完全なるファミリーカーとして発売されている中型ミニバンに対して、ファミリーカーとしての性質とは正反対のとなる「過去の想い」や「これまでのライフスタイル」を求めるお父さんがまだまだたくさんいます。
父親になったことで少しは落ち着くべき、そういった考え方はもう捨てるべきなのですがどうしても昔を忘れられない・・・こういうお父さんに人気なのがホンダの大衆ファミリー中型ミニバンのステップワゴンの中でもドレスアップモデルとして扱われているステップワゴン・スパーダです。
ここではステップワゴン・スパーダがどういう車なのか、ステップワゴンとどう違うのか、それくらいに性能を持っているのかなどといったことを検証してみたいと思います。

※ご注意
ここではホンダ・ステップワゴン・スパーダの自動車としての具体的な性能(動力性能や走行性能など)とこの車を自動車メーカーがどういう風に作り、どういった形で販売しているのかということについてだけ書かれており、個人の好みやセンスによって評価が変わる見た目のエクステリアデザインやインテリアデザイン、使い勝手などには一切触れていません。

目次

ホンダ・ステップワゴン・スパーダには変わった需要傾向がある

ステップワゴン・スパーダは特別な方のためのファミリーカー

ステップワゴンやステップワゴン・スパーダが属するカテゴリーは「中型大衆ミニバン」クラスと呼ばれるもので、2リッターNAエンジン前後のパワーユニットを搭載し、5ナンバー枠を超えるか超えないかぐらいのボディサイズの1.5ボックスボディにパワースライドドア、そして一般サラリーマンが自動車ローンを使って難なく購入できる販売価格を持つといった感じの車がいるべき場所です。

だいたいこういった車を買う方は、子供ができて家族が増えたことにあわせて、それまでの独身時代や結婚をしていても子供がいなかった時代に乗っていたセダンやワゴン、クロスオーバーSUVなどを売り払って(稀にそれらはそのままでセカンドカーとして・・・)家族のために無難なファミリーカーを購入するといった流れになることがほとんどです。

そういった場合、とにかく家族優先となるため選ぶ車も自分の好みや趣味趣向は我慢して、「家族がどれだけ快適に車に乗っていられるか」「子供が増えて経済的な負担が増えるので維持費があまりかからない車にしよう」といったようなことを考えて無難で価格の安い中型ミニバンを購入するということになり、ホンダのステップワゴンシリーズでいえば、標準モデルとなるステップワゴンを購入するわけです。

しかし、若いころから派手なドレスアップモデルに乗ったり、チバラギマシンに乗ったり、「昔は毎年正月になると富士山へ『初日の出暴走』をしに行ったものだ」などと語るような方や突然に独身からお父さんへ変身せざるを得なかった出来ちゃった結婚をした方、ドキュン系の方といった方々は昔の生活スタイルを変えることができない、変えることがカッコ悪いと思っていることが多いようなのです。

そうなるとどうしても無難で野暮ったい中型ミニバンに乗り換えるのを敬遠するようになり、ギリギリまでシャコタンの旧車やダーク系塗装にメッキパーツをちりばめた数年落ちの大型セダンを乗り回しことになるのですが、子供が生まれて現実的にそれが難しくなる、妻から「もういい加減にして」と怒られると仕方なくしぶしぶですが中型ミニバンに乗り換えようということになるわけです。

ただそこでも悪あがきをします。
そういった方たちの言葉を借りていうと「ダサい中型ミニバンに乗るのはごめんだね」ということで普通の中型ミニバンは買わずにちょっと変わった、派手な外観を持つモデルを購入することになります。

そういった需要は意外と多く販売台数を稼ぐのに大きく貢献します。
そこで自動車メーカーではそういった方たちのために「ドレスアップモデル」というものを用意しました。
それがステップワゴンシリーズでいうところのこのステップワゴン・スパーダなのです。

逆にいえば、ステップワゴン・スパーダを購入する方、現在乗り回している方はそういった方たち、そういったか考え方、そういった過去を持つ方であるということです。

見かたによれば、ステップワゴンには「Modulo X」モデル以外にハイブリッドモデルがないので、ハイブリッドモデルを求めるとどうしてもステップワゴン・スパーダになってしまうということもありますが、ステップワゴン・スパーダの売れ行きを見るとその8割近くが1.5リッターターボエンジンモデルであることから、中にはそういった方もいるとは思いますが、どうやらハイブリッドモデル欲しさにステップワゴン・スパーダを選んだということではないということがわかります。

実はこれは何もステップワゴンやステップワゴン・スパーダだけでの話ではなく、そういった方たちが購入することが多い軽自動車やミニバンでもよくあることです。

ステップワゴン・スパーダとステップワゴンの違い

ステップワゴン・スパーダはステップワゴンのドレスアップモデルで、ステップワゴンをベースにしてそれにステップワゴン・スパーダ用の部品をつけること、交換することで作られているモデルです。

ここではステップワゴン・スパーダがどうやって作られているのかを知るためにステップワゴンとステップワゴン・スパーダの違いを見ておきましょう。

・ボンネットフード
・フロントバンパー
・フロントグリル
・ヘッドライトアッセンブリー
・サイドシルガーニッシュ
・テールゲートスポイラー
・リヤバンパー
・テールゲート
・リヤコンビネーションランプ
・ボディカラーの設定
・インテリアカラーの設定
・アルミホイールのデザイン

ホンダ・ステップワゴン・スパーダのこれまでの出来事(2019年12月現在)

●初代モデル RF5/6/7/8型 2003年6月発売

※ステップワゴンとしては2代目モデル

・2004年6月 一部改良 「HIDエディション」の追加
・2005年5月 生産終了

●2代目モデル RG1/2/3/4型 2007年11月発売

※ステップワゴンとしては3代目モデル

・2008年8月 「スマートスタイル エディション」「HDDナビ スマートスタイル エディション」の追加

●3代目モデル RK6/7型 2009年10月発売

※ステップワゴンとしては4代目モデル

・2010年10月 「Z クール スピリット」の追加
・2011年8月 一部改良 「Z HDDナビ エディション」の追加
・2012年4月 2WDモデルのマイナーチェンジ デザインの小変更 アイドリングストップシステムの採用 「Z インターナビセレクション」「Z COOL SPIRIT」の追加
・2012年6月 4WDモデルのマイナーチェンジ デザインの小変更 CVTの採用
・2012年9月 「Z COOL SPIRITインターナビセレクション」の追加
・2012年11月 「S パワーエディション」「S インターナビ パワーエディション」の追加
・2013年12月 一部改良

●4代目モデル RP1/2/3/4/5型 2015年4月発売

※ステップワゴンとしては5代目モデル

・2015年12月 「SPADA Advance Package α」「SPADA Advance Package β」「SPADA Cool Spirit Advance Package α」「SPADA Cool Spirit Advance Package β」の追加
・2016年5月 一部改良 「Honda SENSING」の一部採用
・2017年9月 マイナーチェンジ デザインの小変更 ハイブリッドモデルの追加
・2018年12月 「SPADA HYBRID G EX Honda SENSING BLACK STYLE」「SPADA Cool Spirit Honda SENSING BLACK STYLE」の追加

ホンダ・ステップワゴン・スパーダが属するカテゴリー

●車格:中型大衆モデル
●用途・目的:生活車
●車両カテゴリー:中型トールミニバン
●エンジン排気量クラス:1.5リッターターボエンジンクラス、2リッターハイブリッドクラス

ホンダ・ステップワゴン・スパーダのオーナー層

●年齢層:25歳ぐらいから40歳ぐらいまで
●性別:男性
●経済力:高収入層(新車購入)、大衆層(新車購入)、低収入層(中古車購入)
●その他:ドキュン系の方、ブルーカラーの方、過去を忘れられない方に購入されることが多い

ホンダ・ステップワゴン・スパーダの車体の構成・選択肢

●パワーユニット

・ガソリンエンジン
・ガソリンエンジン+ハイブリッドシステム

●トランスミッション

・電気式無段変速機(諸元表上)
・CVT

●エンジン・ドライブトレーンレイアウト

・FF
・スタンバイ式4WD

●サスペンション構造

・フロントサスペンション:マクファーソンストラット(コイルスプリング)
・リヤサスペンション:FF=トーションビーム(コイルスプリング) 4WD=ド・ディオン(コイルスプリング)
●ブレーキシステム

・フロント:ベンチレーテッドディスク ディスクブレーキ
・リヤ:ソリッドディスク ディスクブレーキ

●ベースモデル

・あり・・・ステップワゴン

●兄弟車

・あり・・・ステップワゴン

ホンダ・ステップワゴン・スパーダのモデル構成とグレード構成

ステップワゴン・スパーダにはパワーユニットの違いによって3つのモデルが用意されています。

1.5リッターターボエンジンモデル

このモデルには2つのグレードが用意されています。

・SPADA HondaSENSING グレード(2WD・4WD)
・SPADA Cool Spirit HondaSENSING グレード(2WD・4WD)
・特別仕様車 SPADA Cool Spirit HondaSENSING BLACK STYLE グレード(2WD・4WD)

●「SPADA HondaSENSING」グレードの主な装備

・Honda SENSING:衝突軽減ブレーキ
・Honda SENSING:誤発進抑制機能
・Honda SENSING:歩行者事故低減ステアリング
・Honda SENSING:路外逸脱抑制機能
・Honda SENSING:渋滞追従機能付アダプティブ・クルーズ・コントロール
・Honda SENSING:LKAS(車線維持支援システム)
・Honda SENSING:先行車発進お知らせ機能
・Honda SENSING:標識認識機能
・LEDヘッドライト
・LEDアクティブコーナリングライト
・スモークタイプ LEDハイマウントストップランプ
・セキュリティーアラーム
・LEDフォグライト風タウンランプ
・ダブルホーン
・エコアシスト
・オフスイッチ付アイドリングストップシステム
・運転席用/助手席用i-SRSエアバッグシステム
・VSA
・ヒルスタートアシスト機能
・EBD付ABS
・エマージェンシーストップシグナル
・イモビライザー
・ナビ装着用スペシャルパッケージ
・ETC車載器
・6スピーカー
・DC12V アクセサリーソケット
・アレルフリー高性能脱臭フィルター/プラズマクラスター技術搭載付左右独立温度コントロール式フロント・フルオートエアコンディショナー(2WDモデルのみ)
・リア・マニュアルクーラー(2WDモデルのみ)
・アレルフリー高性能脱臭フィルター/プラズマクラスター技術搭載付トリプルゾーンコントロール・フルオートエアコンディショナー(4WDモデルのみ)
・助手席側サイドビューサポートミラー
・両側パワースライドドア
・スライドドア・イージークローザー
・Hondaスマートキーシステム+パワースイッチ
・マルチインフォメーションディスプレイ
・タコメーター
・ワンタッチウインカー
・テレスコピック&チルトステアリング調整機構
・パワーウインドウ
・リアヒーターダクト
・アレルフリー高性能脱臭フィルター付
・テールゲート連動車速連動オートドアロック
・運転席ハイトアジャスター
・ヘッドライトオートオフ機能
・本革巻ステアリングホイール
・助手席/セカンドシート左右 グラブレール
・室内確認用ミラー付サングラスボックス
・運転席/助手席 コンビニフック付1列目シートアームレスト
・運転席/助手席 コンビニフック付シートバックテーブル
・運転席/助手席 シートバックアッパーポケット
・スライドドア/テールゲート カーテシーランプ
・フロントマップランプ
・ルームランプ
・ラゲッジルームランプ
・クールガンメタ インパネミドルパッド
・バイオレット インテリアイルミネーション
・シルバーメッキ エアコンアウトレットノブ
・高輝度シルバー塗装 インナードアハンドル
・フロントドアアームレストパッド
・スライドドアライニングパッド
・スライドドア両側 ロールサンシェード
・運転席用&助手席用バニティーミラー付サンバイザー
・両側アームレスト付キャプテン セカンドシート
・インパネアッパーボックス
・助手席シートバックポケット
・コンビニフック
・防眩ルームミラー
・運転席側/助手席側 ドリンクホルダー
・助手席側 収納式ドリンクホルダー
・フロントドア・ボトルホルダー
・スライドドア・ボトルホルダー
・ドリンクホルダー
・スライドドア 大型アシストグリップ
・3列目分割床下格納 マジックシート
・大容量ラゲッジアンダースペース
・わくわくゲート
・LEDポジションランプ
・LEDフロントターンランプ
・コンフォートビューパッケージ:親水/ヒーテッドドアミラー
・コンフォートビューパッケージ:フロントドア撥水ガラス
・熱線入りフロントウインドウ(4WDモデルのみ)
・IRカット/UVカット機能/ハーフシェード付フロントウインドウガラス
・IRカット/スーパーUVカット機能付フロントドアガラス
・高熱線吸収/UVカット機能付プライバシー リアドアガラス
・高熱線吸収/UVカット機能付プライバシー リアクォーターガラス
・高熱線吸収/UVカット機能付プライバシー テールゲートガラス
・SPADA専用エクステリアパーツ:クロームメッキ フロントグリル
・SPADA専用エクステリアパーツ:ボンネットフード
・SPADA専用エクステリアパーツ:フロントバンパー
・SPADA専用エクステリアパーツ:ヘッドライトアッセンブリー
・SPADA専用エクステリアパーツ:サイドシルガーニッシュ
・SPADA専用エクステリアパーツ:LEDハイマウントストップランプ内蔵テールゲートスポイラー
・SPADA専用エクステリアパーツ:リヤバンパー
・SPADA専用エクステリアパーツ:テールゲート
・SPADA専用エクステリアパーツ:スモークタイプ LEDリヤコンビネーションランプ
・カラード アウタードアハンドル
・クロームメッキ リアライセンスガーニッシュ
・LEDドアミラーウインカー
・オートリトラミラー機能付電動格納式リモコンカラードドアミラー
・ミスト機構付 車速連動間欠/バリアブル間欠フロントワイパー
・リバース連動ウォッシャー付間欠リアワイパー
・熱線式リアウインドウデフォッガー
・LEDライセンスランプ
・205/60R16 92Hサイズ タイヤ
・16インチ×6J SPADA専用デザインアルミホイール
・SPADA専用サスペンションセット(2WDモデルのみ)
・パドルレバー

など

●「SPADA Cool Spirit HondaSENSING」グレードの主な装備

「SPADA HondaSENSING」グレードの装備に加えて・・・

・フロントシート用i-サイドエアバッグシステム
・全シート用サイドカーテンエアバッグシステム
・アレルフリー高性能脱臭フィルター/プラズマクラスター技術搭載付トリプルゾーンコントロール・フルオートエアコンディショナー
・運転席/サードシート左右 グラブレール
・セカンドシート右側、サードシート左右 コートフック
・インストルメントパネル内蔵型センターテーブル
・スライドドア/テールゲート LEDカーテシーランプ
・パープリッシュホワイト 調光機能付LEDルームランプ
・LEDマップランプ
・パープリッシュホワイト LEDラゲッジルームランプ
・ブラック プライムスムース(合成皮革)×ソフトウィーブ(合成皮革) コンビシート生地
・カーボンタイタニウム インパネミドルパッド
・照明付運転席用&助手席用バニティーミラー付サンバイザー
・SPADA専用エクステリアパーツ:ダーククロームメッキ フロントグリル
・ダーククロームメッキ リアライセンスガーニッシュ
・スモークタイプ LEDドアミラーウインカー
・205/55R17 91Vサイズ タイヤ(2WDモデルのみ)
・17インチ×6J アルミホイール(2WDモデルのみ)
・205/60R16 92Hサイズ タイヤ(4WDモデルのみ)
・16インチ×6J SPADA専用デザインアルミホイール(4WDモデルのみ)

が追加されています。

●特別仕様車「SPADA Cool Spirit HondaSENSING BLACK STYLE」グレードの主な装備

「SPADA Cool Spirit HondaSENSING」グレードの装備に・・・

・SPADA専用エクステリアパーツ:ブラッククロームメッキ フロントグリル
・ダーククロームメッキ リアライセンスガーニッシュ
・スモークタイプ LEDドアミラーウインカー
・17インチ×6J ブラッククリア塗装アルミホイール(2WDモデルのみ)
・16インチ×6J SPADA専用デザイン ブラッククリア塗装アルミホイール(4WDモデルのみ)

を追加し・・・

・ブラック プライムスムース(合成皮革)×ソフトウィーブ(合成皮革) コンビシート生地

が廃止されています。

ハイブリッドモデル

このモデルには3つのグレードが用意されています。

・SPADA HYBRID B HondaSENSING グレード(2WD)
・SPADA HYBRID G HondaSENSING グレード(2WD)
・SPADA HYBRID G・EX HondaSENSING グレード(2WD)
・特別仕様車 SPADA HYBRID G・EX HondaSENSING BLACK STYLE グレード(2WD)

●「SPADA HYBRID B HondaSENSING」グレードの主な装備

・Honda SENSING:衝突軽減ブレーキ
・Honda SENSING:誤発進抑制機能
・Honda SENSING:歩行者事故低減ステアリング
・Honda SENSING:路外逸脱抑制機能
・Honda SENSING:渋滞追従機能付アダプティブ・クルーズ・コントロール
・Honda SENSING:LKAS(車線維持支援システム)
・Honda SENSING:先行車発進お知らせ機能
・Honda SENSING:標識認識機能
・LEDヘッドライト
・LEDアクティブコーナリングライト
・スモークタイプ LEDハイマウントストップランプ
・セキュリティーアラーム
・ダブルホーン
・車両接近通報装置
・電子制御パーキングブレーキ
・オートブレーキホールド機能
・ティーチング機能付エコアシスト
・アイドリングストップシステム
・運転席用/助手席用i-SRSエアバッグシステム
・VSA
・ヒルスタートアシスト機能
・EBD付ABS
・エマージェンシーストップシグナル
・イモビライザー
・ナビ装着用スペシャルパッケージ
・ETC車載器
・6スピーカー
・DC12V アクセサリーソケット
・アレルフリー高性能脱臭フィルター付左右独立温度コントロール式フロント・フルオートエアコンディショナー(2WDモデルのみ)
・リア・マニュアルクーラー(2WDモデルのみ)
・助手席側サイドビューサポートミラー
・両側パワースライドドア
・スライドドア・イージークローザー
・Hondaスマートキーシステム+パワースイッチ
・マルチインフォメーションディスプレイ
・タコメーター
・EVスイッチ
・ワンタッチウインカー
・テレスコピック&チルトステアリング調整機構
・パワーウインドウ
・リアヒーターダクト
・アレルフリー高性能脱臭フィルター付
・テールゲート連動車速連動オートドアロック
・運転席ハイトアジャスター
・ヘッドライトオートオフ機能
・ハイブリッド専用セレクターレバー
・助手席/セカンドシート左右 グラブレール
・室内確認用ミラー付サングラスボックス
・運転席/助手席 コンビニフック付1列目シートアームレスト
・センターコンソールトレー
・スライドドア/テールゲート カーテシーランプ
・フロントマップランプ
・ラゲッジルームランプ
・クールガンメタ インパネミドルパッド
・バイオレット インテリアイルミネーション
・シルバーメッキ エアコンアウトレットノブ
・高輝度シルバー塗装インナードアハンドル
・運転席用&助手席用バニティーミラー付サンバイザー
・両側アームレスト付キャプテン セカンドシート
・インパネアッパーボックス
・助手席シートバックポケット
・コンビニフック
・防眩ルームミラー
・運転席側/助手席側 ドリンクホルダー
・助手席側 収納式ドリンクホルダー
・フロントドア・ボトルホルダー
・スライドドア・ボトルホルダー
・ドリンクホルダー
・スライドドア 大型アシストグリップ
・3列目分割床下格納 マジックシート
・大容量ラゲッジアンダースペース
・わくわくゲート
・LEDポジションランプ
・LEDフロントターンランプ
・遮音/IRカット/UVカット機能/ハーフシェード付フロントウインドウガラス
・高熱線吸収/UVカット機能付フロントドアガラス
・高熱線吸収/UVカット機能付プライバシー リアドアガラス
・高熱線吸収/UVカット機能付プライバシー リアクォーターガラス
・高熱線吸収/UVカット機能付プライバシー テールゲートガラス
・SPADA専用エクステリアパーツ:クロームメッキ フロントグリル
・SPADA専用エクステリアパーツ:ボンネットフード
・SPADA専用エクステリアパーツ:フロントバンパー
・SPADA専用エクステリアパーツ:ヘッドライトアッセンブリー
・SPADA専用エクステリアパーツ:サイドシルガーニッシュ
・SPADA専用エクステリアパーツ:LEDハイマウントストップランプ内蔵テールゲートスポイラー
・SPADA専用エクステリアパーツ:リヤバンパー
・SPADA専用エクステリアパーツ:テールゲート
・SPADA専用エクステリアパーツ:クリアタイプ LEDリヤコンビネーションランプ
・クロームメッキ アウタードアハンドル
・クロームメッキ リアライセンスガーニッシュ
・LEDドアミラーウインカー
・オートリトラミラー機能付電動格納式リモコンカラードドアミラー
・ミスト機構付 車速連動間欠/バリアブル間欠フロントワイパー
・リバース連動ウォッシャー付間欠リアワイパー
・熱線式リアウインドウデフォッガー
・LEDライセンスランプ
・205/60R16 92Hサイズ タイヤ
・16インチ×6J 「SPADA HYBRID」専用デザインアルミホイール
・「SPADA HYBRID」専用サスペンションセット

など

●「SPADA HYBRID G HondaSENSING」グレードの主な装備

「SPADA HYBRID B HondaSENSING」グレードの装備に加えて・・・

・LEDフォグライト風タウンランプ
・アレルフリー高性能脱臭フィルター/プラズマクラスター技術搭載付左右独立温度コントロール式フロント・フルオートエアコンディショナー
・充電用USBジャック
・本革巻ステアリングホイール
・運転席/助手席 コンビニフック付シートバックテーブル
・カーボンタイタニウム インパネミドルパッド
・フロントドアアームレストパッド
・スライドドアライニングパッド
・スライドドア両側 ロールサンシェード
・コンフォートビューパッケージ:親水/ヒーテッドドアミラー
・コンフォートビューパッケージ:フロントドア撥水ガラス
・IRカット/スーパーUVカット機能付フロントドアガラス

が追加されています。

●「SPADA HYBRID G・EX HondaSENSING」グレードの主な装備

「SPADA HYBRID G HondaSENSING」グレードの装備に加えて・・・

・アレルフリー高性能脱臭フィルター/プラズマクラスター技術搭載付トリプルゾーンコントロール・フルオートエアコンディショナー
・運転席/サードシート左右 グラブレール
・セカンドシート右側、サードシート左右 コートフック
・スライドドア/テールゲート LEDカーテシーランプ
・パープリッシュホワイト 調光機能付LEDルームランプ
・パープリッシュホワイト LEDラゲッジルームランプ
・ブラック プライムスムース(合成皮革)×ソフトウィーブ(合成皮革) コンビシート生地
・カーボンタイタニウム+シルバーモールディング インパネミドルパッド
・クロームメッキ インナードアハンドル
・照明付運転席用&助手席用バニティーミラー付サンバイザー
・パフォーマンスダンパー

が追加されています。

●特別仕様車 SPADA HYBRID G・EX HondaSENSING BLACK STYLE グレードの主な装備

「SPADA HYBRID G・EX HondaSENSING」グレードの装備に・・・

・SPADA専用エクステリアパーツ:ブラッククロームメッキ フロントグリル
・スモークタイプ LEDドアミラーウインカー
・16インチ×6J SPADA専用デザイン ブラッククリア塗装アルミホイール

を追加し・・・

・ブラック プライムスムース(合成皮革)×ソフトウィーブ(合成皮革) コンビシート生地

が廃止されています。

ホンダ・ステップワゴン・スパーダに搭載されるパワーユニットと動力性能

ホンダ・ステップワゴン・スパーダには2種類のパワーユニットが設定されています。

●1.5リッターターボエンジン

・エンジン型式:L15B型
・エンジン排気量:1496cc
・シリンダー配列:直列
・シリンダー数:4気筒
・バルブ構造:DOHC16バルブ
・燃料供給:筒内直接噴射
・過給器:ターボチャージャー

◆スペック

・最大出力:150ps/5500rpm
・最大トルク:20.7kgf・m/1700rpm~5500rpm

・1リッターあたりのパワー:約100ps
・パワーウェイトレシオ:約11.6kg/ps

このパワーユニットは1.5リッターターボエンジンモデルの・・・

・「SPADA HondaSENSING」グレード
・「SPADA Cool Spirit HondaSENSING」グレード

に採用されているものです。

このエンジンはホンダの小型・中型モデルの多くに採用されているもので、ベースモデルとなるステップワゴン以外にもヴェゼルやジェイド、CR-V、シビックなどにも採用されています。

中型ミニバンで標準となる2リッターNAエンジンに対する「ダウンサイジングターボエンジン」となるエンジンで、モアパワーを求めるターボエンジンではなく、低燃費のためのターボエンジンです。

ダウンサイジングターボエンジンとは、燃費性能を向上させるためにエンジン排気量を下げ、そのエンジン排気量の縮小に伴うパワーダウンを低過給圧のターボチャージャーで補うといった考え方で作られたエンジンで、ハイブリッドシステムを嫌うヨーロッパの自動車メーカーでよく使われています。
あくまでも低燃費ためのターボエンジンですが、このエンジンではスポーツモデル並みの「リッターあたり100ps」を発生させています。

ただ、結局は2リッターNAエンジンと同レベルのパワースペックでしかないので、思ったほどパワフルさを感じることはできません。

ファミリーカーの中型ミニバンとしての走りは十分堪能できます。

※パワーユニットの評価:★★★☆☆(3)

●2リッターNAエンジン+ハイブリッドシステム

○エンジン
・エンジン型式:LFA型
・エンジン排気量:1993cc
・シリンダー配列:直列
・シリンダー数:4気筒
・バルブ構造:DOHC16バルブ
・燃料供給:ポート噴射
・特別な機能:可変バルブタイミング機構によるミラーサイクル制御

○電気モーター
・電気モーター形式:H4型

○ハイブリッドシステム:SPORT HYBRID i-MMD
○ハイブリッドバッテリー:リチウムイオンバッテリー

◆スペック

○エンジン
・最大出力:145ps/6200rpm
・最大トルク:17.8kgf・m/4000rpm

○電気モーター
・最大出力:184ps
・最大トルク:32.1kgf・m

○システムパワー:約184ps

・1リッターあたりのパワー:約92ps
・パワーウェイトレシオ:約9.72kg/ps

このパワーユニットは、ハイブリッドモデルの・・・

・「SPADA HYBRID B HondaSENSING」グレード
・「SPADA HYBRID G HondaSENSING」グレード
・「SPADA HYBRID G・EX HondaSENSING」グレード

に採用されています。

このハイブリッドシステムは、「SPORT HYBRID i-MMD」と呼ばれるもので、ステップワゴンシリーズ以外にもアコードやCR-V、インサイト、オデッセイなどといったホンダの小型・中型モデルに積極的に採用されているハイブリッドシステムです。

ハイブリッドシステムというとエンジンと電気モーターのパワーを同時に使って走ると思ってしまいますが、このハイブリッドシステムはそうではなく・・・

・電気モーターだけ走る(バッテリーの電気で)
・電気モーターだけ走る(エンジンが発電する電気で)
・エンジンだけで走る

といった3つのパターンを切り替えながら走るもので、決して同時に両方のパワーを使って走ることはありません。

通常はバッテリーの電気を使って電気モーターだけで走っていて、バッテリーの充電量が少なくなったりパワーが必要な時だけエンジンをかけて発電し、その電気を使って電気モーターで走ります。
そして高速道路や流れの良い幹線道路などでの走行のようなある程度以上のスピードレンジでなおかつスピードの変化があまりない場合は、電気モーターで走ると電力消費が大きいためエンジンで走る形となります。

パワーとしては184psとなかなかのもので、2リッターNAエンジンクラスの中型ミニバンとしてはかなりパワーがあることになります。
ただ、車両重量が重たいのでだからといって機敏な走りができるわけではありません。
街乗りなら十分すぎるぐらいです。

※パワーユニットの評価:★★★★☆(4)

ホンダ・ステップワゴン・スパーダに採用されているトランスミッション

●電気式無段変速機

これはハイブリッドモデルに採用されていることになっていますが、このモデルに採用されているハイブリッドシステムにはトランスミッションという概念がないため、正しくはトランスミッションではありません。
厳密にいえばm動力の切り替え、発電機の制御に使うギヤボックスとなります。

●CVT

これは1.5リッターターボエンジンモデルに採用されているものです。

特にこれといって特徴のない、どの自動車メーカーにもある普通のCVTです。

走行性能はベルトがズルズルと滑ることによって起こる、ドライブフィールの悪化、加速不良、パワーロスがあり、決して褒められたものではありません。
せっかくいいエンジンを搭載しているのにそれに対するトランスミッションがCVTというのは残念以外の何物でもありません。

※トランスミッションの評価:★☆☆☆☆(1)

ホンダ・ステップワゴン・スパーダの走行性能を決める構造

ホンダ・ステップワゴン・スパーダのボディ剛性を決めるプラットフォーム・シャシー

ステップワゴンと全く同じプラットフォーム、シャシー、フレームを使っていますので、性能的にもステップワゴンと同様に中型大衆ミニバンとしてはかなりの優れものです。

これだけしっかりと作られていれば、ノア・ヴォクシー・エスクァイア兄弟モデルのように頻繁にスライドドアの位置調整を頻繁に行わなくても済むことでしょう。

※ボディ剛性の評価:★★★★☆(4)

ホンダ・ステップワゴン・スパーダの走りの質を決めるサスペンション構造

サスペンション構造も標準モデルのステップワゴンと全く同じ・・・

・フロントサスペンション:マクファーソンストラット
・リヤサスペンション:FF=トーションビーム 4WD=ド・ディオン

が採用されています。

フロントサスペンションは実績のあるマクファーソンストラットですので申し分ありません。
対してリヤサスペンションですが、まず4WDモデルに採用されているド・ディオンはいいでしょう。
ド・ディオンとは、デファレンシャルギヤケースをシャシーに固定する形を取ったリジットサスペンションで、リジットサスペンションでありながらバネ下重量が軽いことからサスペンションの動きが軽快でよく動きます。
独立懸架とまではいきませんが、乗り心地もまずまずで走行性能もリジットサスペンションの中ではよくできていると思います。

問題は2WDモデルに採用されているトーションビームです。

諸元表では「車軸式」となっていますが現物を見ればすぐにわかります・・・あのトーションビームです。
トーションビームはサスペンション構造の中でも非常の珍しいビームアクスル自体が捻じれる構造を持っています。

通常、どんなサスペンション構造でもリンクやアーム自体が曲ったり捻じれたりすることを想定しておらず、むしろ曲がらないように捻じれないようにとしっかりと作ることでより安定して走行性能を発揮させるようにするものですが、トーションビームはとにかく安く作らなければならないため、複数のリンクやアームを使うことができず「コの字」型のビームアクスルを1つだけ使い、それ自体を捻じらせることで左右のタイヤが違う動きをした時に対応するような仕組みなっているのです。

捻じれることを想定しているため、他のサスペンション構造のようにビームアクスルに強度を持たせることができないため、サスペンション全体が終始フニャフニャしてしまい、直線では直進安定性の悪化、コーナーではグリップ力の低下を引き起こしてしまいます。
乗り心地も常にフワフワ、強度がないことからあろうことか左右にも揺れる始末です。

ステップワゴンシリーズの中で一番ガッカリさせられた部分がこのトーションビームです。

※サスペンション構造の評価:★☆☆☆☆(1)

ホンダ・ステップワゴン・スパーダのストッピングパワーを生み出すブレーキシステム

ブレーキシステムもステップワゴンと同じ・・・

・フロント:1ポットフローティングキャリパー+ベンチレーテッドディスク ディスクブレーキ
・リヤ:1ポットフローティングキャリパー+ソリッドディスク ディスクブレーキ

といった四輪ディスクブレーキが採用されています。

効き目も十分、制動力のこまかい修正にも対応できています。
ただ、やはりフェードに弱い部分があるようで、全く効かなくなることは稀ですがブレーキを少しでも酷使すると効き目がモッサリするようになることから時々ヒヤッとすることがあります。

※ブレーキシステムの評価:★★☆☆☆(2)

ホンダ・ステップワゴン・スパーダに搭載されている4WDシステム

ステップワゴン・スパーダにおいても1.5リッターターボエンジンモデルだけに4WDモデルが用意されています。
採用されている4WDシステムは「リアルタイムAWD」と呼ばれているもので、電動式油圧ポンプで作られた油圧を使って、湿式多板クラッチ式カップリングを制御することでFFの2WDと4WDを切り替えます。

通常は常にFF状態で走り、フロントタイヤが空転した時や各センサーの信号からそれが予測される時だけ4WDになるというスタイルであることからスタンバイ4WDとなり、あくまでも緊急脱出用の生活四駆ということになります。

ビスカスカップリングを使ったスタンバイ4WDとは違い、フロントタイヤが空転してから4WD状態になるだけではなく、ステアリングの切れ角度やスピード、変速比の状態、前後G、傾斜角度、ブレーキの油圧、スロットルバルブの開度、気温などから滑りやすい路面であることを積極的に予測するようにはなっていますが、4WD状態になっている時間はごくわずかで、センターデフを持つフルタイム4WDのようにトラクション性能を劇的に向上させることはできません。
しいて言えば「高級なスタンバイ4WD」といった感じでしょう。

※4WDシステムの評価:★☆☆☆☆(1)

ホンダ・ステップワゴン・スパーダの燃費性能

ホンダ・ステップワゴン・スパーダのカタログ燃費と実燃費

●1.5リッターターボエンジンモデル

・カタログ燃費(JC08モード):最大16.0km/L
・実燃費:約9km/L

※燃費性能の評価:★★☆☆☆(2)

●ハイブリッドモデル
・カタログ燃費(WLTCモード):最大20.0km/L
・カタログ燃費(WLTCモード・市街地):最大18.8km/L
・カタログ燃費(WLTCモード・郊外):最大21.7km/L
・カタログ燃費(WLTCモード・高速道路):最大19.5km/L

・実燃費:約16km/L

※燃費性能の評価:★★★☆☆(3)

ホンダ・ステップワゴン・スパーダに採用されている低燃費装備

●1.5リッターターボエンジンモデル

・可変バルブタイミング機構
・CVT
・電動パワーステアリング機構
・オルタネーター制御
・直噴エンジン

●ハイブリッドモデル

・ハイブリッドシステム
・ミラーサイクル制御
・可変バルブタイミング機構
・電動パワーステアリング機構
・充電制御
・アイドリングストップ機構

ホンダ・ステップワゴン・スパーダのライバルモデル比較

ホンダ・ステップワゴン・スパーダのライバルとなるのは日産・セレナ

ステップワゴン・スパーダには1.5リッターターボエンジンモデル以外に2リッターハイブリッドモデルがあります。
ステップワゴンシリーズ以外の中型ミニバンの中で2リッターハイブリッドモデルがあるモデルといえば、元祖・ハイブリッド中型ミニバンとなる日産のセレナです。

日産のセレナは2019年現在で5代目モデルが発売されていますが、4代目モデルを発売していた2012年の時に簡易型ハイブリッドシステムとなりますがスマートシンプルハイブリッド「S-HYBRID」というハイブリッドシステムを搭載して中型ミニバンクラスで初となるハイブリッドモデルを発売しました。

このハイブリッドモデルは5代目モデルにも用意されましたが、5代目モデルではシリーズハイブリッドシステムの「e-POWER」を搭載したモデルが追加され、ハイブリッドモデルの中心はe-POWERモデルへとなっていきました。

ここではそのe-POWERモデルとステップワゴン・スパーダのハイブリッドモデルで比較をしてみたいと思います。
●ホンダ・ステップワゴン・スパーダの概要

・カテゴリー:中型トールミニバン
・車格:中型大衆モデル
・エンジン排気量:約2リッター
・パワーユニット形式:LFA型+H4型 SPORT HYBRID i-MMD
・比較対象グレード:「SPADA HYBRID G・EX HondaSENSING」グレード

●日産・セレナの概要

・カテゴリー:中型トールミニバン
・車格:中型大衆モデル
・エンジン排気量:約1.2リッター
・エンジン形式:HR12DE型+EM57型 e-POWER
・比較対象グレード:「e-POWER ハイウェイスターV」グレード

ホンダ・ステップワゴン・スパーダと日産・セレナのパワースペック比較

●ホンダ・ステップワゴン・スパーダ

・システムパワー:約184ps

●日産・セレナ

・システムパワー:約136ps

※パワースペック比較結果

ハイブリッドシステムの構造が全く違うので同じハイブリッドモデルといってもかなりの差がつきました。
e-POWERモデルはもともとはコンパクトカー用のシリーズハイブリッド式のハイブリッドシステムであったため、パワーはかなり低めとされています。
それに対してステップワゴン・スパーダのはハイブリッドシステムは中型クラス用のハイブリッドシステムとして設計されているため電気モーターのパワーもかなりパワフルにされています。

圧倒的にステップワゴン・スパーダの方が走っていて楽しいでしょう。

ホンダ・ステップワゴン・スパーダと日産・セレナの燃費性能比較

●ホンダ・ステップワゴン・スパーダ

・カタログ燃費(JC08モード):最大25.0km/L
・実燃費:約16km/L

●日産・セレナ

・カタログ燃費(JC08モード):最大26.2km/L
・実燃費:約22km/L

※燃費性能比較結果

ステップワゴン・スパーダは2リッターエンジン、セレナは1.2リッターエンジンとハイブリッドモデルだとしてもセレナのほうがエンジン排気量がかなり小さくなっています。
その分だけ消費量が少なくなることから実燃費がよくなっているようです。

ホンダ・ステップワゴン・スパーダと日産・セレナの販売価格帯比較

●ホンダ・ステップワゴン・スパーダ(2リッターハイブリッドモデルのみ)

約291万円~約366万円

●日産・セレナ(e-POWERモデルのみ)

約299万円~約377万円

※販売価格帯比較結果

どちらも同じような価格帯となっていますが、どうせ同じお金を払うのであれば走りの性能が優れているステップワゴン・スパーダを選んだ方がいいかと思います。

ただ、燃料費と維持費(自動車税のランクがセレナの方がひとつ下なので)を見ればセレナということになります。

まとめ

これまでのライフスタイルから突然、大人しい無難な大衆中型ミニバンに乗り換えるのは難しいかと思いますが、ステップワゴン・スパーダなら何とかカッコがつくのではないでしょうか。

ただし、いくらカッコよくドレスアップされているからといってもそれは見た目だけであって中身は、一般的なサラリーマンのお父さんが購入する無難なステップワゴンと全く同じですからファミリーカーらしい運転をしてもらいたいと思います。
ステップワゴン・スパーダのみならず、ちょっと攻撃的なフロントデザインを持つ車に乗ると何を勘違いしたのか、荒々しい運転をしたり、ここ最近話題となっている「あおり運転」まがいのことをする方が多いようですが、390psにチューニングモデルに乗っている人間から言わせてもらえば、そういった車も普通のファミリーカーも同じ、ステップワゴンもステップワゴン・スパーダも同じ、パワーもない、コーナーリングも悪い大衆車にしか見えません。

まるで「井の中の蛙」であって国産自動車という広い視野で見ればたいした車ではないのです。
そこのところをしっかりと理解していただいて、ステップワゴン・スパーダのデザインや中型ミニバンの中では優れた動力性能、走行性能を楽しみながら、家族へ奉仕してもらいたいと思います。

※総合評価:★★★☆☆(3)

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