過去に輝かしい歴史を残したのに突然売れなくなってしまった不思議な車、そうそれがホンダのオデッセイです。
しまいにはモデルの方向性を変えての発売となってしまいましたが、どうしてオデッセイが売れなくなってしまったのか、オデッセイってどういう車なのか、オデッセイの車としての性能はどうなのか、といったところを検証してみたいと思います。
※ご注意
ここではホンダ・オデッセイの自動車としての具体的な性能(動力性能や走行性能など)とこの車を自動車メーカーがどういう風に作り、どういった形で販売しているのかということについてだけ書かれており、個人の好みやセンスによって評価が変わる見た目のエクステリアデザインやインテリアデザイン、使い勝手などには一切触れていません。
目次
ブームに翻弄されたホンダ・オデッセイ
1990年頃、日本の自動車界におけるファミリーカーに大きな変化がありました。
それは多人数乗りファミリーカーとして親しまれてきたワンボックスワゴンモデルがどんどん変化していったことです。
ワンボックスワゴンモデルといえば商用ワンボックスバンを流用して作られた「おまけ」のような車ですが、当時はファミリーカーといえば、セダンやステーションワゴンといったモデルしかなく、乗れてもせいぜい5人から6人が精一杯でそれ以上の人数を乗せるとなると、性能が悪く装備もチープなワンボックスワゴンモデルを選ばざるを得なかったわけです。
そんな中、マツダからMPVというモデルが発売され、その時に初めてアメリカで使われていた「ミニバン」という言葉を持ち込んだことによって日本でアメリカ生まれのミニバンが注目され始めたことで、日本の自動車メーカーもこぞってミニバン作りに励むようになりました。
最初は既存のワンボックスワゴンモデルをつかい、そのモデルの装備を豪華にした形で作り変えたものを発売し、更にワンボックスボディではなくアメリカのミニバンを模した形で無理やりわずかなボンネットをつけ1.5ボックスボディとしました。
それに伴ってパワーユニット、ドライブトレーンなどもキャブオーバーのエンジン縦置きFRレイアウトから、フロントエンジンのエンジン横置きFFレイアウトへと変更され、アメリカのミニバンとはちょっと意味合いが違う「和製ミニバン」が完成することになるのです。
ここから日本で「ミニバンブーム」が巻き起こります。
このように当時のミニバンは全てワンボックスワゴンモデルのモデル系統を受け継ぐもので、全てがトールボディ、最低でも170センチを超える全高を持つボディを持つことになっていましたが、ミニバンブームに乗る形でそれまでセダンやステーションワゴンなどに乗っていた方がミニバンに乗り換えるといった流れがあった中で・・・
「見晴らしはいいが、座る位置が高すぎて落ち着かない」
「コーナーで恐怖を感じるほどの大きなロールが起こる」
「これまで使っていた高架下の道路を走ることができなかった」
などと言った全高が高いことに対する不満が目立つようになっていったのです。
そこでホンダは、全高の低いミニバンを発売することにしたのです。
それが1994年に発売された初代オデッセイです。
若年ファミリーに大ヒットしたロールーフミニバンのオデッセイ
全高約165センチ、長いボンネットにセダンモデルなどと大して変わらないシートの座面高、ミニバンにはちょっと贅沢な四輪独立懸架がもたらすセダンモデルのような走行性能を持つ初代オデッセイは、ファミリー層の中でも比較的年齢の若いお父さんがいるファミリーに大ヒットしました。
特に1999年に発売された2代目モデル、2003年に発売された3代目モデルは、ちょっと攻撃的なエクステリアデザインから若年ファミリー層だけでなくドキュン系ファミリーに大人気となり、それは今でも中古車市場で続いています。
しかし、4代目モデルが発売された2008年以降は、「ミニバンブーム」から「エコカーブーム」「ハイブリッドカーブーム」へと世の中の志向が変化したこともあってミニバン自体の需要が少なくなり、少ない需要の中においても見た目や性能より、よりミニバンらしい快適性、居住性をミニバンに求めるような流れとなりました。
そうなるとロールーフミニバンのオデッセイは分が悪くなります。
トールミニバンより圧倒的にキャビン容量が少ないですし、どういうわけかミニバンにスライドドアを求める傾向があるようで、それにも合致しません。
同じ大型ミニバンでもアルファード・ヴェルファイア兄弟モデルやエルグランドがそこそこ売れる中でもロールーフミニバンのオデッセイの人気はどんどん下降していくばかりでした。
ロールーフミニバンからミドルルーフミニバンへ転換したオデッセイ
トヨタのように人気のないモデルをバッサリと切り捨てることができないホンダはオデッセイの延命措置を取ります。
その方法は、いい車なのですが他の大型ミニバンの人気に圧倒されてしまいほとんど売れていなかった大型トールミニバンのエリシオンと統合する形で「新生オデッセイ」を作り上げることでした。
それまでのオデッセイはロールーフミニバン、一方のエリシオンはトールミニバン、その2つのモデルを足して2で割った形で作ったからか新生オデッセイはそのちょうど真ん中のミドルルーフミニバンとされました。
車格は旧オデッセイを受け継ぐ形で中・大型ミニバンクラスとなり、パワーユニットも2.4リッターNAエンジンの他に後日2リッターハイブリッドモデルが用意されました。
この策によってオデッセイの需要は少しずつ多くなりましたが、そもそもミニバン自体があまり売れないこともあって大ヒットには至っていません。
ホンダ・オデッセイのこれまでの出来事(2019年12月現在)
●初代モデル RA1/2/3/4/5型 1994年10月発売
※ロールーフミニバン時代
・1996年1月 一部改良 「エクスクルーシブ」モデルの追加
・1996年9月 マイナーチェンジ デザインの小変更 装備の小変更 グレードの変更
・1997年8月 マイナーチェンジ デザインの小変更 2.3リッターエンジンの採用 「エクスクルーシブ」モデルの廃止
・1997年10月 3リッターエンジンモデル「プレステージ」の追加
・1997年12月 「エアロスピリット」の追加
・1998年5月 「リミテッド」の追加
・1998年11月 「ファインスピリット」グレード、「VGツーリング」グレードの追加
・1999年5月 「ナビスピリット」の追加
・1999年8月 「スマートスピリット」の追加
●2代目モデル RA6/7/8/9型 1999年12月発売
※ロールーフミニバン時代
・2000年8月 「MQ」グレードの追加
・2001年2月 「サウンドスピリット」の追加
・2001年11月 マイナーチェンジ デザインの小変更 「アブソルート」モデルの追加
・2002年10月 マイナーチェンジ デザインの小変更
・2003年2月 「プレミアムサウンドスピリット」の追加
・2003年5月 「アブソルート リミテッド」「ファインスピリット」の追加
●3代目モデル RB1/2型 2003年10月発売
※ロールーフミニバン時代
・2004年12月 一部改良
・2005年6月 「HDDナビ エディション」の追加
・2005年10月 一部改良 「M・エアロ エディション」の追加 「S」グレードの廃止
・2006年4月 マイナーチェンジ デザインの小変更 「B」グレードの追加 「M エアロパッケージ」の追加
・2007年2月 一部改良 「S」グレードの追加 「S・エアロパッケージ」の追加
・2007年8月 「L・Kパッケージ」の追加
●4代目モデル RB3/4型 2008年10月発売
※ロールーフミニバン時代
・2009年9月 一部改良 「M エアロパッケージ」グレード、「M・ファインスピリット」グレード、「M・ファインスピリット エアロパッケージ」グレードの追加 「マルチナビパッケージ」の追加
・2011年10月 マイナーチェンジ デザインの小変更 グレードの変更 「M・S」グレードの追加
・2012年7月 一部改良 「MX・エアロパッケージ」グレードの追加
●5代目モデル RC1/2/4型 2013年11月発売
※ミドルルーフミニバン時代
・2014年5月 「G・エアロパッケージ」グレードの追加
・2014年10月 「ABSOLUTE・20th Anniversary」の追加
・2015年1月 一部改良 「Honda SENSING」の採用グレードの拡大 「ABSOLUTE・20th Anniversaryパッケージ」の追加 「B」グレードの廃止
・2015年9月 「ABSOLUTE・Advance」グレード、「ABSOLUTE・EX Advance」グレードの追加
・2016年2月 ハイブリッドモデルの追加 一部改良
・2017年11月 マイナーチェンジ デザインの小変更 グレードの変更
ホンダ・オデッセイが属するカテゴリー
●車格:中・大型大衆モデル
●用途・目的:生活車
●車両カテゴリー:中・大型ミドルルーフミニバン
●エンジン排気量クラス:2リッターハイブリッドクラス、2.4リッタークラス
ホンダ・オデッセイのオーナー層
●年齢層:30歳ぐらいから60歳ぐらいまで
●性別:男性
●経済力:富裕層(新車購入)、高収入層(新車購入)、大衆層(新車購入)、低収入層(中古車購入)
●その他:純粋なファミリーカーとしての需要がある
ホンダ・オデッセイの車体の構成・選択肢
●パワーユニット
・ガソリンエンジン
・ガソリンエンジン+ハイブリッドシステム
●トランスミッション
・電気式無段変速機(諸元表上)
・CVT
●エンジン・ドライブトレーンレイアウト
・FF
・スタンバイ式4WD
●サスペンション構造
・フロントサスペンション:マクファーソンストラット(コイルスプリング)
・リヤサスペンション:FF=トーションビーム(コイルスプリング) 4WD=ド・ディオン(コイルスプリング)
●ブレーキシステム
・フロント:ベンチレーテッドディスク ディスクブレーキ
・リヤ:ソリッドディスク ディスクブレーキ
●ベースモデル
・なし
●兄弟車
・なし
ホンダ・オデッセイのモデル構成とグレード構成
オデッセイにはパワーユニットの違いによる3つのモデルが用意されています。
ハイブリッドモデル
このモデルには3つのグレードが用意されています。
・HYBRID HondaSENSING グレード(2WD)(7人乗り・8人乗り)
・HYBRID ABSOLUTE HondaSENSING グレード(2WD)(7人乗り・8人乗り)
・HYBRID ABSOLUTE・EX HondaSENSING グレード(2WD)(7人乗り)
●「HYBRID Honda SENSING」グレードの主な装備
・電子制御パーキングブレーキ
・オートブレーキホールド機能
・車両接近通報装置
・ティーチング機能付エコアシスト
・アイドリングストップシステム
・HondaSENSING:衝突軽減ブレーキ
・HondaSENSING:誤発進抑制機能
・HondaSENSING:歩行者事故低減ステアリング
・HondaSENSING:路外逸脱抑制機能
・HondaSENSING:渋滞追従機能付
・HondaSENSING:アダプティブ・クルーズ・コントロール
・HondaSENSING:車線維持支援システム
・HondaSENSING:先行車発進お知らせ機能
・HondaSENSING:標識認識機能
・運転席用i-SRSエアバッグシステム
・助手席用i-SRSエアバッグシステム
・フロントシート用i-サイドエアバッグシステム
・全シート用サイドカーテンエアバッグシステム
・エマージェンシーストップシグナル
・前後調節機構付1列目ヘッドレスト
・EBD付ABS
・VSA
・LEDヘッドライト
・LEDフォグライト
・Motion Adaptive EPS
・ヒルスタートアシスト機能
・イモビライザー
・セキュリティーアラーム
・EVスイッチ
・アレルフリー高性能脱臭フィルター付フルオートフロントエアコンディショナー
・プラズマクラスター技術搭載マニュアルリアクーラー
・セカンドシート/サードシート用独立エアコンアウトレット
・ブルー メーター照明色
・マルチインフォメーション・ディスプレイ
・スライドドア・イージークローザー付両側パワースライドドア
・スライドドア LEDアウターウエルカムライト
・ナビ装着用スペシャルパッケージ
・ETC2.0車載器
・6スピーカー
・全ドアワンタッチ式パワーウインドウ
・Hondaスマートキーシステム&パワースイッチ
・ワンタッチウインカー
・ヘッドライトオートオフ機能
・DC12V アクセサリーソケット(
・テールゲート連動 車速連動オートドアロック
・テールゲート連動 パワードアロック
・テレスコピック&チルトステアリング調整機構
・運転席 フットレスト
・リアヒーターダクト
・イルミネーションコントロールスイッチ
・デジタルクロック
・運転席 8ウェイパワーシート
・オットマン/ボトルホルダー/角度調節式両側アームレスト付プレミアムクレードル セカンドシート(7人乗り)
・ドリンクホルダー/センターアームレスト付6:4分割スライド機能付セカンドシート(8人乗り)
・床下格納/3分割リクライニング機能付サードシート
・本革巻ステアリングホイール
・木目調 インストルメントパネル
・木目調 フロントドアパネル
・運転席用&助手席用バニティーミラー付サンバイザー
・センターピラーグリップ
・フロントシート 角度調節式アームレスト
・セカンドシート ウォークイン機構
・運転席ハイトアジャスター
・ドリンクホルダー付センターコンソールリフトアップトレイ
・セカンドシート用 大型ロールサンシェード
・運転席/助手席 シートバックポケット
・ソフトパッド インストルメントパネル
・フロントシート用 LEDルームランプ
・フロントシート用 左右独立LEDスポットランプ
・セカンドシート/サードシート用左右独立ルームランプ
・フロント LEDカーテシーランプ
・ラゲッジルームランプ
・室内確認用ミラー付サングラスボックス
・グローブボックス
・防眩ルームミラー
・運転席/助手席/2列目左右/3列目左右 グラブレール
・セカンドシート右側 コートフック
・遮音/IRカット/UVカット機能/ハーフシェード付フロントウインドウガラス
・IRカット/スーパーUVカットフロントドアガラス
・高熱線吸収/UVカット機能付 フロントコーナーガラス
・高熱線吸収/UVカット機能付プライバシー リアドアガラス
・高熱線吸収/UVカット機能付プライバシー リアクォーターガラス
・高熱線吸収/UVカット機能付プライバシー テールゲートガラス
・コンフォートビューパッケージ:親水/ヒーテッドドアミラー
・コンフォートビューパッケージ:フロントドア撥水ガラス
・大開口フロントグリル
・エアロダイナミクス・カラード フロント/リアバンパー
・エアロダイナミクス・ドアロアーガーニッシュ
・導光タイプLEDポジションランプ
・LEDストップランプ&LEDテールランプ リアコンビネーションランプ
・吸音タイプ リアインナーフェンダー
・カラード テールゲートスポイラー
・熱線式リアウインドウデフォッガー
・ミスト機構付車速連動間欠/バリアブル間欠フロントワイパー
・リバース連動ウオッシャー付間欠リアワイパー
・LEDウインカー付/オートリトラミラー機能付電動格納式リモコンカラードドアミラー
・LEDリアライセンスランプ
・215/60R16 95Hサイズ タイヤ
・16インチ×6.5J アルミホイール
・電動サーボブレーキシステム
・振幅感応型ダンパー
など
●「HYBRID ABSOLUTE HondaSENSING」グレードの主な装備
「HYBRID Honda SENSING」グレードの装備に加えて・・・
・クロームメッキリング付セカンドシート/サードシート用独立エアコンアウトレット
・プライムスムース(合成皮革)×ファブリック コンビシート生地
・黒木目調 インストルメントパネル
・黒木目調 フロントドアパネル
・黒木目調 スライドドアパネル
・照明付運転席用&助手席用バニティーミラー付サンバイザー
・クロームメッキモール付センターピラーグリップ
・215/55R17 94Vサイズ タイヤ
・17インチ×7J アルミホイール
・ABSOLUTE専用チューニングサスペンション
が追加されています。
●「HYBRID ABSOLUTE・EX HondaSENSING」グレードの主な装備
「HYBRID ABSOLUTE HondaSENSING」グレードの装備に加えて・・・
・LEDアクティブコーナリングライト
・マルチビューカメラシステム
・Hondaスマートパーキングアシストシステム
・パーキングセンサーシステム
・後退出庫サポート
・ブラインドスポットインフォメーション
・運転席/助手席シートヒーター
・アレルフリー高性能脱臭フィルター付プラズマクラスター技術搭載トリプルゾーンコントロール・フルオートエアコンディショナー
・100V AC電源
・助手席4ウェイパワーシート
・角度調節式運転席大型アームレスト
・センターコンソールボックス
が追加されています。
2.4リッターNAエンジンモデル
このモデルはモノグレードとなります。
・G・AERO HondaSENSING グレード(2WD・4WD)(7人乗り・8人乗り 4WDモデルは8人乗りのみ)
●「G・AERO HondaSENSING」グレードの主な装備
・エコアシスト
・オフスイッチ付アイドリングストップシステム
・蓄冷エバポレーター
・HondaSENSING:衝突軽減ブレーキ
・HondaSENSING:誤発進抑制機能
・HondaSENSING:歩行者事故低減ステアリング
・HondaSENSING:路外逸脱抑制機能
・HondaSENSING:渋滞追従機能付
・HondaSENSING:アダプティブ・クルーズ・コントロール
・HondaSENSING:車線維持支援システム
・HondaSENSING:先行車発進お知らせ機能
・HondaSENSING:標識認識機能
・運転席用i-SRSエアバッグシステム
・助手席用i-SRSエアバッグシステム
・フロントシート用i-サイドエアバッグシステム
・全シート用サイドカーテンエアバッグシステム
・エマージェンシーストップシグナル
・前後調節機構付1列目ヘッドレスト
・EBD付ABS
・VSA
・LEDヘッドライト
・LEDフォグライト
・Motion Adaptive EPS
・ヒルスタートアシスト機能
・イモビライザー
・セキュリティーアラーム
・アレルフリー高性能脱臭フィルター付フルオートフロントエアコンディショナー
・プラズマクラスター技術搭載マニュアルリアクーラー
・セカンドシート/サードシート用独立エアコンアウトレット
・ホワイト メーター照明色
・マルチインフォメーション・ディスプレイ
・スライドドア・イージークローザー付両側パワースライドドア
・スライドドア LEDアウターウエルカムライト
・ナビ装着用スペシャルパッケージ
・ETC2.0車載器
・6スピーカー
・全ドアワンタッチ式パワーウインドウ
・Hondaスマートキーシステム&パワースイッチ
・ワンタッチウインカー
・ヘッドライトオートオフ機能
・DC12V アクセサリーソケット(
・テールゲート連動 車速連動オートドアロック
・テールゲート連動 パワードアロック
・テレスコピック&チルトステアリング調整機構
・運転席 フットレスト
・リアヒーターダクト
・イルミネーションコントロールスイッチ
・デジタルクロック
・オットマン/ボトルホルダー/角度調節式両側アームレスト付プレミアムクレードル セカンドシート(7人乗り)
・ドリンクホルダー/センターアームレスト付6:4分割スライド機能付セカンドシート(8人乗り)
・床下格納/3分割リクライニング機能付サードシート
・木目調 インストルメントパネル
・木目調 フロントドアパネル
・運転席用&助手席用バニティーミラー付サンバイザー
・センターピラーグリップ
・フロントシート 角度調節式アームレスト
・セカンドシート ウォークイン機構
・運転席ハイトアジャスター
・ドリンクホルダー付センターコンソールリフトアップトレイ
・セカンドシート用 大型ロールサンシェード
・運転席/助手席 シートバックポケット
・ソフトパッド インストルメントパネル
・フロントシート用 LEDルームランプ
・フロントシート用 左右独立LEDスポットランプ
・セカンドシート/サードシート用左右独立ルームランプ
・フロント LEDカーテシーランプ
・ラゲッジルームランプ
・室内確認用ミラー付サングラスボックス
・グローブボックス
・防眩ルームミラー
・運転席/助手席/2列目左右/3列目左右 グラブレール
・セカンドシート右側 コートフック
・遮音/IRカット/UVカット機能/ハーフシェード付フロントウインドウガラス
・IRカット/スーパーUVカットフロントドアガラス
・高熱線吸収/UVカット機能付 フロントコーナーガラス
・高熱線吸収/UVカット機能付プライバシー リアドアガラス
・高熱線吸収/UVカット機能付プライバシー リアクォーターガラス
・高熱線吸収/UVカット機能付プライバシー テールゲートガラス
・コンフォートビューパッケージ:親水/ヒーテッドドアミラー
・コンフォートビューパッケージ:フロントドア撥水ガラス
・大開口フロントグリル
・エアロダイナミクス・カラード フロント/リアバンパー
・エアロダイナミクス・ドアロアーガーニッシュ
・導光タイプLEDポジションランプ
・LEDストップランプ&LEDテールランプ リアコンビネーションランプ
・吸音タイプ リアインナーフェンダー
・カラード テールゲートスポイラー
・熱線式リアウインドウデフォッガー
・ミスト機構付車速連動間欠/バリアブル間欠フロントワイパー
・リバース連動ウオッシャー付間欠リアワイパー
・LEDウインカー付/オートリトラミラー機能付電動格納式リモコンカラードドアミラー
・LEDリアライセンスランプ
・215/55R17 94Vサイズ タイヤ
・17インチ×7J アルミホイール
・電動サーボブレーキシステム
・振幅感応型ダンパー
など
2.4リッターNA直噴エンジンモデル
このモデルには2つのグレードが用意されています。
・ABSOLUTE HondaSENSING グレード(2WD・4WD)(7人乗り・8人乗り 4WDモデルは8人乗りのみ)
・ABSOLUTE・EX HondaSENSING グレード(2WD・4WD)(2WDモデルは7人乗りのみ 4WDモデルは8人乗りのみ)
●「ABSOLUTE HondaSENSING」グレードの主な装備
・エコアシスト
・オフスイッチ付アイドリングストップシステム
・蓄冷エバポレーター
・HondaSENSING:衝突軽減ブレーキ
・HondaSENSING:誤発進抑制機能
・HondaSENSING:歩行者事故低減ステアリング
・HondaSENSING:路外逸脱抑制機能
・HondaSENSING:渋滞追従機能付
・HondaSENSING:アダプティブ・クルーズ・コントロール
・HondaSENSING:車線維持支援システム
・HondaSENSING:先行車発進お知らせ機能
・HondaSENSING:標識認識機能
・運転席用i-SRSエアバッグシステム
・助手席用i-SRSエアバッグシステム
・フロントシート用i-サイドエアバッグシステム
・全シート用サイドカーテンエアバッグシステム
・エマージェンシーストップシグナル
・前後調節機構付1列目ヘッドレスト
・EBD付ABS
・VSA
・LEDヘッドライト
・LEDフォグライト
・Motion Adaptive EPS
・ヒルスタートアシスト機能
・イモビライザー
・セキュリティーアラーム
・アレルフリー高性能脱臭フィルター付フルオートフロントエアコンディショナー
・プラズマクラスター技術搭載マニュアルリアクーラー
・クロームメッキリング付セカンドシート/サードシート用独立エアコンアウトレット
・レッド メーター照明色
・マルチインフォメーション・ディスプレイ
・スライドドア・イージークローザー付両側パワースライドドア
・スライドドア LEDアウターウエルカムライト
・ナビ装着用スペシャルパッケージ
・ETC2.0車載器
・6スピーカー
・全ドアワンタッチ式パワーウインドウ
・Hondaスマートキーシステム&パワースイッチ
・ワンタッチウインカー
・ヘッドライトオートオフ機能
・DC12V アクセサリーソケット(
・テールゲート連動 車速連動オートドアロック
・テールゲート連動 パワードアロック
・テレスコピック&チルトステアリング調整機構
・運転席 フットレスト
・リアヒーターダクト
・イルミネーションコントロールスイッチ
・デジタルクロック
・プライムスムース(合成皮革)×ファブリック コンビシート生地
・オットマン/ボトルホルダー/角度調節式両側アームレスト付プレミアムクレードル セカンドシート(7人乗り)
・ドリンクホルダー/センターアームレスト付6:4分割スライド機能付セカンドシート(8人乗り)
・運転席 8ウェイパワーシート
・床下格納/3分割リクライニング機能付サードシート
・本革巻ステアリングホイール
・黒木目調 インストルメントパネル
・黒木目調 フロントドアパネル
・黒木目調 スライドドアパネル
・照明付運転席用&助手席用バニティーミラー付サンバイザー
・クロームメッキモール付センターピラーグリップ
・フロントシート 角度調節式アームレスト
・セカンドシート ウォークイン機構
・運転席ハイトアジャスター
・ドリンクホルダー付センターコンソールリフトアップトレイ
・セカンドシート用 大型ロールサンシェード
・運転席/助手席 シートバックポケット
・ソフトパッド インストルメントパネル
・フロントシート用 LEDルームランプ
・フロントシート用 左右独立LEDスポットランプ
・セカンドシート/サードシート用左右独立ルームランプ
・フロント LEDカーテシーランプ
・ラゲッジルームランプ
・室内確認用ミラー付サングラスボックス
・グローブボックス
・防眩ルームミラー
・運転席/助手席/2列目左右/3列目左右 グラブレール
・セカンドシート右側 コートフック
・遮音/IRカット/UVカット機能/ハーフシェード付フロントウインドウガラス
・IRカット/スーパーUVカットフロントドアガラス
・高熱線吸収/UVカット機能付 フロントコーナーガラス
・高熱線吸収/UVカット機能付プライバシー リアドアガラス
・高熱線吸収/UVカット機能付プライバシー リアクォーターガラス
・高熱線吸収/UVカット機能付プライバシー テールゲートガラス
・コンフォートビューパッケージ:親水/ヒーテッドドアミラー
・コンフォートビューパッケージ:フロントドア撥水ガラス
・大開口フロントグリル
・エアロダイナミクス・カラード フロント/リアバンパー
・エアロダイナミクス・ドアロアーガーニッシュ
・導光タイプLEDポジションランプ
・LEDストップランプ&LEDテールランプ リアコンビネーションランプ
・吸音タイプ リアインナーフェンダー
・カラード テールゲートスポイラー
・熱線式リアウインドウデフォッガー
・ミスト機構付車速連動間欠/バリアブル間欠フロントワイパー
・リバース連動ウオッシャー付間欠リアワイパー
・LEDウインカー付/オートリトラミラー機能付電動格納式リモコンカラードドアミラー
・LEDリアライセンスランプ
・215/55R17 94Vサイズ タイヤ
・17インチ×7J アルミホイール
・電動サーボブレーキシステム
・ABSOLUTE専用チューニングサスペンション
・パドルレバー
・振幅感応型ダンパー
など
●「ABSOLUTE・EX HondaSENSING」グレードの主な装備
「ABSOLUTE HondaSENSING」グレードの装備に加えて・・・
・LEDアクティブコーナリングライト
・マルチビューカメラシステム
・Hondaスマートパーキングアシストシステム
・パーキングセンサーシステム
・後退出庫サポート
・ブラインドスポットインフォメーション
・運転席/助手席シートヒーター
・アレルフリー高性能脱臭フィルター付プラズマクラスター技術搭載トリプルゾーンコントロール・フルオートエアコンディショナー
・助手席4ウェイパワーシート
・角度調節式運転席大型アームレスト
・センターコンソールボックス
が追加されています。
ホンダ・オデッセイに搭載されるパワーユニットと動力性能
ホンダ・オデッセイには3種類のパワーユニットが設定されています。
●2リッターNAエンジン+ハイブリッドシステム
○エンジン
・エンジン型式:LFA型
・エンジン排気量:1993cc
・シリンダー配列:直列
・シリンダー数:4気筒
・バルブ構造:DOHC16バルブ
・燃料供給:ポート噴射
・特別な機能:可変バルブタイミング機構によるミラーサイクル制御
○電気モーター
・電気モーター形式:H4型
○ハイブリッドシステム:SPORT HYBRID i-MMD
○ハイブリッドバッテリー:リチウムイオンバッテリー
◆スペック
○エンジン
・最大出力:145ps/6200rpm
・最大トルク:17.8kgf・m/4000rpm
○電気モーター
・最大出力:184ps
・最大トルク:32.1kgf・m
○システムパワー:約184ps
・1リッターあたりのパワー:約92ps
・パワーウェイトレシオ:約10.2kg/ps
このパワーユニットはハイブリッドモデルのすべてのグレードに採用されているものです。
このハイブリッドシステムは、「SPORT HYBRID i-MMD」と呼ばれるもので、アコードやステップワゴン・スパーダ、CR-V、インサイトなどにも採用されています。
このハイブリッドシステムは・・・
・バッテリーを電源とした電気モーターだけでの走行パターン
・エンジンよって発電される電気を電源として電気モーターだけでの走行パターン
・エンジンだけでの走行パターン
といった3つの走行パターンを切り替えながら走るもので、通常は「バッテリーを電源とした電気モーターだけでの走行パターン」で走りますが、バッテリー充電量が少なかったり、パワーを必要とする時は「エンジンよって発電される電気を電源として電気モーターだけでの走行パターン」で走ります。
エンジンだけで走るのは、高速道路などある程度のスピードが出ている時だけで街乗りレベルのスピードレンジではほとんど使われません。
従って、フィットの「SPORT HYBRID i-DCD」のようにエンジンのパワーと電気モーターのパワーをあわせて走るということがありませんので、システムパワーはパワースペックの高い電気モーターのパワースペックということになります。
パワーとしては2リッターエンジンクラスとしてみれば184psを中々の数字になりますが、重量が2トン近くになる車体を軽快には知らせるところまでは言っていません。
あくまでもファミリーカー向けのハイブリッドシステムといった感じです。
※パワーユニットの評価:★★★☆☆(3)
●2.4リッターNAエンジン
・エンジン型式:K24W型
・エンジン排気量:2356cc
・シリンダー配列:直列
・シリンダー数:4気筒
・バルブ構造:DOHC16バルブ
・燃料供給:ポート噴射
◆スペック
・最大出力:175ps/6200rpm
・最大トルク:23.0kgf・m/4000rpm
・1リッターあたりのパワー:約72.9ps
・パワーウェイトレシオ:約10.4kg/ps
このエンジンは国内ではこのオデッセイの「G・AERO HondaSENSING」グレードにだけ与えらえているエンジンで、オデッセイにおいて標準的なエンジンとされるものです。
2.4リッターながら175psというのは少々悲しいですが、廉価グレード用のエンジンということで仕方がありません。
とりあえずはファミリーカーとしての走りは十分にこなせます。
※パワーユニットの評価:★★☆☆☆(2)
●2.4リッターNA直噴エンジン
・エンジン型式:K24W型
・エンジン排気量:2356cc
・シリンダー配列:直列
・シリンダー数:4気筒
・バルブ構造:DOHC16バルブ
・燃料供給:筒内直接噴射
◆スペック
・最大出力:2WDモデル=190ps/6400rpm 4WDモデル=185ps/6400rpm
・最大トルク:2WDモデル=24.2kgf・m/4000rpm 4WDモデル=24.0kgf・m/4000rpm
・1リッターあたりのパワー:2WDモデル=約79.1ps 4WDモデル=約77.1ps
・パワーウェイトレシオ:2WDモデル=約9.63kg/ps 4WDモデル=約9.94kg/ps
このエンジンは「G・AERO HondaSENSING」グレードにだけ与えらえているエンジンを直噴化させたもので、「ABSOLUTE HondaSENSING」グレードと「ABSOLUTE・EX HondaSENSING」グレードに採用されています。
ホンダの直噴エンジンはなかなか性能が良く燃費性能が良いだけでなく、スラッジの発生量も少なく、パワーアップにも貢献しています。
ポート噴射エンジンと比べるとパワーにして15ps、トルクにして1.2kgf・mほどスペックが高められています。
もちろん走りもわずかながらですが向上しており、高速道路や峠道のヒルクライムも思ったほど苦にはなりません。
※パワーユニットの評価:★★★☆☆(3)
ホンダ・オデッセイに採用されているトランスミッション
●電気式無段変速機
これは諸元表上ではハイブリッドモデルにだけ採用されているトランスミッションという形になっていますが、ハイブリッドシステム「SPORT HYBRID i-MMD」の構造上、ダイレクトにエンジンや電気モーターがドライブトレーンを駆動させているので、トランスミッションは存在しません。
ここでは動力を切り替えたり、発電機の制御をするためのギヤボックスとして理解しておきましょう。
●CVT
これはガソリンエンジンモデルにだけ採用されているものです。
ごく普通の金属ベルト式のCVTで特にこれといった特徴があるものではありません。
しいて言えば、パドルレバーで疑似マニュアル変速を楽しむことができるぐらいです。
例によってずるずる滑るCVTでしかありません。
※トランスミッションの評価:★☆☆☆☆(1)
ホンダ・オデッセイの走行性能を決める構造
ホンダ・オデッセイのボディ剛性を決めるプラットフォーム・シャシー
オデッセイのプラットフォーム、シャシーは、このモデルのために設計されたもので、ホンダらしいかなり頑丈な作りが与えられています。
全高が高いトールミニバンではなく、ほどほどに全高が低いミドルルーフミニバンであることもいい影響を与えていると思われます。
※ボディ剛性の評価:★★★☆☆(3)
ホンダ・オデッセイの走りの質を決めるサスペンション構造
オデッセイのサスペンション構造は、諸元表上では・・・
・フロントサスペンション:マクファーソンストラット
・リヤサスペンション:FF=車軸式 4WD=ド・ディオン
とされていますが実際のところはFFモデルのリヤサスペンションが車軸式ではなく・・・
・フロントサスペンション:マクファーソンストラット
・リヤサスペンション:FF=トーションビーム 4WD=ド・ディオン
とトーションビームとなっています。
あの最悪なサスペンション構造のトーションビームです・・・これにはかなりガッカリさせられました。
これなら4WDモデルと共通でド・ディオン式にしてもらった方がよかったと思います。
トーションビームは低コストと省スペースを狙ったサスペンション構造で、走行性能や乗り心地がかなり犠牲になっています。
ビーム自体の捻じれもサスペンションの動きとして捉えているためセッティングが難しく、ビームの強度もサスペンション構造の動きに大きくかかわってくるため、まともなものはほとんど見かけません。
直進ではバタつきますし、コーナーではまったくねばらないといった感じです。
その点、4WDモデルに採用されているド・ディオン式は優秀です。
リヤデファレンシャルギヤケースをシャシーに固定してそこからドライブシャフトを伸ばしてタイヤを回すといった一見すると独立懸架のように見えますが、左右が太いシャフトで物理的に連結固定されているためサスペンションの動きはリジットサスペンションと同じとなります。
こちらのサスペンション構造は強度も確保することができますし、セッティング次第ではコーナーリングもそこそここなすことができるので、FFモデルもこのサスペンション構造を採用してもらいたかったです。
運転した感じとしてはやはり乗り心地重視のセッティングがされていて、動きはモッサリしています。
ただ、コーナーリング時のロールは重心が低いせいか思ったほど大きくはならず、峠道でも意外と安心して走ることができますが、ある一定のところを超えたとたんにリヤタイヤがリバースする予兆を見せ、VSAが介入することになります。
※サスペンション構造の評価:★☆☆☆☆(1)
ホンダ・オデッセイのストッピングパワーを生み出すブレーキシステム
オデッセイはフル定員で乗ると2トン近くになる重量級の車ですのでブレーキも軽視することができません。
しかし、搭載されているブレーキシステムをみると・・・
・フロント:1ポットフローティングキャリパー+ベンチレーテッドディスク ディスクブレーキ
・リヤ:1ポットフローティングキャリパー+ソリッドディスク ディスクブレーキ
どうやら十分であるようです。
ただ、ブレーキの構造と効き具合と別です。
実際に運転してみると街乗り程度の走りでは従分な制動力を得ることができますが、ブレーキに負担がかかる峠道や高速道路で一気に減速しなければならない時などに時々不安を感じます。
ブレーキパッドが悪いのかブレーキローターが悪いのかわかりませんが、ブレーキパッドを社外品のものに交換したら多少改善されたという話を聞いたことがありますので、ブレーキパッドが悪いのかもしれません。
※ブレーキシステムの評価:★★☆☆☆(2)
ホンダ・オデッセイに搭載されている4WDシステム
オデッセイにはガソリンエンジンモデルにだけ4WDモデルが用意されています。
その4WDモデルに採用されている4WDシステムはヴェゼルに採用例がある「リアルタイムAWD」と呼ばれているものです。
この4WDシステムは通常はFF状態で走り、フロントタイヤが空転してリヤタイヤとの回転差が大きくなった時や傾斜センサーで上り坂を検知した時、Gセンサーやスロットル開度、トランスミッションの状態からフロントタイヤが空転する可能性がある時、コーナーリングを検知した時などといった時だけリヤタイヤにも動力を伝えるといったいわゆる「スタンバイ4WD」です。
構造としては、電気モーターで回される油圧ポンプで作った油圧を湿式多板クラッチ(カップリング)に与えて、圧着させることで、リヤタイヤへの動力を伝える量を調整します。
調整するといっても基本的にオン・オフのどちらかで。その途中で半クラッチ状態なることで前後トルク配分が変化するだけです。
生活四駆ですのではっきり言ってトラクション性能はあまり良くなく、あくまでも緊急脱出用の4WDシステムとして捉えておく必要があると思います。
※4WDシステムの評価:★☆☆☆☆(1)
ホンダ・オデッセイの燃費性能
ホンダ・オデッセイのカタログ燃費と実燃費
●ハイブリッドモデル
・カタログ燃費(WLTCモード):最大20.6km/L
・カタログ燃費(WLTCモード・市街地):最大20.0km/L
・カタログ燃費(WLTCモード・郊外):最大22.1km/L
・カタログ燃費(WLTCモード・高速道路):最大20.5km/L
・実燃費:約18km/L
※燃費性能の評価:★★★☆☆(3)
●2.4リッターNAエンジン搭載モデル
・カタログ燃費(WLTCモード):最大12.6km/L
・カタログ燃費(WLTCモード・市街地):最大9.3km/L
・カタログ燃費(WLTCモード・郊外):最大13.4km/L
・カタログ燃費(WLTCモード・高速道路):最大14.2km/L
・実燃費:約8km/L
※燃費性能の評価:★★☆☆☆(2)
●2.4リッターNA直噴エンジン搭載モデル
・カタログ燃費(WLTCモード):最大12.8km/L
・カタログ燃費(WLTCモード・市街地):最大9.4km/L
・カタログ燃費(WLTCモード・郊外):最大13.4km/L
・カタログ燃費(WLTCモード・高速道路):最大14.7km/L
・実燃費:約8km/L
※燃費性能の評価:★★☆☆☆(2)
ホンダ・オデッセイに採用されている低燃費装備
●ハイブリッドモデル
・ハイブリッドシステム
・ミラーサイクル制御
・可変バルブタイミング機構
・電動パワーステアリング機構
・充電制御
・アイドリングストップ機構
●2.4リッターNAエンジン搭載モデル
・可変バルブタイミング機構
・CVT
・電動パワーステアリング機構
・オルタネーター制御
・アイドリングストップ機構
●2.4リッターNA直噴エンジン搭載モデル
・直噴エンジン
・可変バルブタイミング機構
・CVT
・電動パワーステアリング機構
・オルタネーター制御
・アイドリングストップ機構
ホンダ・オデッセイのライバルモデル比較
ホンダ・オデッセイのライバルとなるのは日産・エルグランド
オデッセイは中・大型ミドルルーフミニバンですので、つい最近まではトヨタのエスティマをライバルモデルとするのが定番だったのですが、エスティマは既に生産終了となってしまったためにこのオデッセイにはライバルモデルがいないことになってしまいました。
なのでここでは、一応カテゴリー的には大型トールミニバンになっていますがトールミニバンの割には全高が低い日産のエルグランドと比較してみたいと思います。
ここではオデッセイは2.4リッターNAエンジンモデル、エルグランドは2.5リッターNAエンジンモデルを比較対象とします。
●ホンダ・オデッセイの概要
・カテゴリー:中・大型ミドルルーフミニバン
・車格:中・大型大衆モデル
・エンジン排気量:2.4約リッター
・エンジン形式:K24W型
・比較対象グレード:「ABSOLUTE・EX HondaSENSING」グレード
●日産・エルグランドの概要
・カテゴリー:大型トールミニバン
・車格:大型大衆モデル
・エンジン排気量:2.5リッター
・エンジン形式:QR25DE型
・比較対象グレード:「250ハイウェイスターS」グレード
ホンダ・オデッセイと日産・エルグランドのパワースペック比較
●ホンダ・オデッセイ
・最大出力:190ps/6400rpm
・最大トルク:24.2kgf・m/4000rpm
●日産・エルグランド
・最大出力:170ps/5600rpm
・最大トルク:25.0kgf・m/3900rpm
※パワースペック比較結果
オデッセイの方が100ccほどエンジン排気量が不利ですが、その不利があるのにも関わらず20psもパワーが高くなっています。
ホンダ・オデッセイと日産・エルグランドの燃費性能比較
●ホンダ・オデッセイ
・カタログ燃費(JC08モード換算):最大11km/L
・実燃費:約8km/L
●日産・エルグランド
・カタログ燃費(JC08モード):最大10.8km/L
・実燃費:約7km/L
※燃費性能比較結果
わずかですが直噴エンジンのオデッセイの方が実燃費がいいようです。
ホンダ・オデッセイと日産・エルグランドの販売価格帯比較
●ホンダ・オデッセイ(全モデル)
約303万円~約432万円
●日産・エルグランド(2.5リッターエンジンモデルのみ)
約338万円~約458万円
※販売価格帯比較結果
エルグランドの方が車格が高いので価格も高くなっても当然ですが、そう思うとオデッセイは少々高すぎるような気がしないでもありません。
まとめ
不発のロールーフミニバンからよくぞ立ち直ってくれたといいたいオデッセイですが、死の淵から這い上がってボロボロになってしまったのかと思いきや現在のオデッセイもこれはこれでよくできていいる車だと思います。
もちろんそういった感想はファミリーカーとしてみた時の話で、1台の車としてみた時の動力性能や走行性能は思ったほどではありません。
しかし、全ての和製ミニバンの中で1、2を争うほどの走行性能を持っているオデッセイ、豪華装備が満載のアルファード・ヴェルファイア兄弟モデルやエルグランドもいいですが、こういった走りをちょっとは楽しめるミニバンがあってもいいのではないかと思います。
走り屋上がりのお父さんにおすすめの車です。
※総合評価:★★★☆☆(3)