル
・「トラビス」モデル
・「アクシス」モデル
の1.4リッターエンジン搭載のFFモデルに採用されていたものです。
●1.4リッターNAエンジン(4WDモデル用)
・エンジン型式:CR14DE
・エンジン排気量:約1.4リッター
・エンジン形状:直列
・シリンダー数:4気筒
・バルブ構造:DOHC16バルブ
※スペック
・最大出力:97ps/5600rpm
・最大トルク:13.9kgf・m/3600rpm
○エンジン排気量1リッターあたりのパワー:約69.2ps
○パワーウェイトレシオ:約11.7kg/ps
このエンジンは…
・標準モデル
・「ライダー」モデル
・「トラビス」モデル
・「アクシス」モデル
の1.4リッターエンジン搭載の4WDモデルに採用されていたものです。
FFモデルに採用されているエンジンと全く同じエンジンですが、パワースペックが若干低くなっています。
●1.5リッターNAエンジン
・エンジン型式:HR15DE
・エンジン排気量:約1.5リッター
・エンジン形状:直列
・シリンダー数:4気筒
・バルブ構造:DOHC16バルブ
※スペック
・最大出力:109ps/6000rpm
・最大トルク:15.1kgf・m/4400rpm
○エンジン排気量1リッターあたりのパワー:約72ps
○パワーウェイトレシオ:約10.1kg/ps
このエンジンはモデル途中で追加設定されたもので…
・標準モデル
・「ライダー」モデル
・「アクシス」モデル
の1.5リッターエンジンモデルに採用されていたものです。
ベースモデルのマーチなどにも採用されていました。
Z12型
このモデルにはエンジンバリエーションがなく、1種類のエンジンだけしか用意されていませんが、時期的なことでスペック違いのものが存在します。
●1.5リッターNAエンジン
・エンジン型式:HR15DE
・エンジン排気量:約1.5リッター
・エンジン形状:直列
・シリンダー数:4気筒
・バルブ構造:DOHC16バルブ
※スペック
発売開始~2012年10月まで
・最大出力:109ps/6000rpm
・最大トルク:15.1kgf・m/4400rpm
○エンジン排気量1リッターあたりのパワー:約72ps
○パワーウェイトレシオ:約11.1kg/ps
2012年11月~
・最大出力:111ps/6000rpm
・最大トルク:15.1kgf・m/4400rpm
○エンジン排気量1リッターあたりのパワー:約74ps
○パワーウェイトレシオ:約10.9kg/ps
このエンジンは、先代モデルであるZ11型に使われていたものと全く同じエンジンです。
ただ、2012年10月に行われたマイナーチェンジの際に改良が加えられ、低燃費装備として可変バルブタイミング機構が装着されたことに伴ってわずかにパワーアップされています。
日産・キューブの走りはどうだった?~走行性能
このモデルもベースモデルのマーチと同じように大衆コンパクトカーですので、走行性能云々を語るタイプの車ではありません。
それに居住性を良くするために全高が高く、重心も高いボディを採用していることからもマーチよりももっと走行性能が悪くなっているといっていいでしょう。
ボディ剛性・シャシー性能
K11型は日産のBプラットフォーム、K12型もBプラットフォームを改良したものを土台として使って作られているわけですが、どちらも販売価格を安くするためにコストをかけずに作ることができるプラットフォームとして開発されたものですので、決して剛性が高いとは言えません。
ましてや居住性を高めるために全高が高く、各ピラーの位置をボディの端の方に追いやる形で置いているため、シャシーだけでなく、フレームとしての剛性もかけています。
コーナーをある程度のスピードで曲がった時に車体にかかる強い横Gでボディが大きく捻じれ、あちこちからキシミ音が聞こえてくるようになるまでそれほど時間はかかりません。
「大衆車だから・・・」ということであきらめるしかないでしょう。
新車でもこういった状態ですので、走行距離の延びた中古車ではなおさらです。
トランスミッション
Z11型
Z11型には2つのトランスミッションが用意されていました。
●4速オートマチックトランスミッション
2WDモデル、4WDモデル両方に用意されていたのがこの4速オートマチックトランスミッションです。
日産では「EーATx(フルレンジ電子制御4速オートマチック)」と呼ぶこのオートマチックトランスミッションは、ごく普通のトルクコンバーター式の遊星ギヤ式オートマチックトランスミッションです。
●CVT
このトランスミッションが2WDモデルでのみ選択することができるようになっていたもので、日産名「エクストロニックCVT-M6」と呼ばれるものです。
構造的には通常のトルクコンバーターを使った金属ベルトのCVTですが、構造名の「M6」が表すように疑似有段変速機能のマニュアルモードも採用されています。
Z12型
Z12型には当初よりトランスミッションの選択肢はなく、どのモデルでもどの駆動方式でもすべてCVTのみとなります。
●CVT
このCVTは、構造的にはZ11型で採用されていたCVTと同じもので名称も「エクストロニックCVT」と同じですが、内部は改良され、フリクションロスやベルトの滑りなどが低下したことで走行フィーリングもダイレクト感が増し、燃費性能にも良い影響を与えるようになりました。
ただ、Z11型のCVTではあった疑似有段変速機能のマニュアルモードが廃止されています。
サスペンション構造
Z11型もZ12型も基本的には同じプラットフォームを使って作られているモデルですのでサスペンション構造も同じものが採用されています。
ベースモデルのマーチと全く同じ、フロントがマクファーソンストラット、リヤがトーションビームといった形です。
この組み合わせは廉価FFモデルのサスペンション構造としては定番といっていいほどいろいろなモデル、いろいろな自動車メーカーで使われているものですが、どちらかというと走りを良くしたり乗り心地を良くするためのサスペンション構造というよりは、コストを抑えて作ることができる構造、部品点数を少なくすることができる構造、サスペンション構造の全高を低くすることができる構造といった利点で使われるものです。
なので、走行性能から見たとしたら決して優れているといえるものではありません。
日産・キューブって燃費は良かったの?~燃費性能
Z11型
●1.4リッターエンジンモデル
・カタログ燃費(JC08モード燃費換算):最大14.5km/L
・実燃費:約12km/L
●1.5リッターエンジンモデル
・カタログ燃費(JC08モード燃費換算):最大17.5km/L
・実燃費:約km11/L
Z11型キューブが開発された時は、日産内部が一番忙しい時で、低燃費装備の開発などに時間を取っている暇すらなかった時代です。
そのためZ11型にもたいした低燃費装備はつけられておらず、
※採用されている低燃費装備
・可変バルブタイミング機構
・電動パワーステアリング機構
・オルタネーター制御(1.5リッターエンジンモデル、4WDモデルのみ)
・CVT(CVTモデルのみ)
といったものです。
なので、燃費性能もコンパクトカーとして見ても、このエンジン排気量として見ても優等生と言えるほどではありません。
この燃費性能はあくまでも新車での話ですので、走行距離をそこそこ重ねている中古車では下がると思って問題はありません。
Z12型
・カタログ燃費(JC08モード燃費換算):最大19.0km/L
・実燃費:約15km/L
※採用されている低燃費装備
・可変バルブタイミング機構
・電動パワーステアリング機構
・オルタネーター制御
・CVT
・アイドリングストップ機構
Z12型においてもたいした低燃費装備が付けられているわけではありませんが、エンジン自体の燃費性能がよくなっていたり、新たにアイドリングストップ機構が採用されたりしたことで同じエンジン、同じようなボディ形状を持つZ11型よりはかなり数字が良くなっているようです。
このモデルにおいても走行距離が延びることによる燃費性能の悪化を見ることになりますが、年式的にZ11型よりはそういったことによる燃費性能の悪化を起こした中古車は少ないでしょう。
走行距離5万キロ以下で、エンジンオイルがきちんと定期的に交換されているものであれば、新車当時の燃費性能に近い性能を発揮することができるのではないかと推測できます。
日産・キューブを買ってみる~中古車購入
日産・キューブはこんな人に向いている
万民向けのマーチに対して若年層向けに作ったモデルというのがこのキューブの位置ですので、中古車においても同じように若年層の方、特に免許を取って数年以内ぐらいの方にちょうどいいかもしれません。
ただし、この車はいたって普通の大衆コンパクトカーですので、パワーも強くはありませんし走りも特化してはいません。無理して高めのスピードで交差点を曲がろうとするだけで横転してしまうかと思うぐらいの大きなロールが出て怖くなることも珍しくはありませんので、高速走行が多いとか、峠道を良く走るとか、走りを楽しみたいといったような方はこのキューブは避けた方がいいでしょう。
それとこれはZ11型だけに言えることですが、コンパクトカーレベルの燃費性能を求める方には向きません。
はっきり言って燃費が良いタイプではありませんので注意が必要です。
この車はその見た目からかドレスアップを楽しもうとする方によく買われます。
ドレスアップの方向性としては、よく神奈川県の大黒パーキングエリアに夜な夜な出没するような、大きなスピーカーをリヤラゲッジスペースあたり設置して大音量で流す、ボディは派手派手、メッキパーツもたくさん、といった感じのいわゆるAVカーです。
Z11型にしてもZ12型にしても同じような傾向を持ちますので、同じような人間として見られることも可能性としてはあります。それを理解することができる方でないと少々恥ずかしい思いをするかもしれません。
日産・キューブを中古車として買う時の注意点
まず年式の古いZ11型やZ12型の初期モデルですが、これくらいの年式ともなるとあちこちにかなりガタが出ているはずです。
「ボディ剛性」のところでも書かせていただきましたが、ボディ剛性があまり高い車ではないため、走行距離が延びること、年式が進んで金属疲労が激しくなることからボディの形がわずかですが変形してしまいます。
「まっすぐ走らなくなる」「ステアリングが取られやすくなる」といったひどい状態にまではなりませんが、パネル同士の結合部分とかインテリアパネルの取り付け位置などが少しずつずれていくことで、エンジンの振動や走行中の揺れにあわせるような異音が聞こえてくるようになります。
試乗をした時に「キュッキュッ」「ゴトゴト」「ガタガタ」といった音がうるさいほど聞こえるようなものはそれがかなり進んでいることを意味します。
また、先ほども書きましたとおり、この車はドレスアップのベース車両としてよく使われます。
ドレスアップといっても日産から供給されている純正部品をつけるわけではなく、部品メーカーから販売されている社外品をつけたり、自作ものをつけたりすることになるわけですし、それを素人が自分で付けたりすることもあるため、車体を傷めてしまうことがあるのです。
要するにいじり壊されてしまっている可能性が高い車であるということです。
最近のドレスアップパーツなどは、両面テープが進化したことで、「ネジ留め」から「両面テープ留め」に変わりつつあり、昔のように「ボディに穴が開いたまま売りに出されている」ということも少なくなりましたが、それでも見えないところに穴があったり、両面テープで固定した部品をはがす時にキズだらけにしてしまったりといったことがありますので、中古車を選ぶ時には細かい部分まできちんと見る必要があるでしょう。
中古車市場での価値の動向
Z11型
・標準モデル:D
・「ライダー」モデル:D
・「トラビス」モデル:D
・「アクシス」モデル:D
Z12型
・標準モデル:C
・「ライダー」モデル:C
(A:価値高 B:やや価値高 C:標準的な価値 D:価値低め E:価値なし)
Z11型にしてもZ12型にしても現在の中古車市場にはたくさん出回っていますので、そういった面からすれば価値が低くて当たり前かもしれません。
そして更に現行モデルが発売から10年以上も経ち、新型モデルのうわさも出ていることから価値の動向もどんどん下がっていく一方です。
まとめ
キューブは中古車を買う人にとっては少しばかりメリットのある車です。
その理由は、Z11型とZ12型がそっくりで、ぱっと見ではそのキューブが現行モデルなのか、前のモデルなのかがわかりにくいからです。
似たデザインだから車にあまり詳しくない人間に対して「高い車に乗っている」といった体を装うことができる…というやつです。
まあ、車自体はごく普通の大衆車ですので、これくらいのメリットでも好む人から一定の人気を得ています。