ママさん車として大人気のホンダのN-BOXですが、このモデルには「N-BOX/(スラッシュ)」という派生モデルがあります。
ママさん車とは全く違う車にされているようですが、ここではそのN-BOXスラッシュがどういう車なのか、どれだけの走りの性能を持っているのかなどといったところを検証してみたいと思います。
※ご注意
ここではホンダ・N-BOXスラッシュの自動車としての具体的な性能(動力性能や走行性能など)とこの車を自動車メーカーがどういう風に作り、どういった形で販売しているのかということについてだけ書かれており、個人の好みやセンスによって評価が変わる見た目のエクステリアデザインやインテリアデザイン、使い勝手などには一切触れていません。
目次
ホンダ・N-BOXスラッシュはN-BOXのチョップドルーフモデル
ホンダの新しい軽自動車の形であるNシリーズ、その第1弾モデルとして発売されたN-BOXは、小さな子供もつお母さんが幼稚園や保育園への送り迎え、習い事の送迎、買い物、雑用などに使うためのモデル、いわゆる「ママさん車」として使えるようにと開発された軽自動車です。
当然ながらメインとなるユーザー層は主婦層、それも小さな子供がいるくらいの年齢、20歳から50歳(最近は晩婚なので50歳でも初産で子育てする方も多いらしい・・・)くらいまで方となりますが、大衆車としてはあまりにも偏った需要は販売面でよろしくないわけです。
そこでホンダはこの大ヒットモデルをベースにしてユーザー層・オーナー層の獲得に乗り出したのです。
その結果として発売されたのがこのN-BOXスラッシュです。
N-BOXスラッシュが狙う層は若年層、現在もそうですが当時の若年層は、車を「移動手段のための道具」としてしか見ない傾向が強く、動力性能や走行性能、車を持つことの価値などといったことに一切興味を示さず、経済性や使い勝手、見た目などといったまるで、主婦のおばさんや田舎のおじいちゃん・おばあちゃんが求めるようなものを求めることが多かったため、軽自動車が大人気となっていました。
そして更に若年層は「軽自動車の中での若者らしさを求める」といった傾向があるため、例えば、スズキでいえばワゴンRではなくワゴンRスティングレーを、ダイハツでいえばムーヴではなくムーヴ・カスタムをといった派手な見た目を持つモデルを買うといったような感じなのです。
そういった傾向にあわせて、N-BOXに手を加えて若年層に受けるようなモデルを作りだしたのです。
N-BOXとN-BOXスラッシュの違い
N-BOXスラッシュはN-BOXのピラー部をカットして10センチほどルーフの高さを低くした形で作られたモデルです。
N-BOXといっても2017年のモデルチェンで新しくなった2代目モデルではなく、2011年に発売された初代モデルがベースになっています。
ピラーをカットしてルーフを低く、全高を低くするという手法は1930年代から1940年代あたりにアメリカで流行った改造手法、ドレスアップ手法で「チョップドルーフ」と呼ばれていたものです。
当時の車はラダーフレームにボディシェルをのっける形で作られており、その車の剛性や強度を保つのは主にラダーフレームのシャシーであったため、ピラーをカットして短くしたところにリーフを溶接してくっつけるといった改造ができたのですが、後にモノコックフレームが使われるようになり、ルーフを含めて車体全体で剛性や強度を保つつくりになったことから事実上、使えない手段となってしまいました。
その前に日本ではそういった改造は基本的に認められていないので出来ませんが、ホンダはその手段を使って、新たなモデルとしてN-BOXスラッシュを作ったわけです。
もともと室内高を稼ぐために無理矢理、全高を高くした軽スーパーハイトワゴンがベースですので、10センチもルーフを低くしてもそれで通常の軽トールワゴンぐらいに室内高になるので、居住性に対する悪影響はほとんどありません。
そして更に若年層ウケするようにとドレスアップ志向のモデルとし、チョップドルーフの元祖であるアメリカで用いられそうなドレスアップや「ドンシャリ車(オーディオをグレードアップして低音と高音が目立つ音楽を流しながら走る車のこと)」のようにオーディオ装備を充実させた形で販売しました。
これ以外にもN-BOXスラッシュには初代N-BOXとは違う部分がありますので、ここでざっとですが、まとめておきたいと思います。
・ルーフ高・・・N-BOXスラッシュの方が10センチほど低い
・ルーフ形状・・・N-BOXスラッシュは後端が下がっている
・リヤドア・・・N-BOXはスライドドア、N-BOXスラッシュはヒンジドア
・リヤドア形状
・リヤクォーターパネル形状
・リヤハッチ形状
・フロントグリル形状
・リヤシート構造・・・N-BOXスラッシュにはスライド機能がついている
・オーディオ装備・・・N-BOXスラッシュにはサウンドマッピングシステムが選べる
・サスペンションセット・・・N-BOXスラッシュには1センチダウンのスプリングと専用ショックアブソーバーが付けられている
など
ホンダ・N-BOXスラッシュのこれまでの出来事(2019年12月現在)
●初代モデル JF1/2型 2014年12月発売
・2015年12月 一部改良 グレード構成の変更 ボディカラーの変更
・2016年9月 一部改良 「トレッキングスタイル」の追加
・2017年8月 N-BOXのモデルチェンジ
・2018年1月 マイナーチェンジ デザインの小変更 ボディカラーの変更 グレード構成の変更
・2018年7月 「G・L INDIE ROCK STYLE」の追加
・2018年10月 仕様変更 「あんしんパッケージ」の標準装備化 ボディカラーの変更
・2018年11月 「G・L NOVA COUNTRY STYLE」の追加
ホンダ・N-BOXスラッシュが属するカテゴリー
●車格:軽大衆モデル
●用途・目的:生活車
●車両カテゴリー:軽トールワゴン
●エンジン排気量クラス:軽自動車クラス
ホンダ・N-BOXスラッシュのオーナー層
●年齢層:18歳ぐらいから30歳ぐらいまで
●性別:男性
●経済力:高収入層(新車購入)、大衆層(新車購入)、低収入層(中古車購入)
●その他:若年層以外の需要はほとんどない
ホンダ・N-BOXスラッシュの車体の構成・選択肢
●パワーユニット
・ガソリンエンジン
●トランスミッション
・CVT
●エンジン・ドライブトレーンレイアウト
・FF
・スタンバイ式4WD
●サスペンション構造
・フロントサスペンション:マクファーソンストラット(コイルスプリング)
・リヤサスペンション:FF=トーションビーム(コイルスプリング) 4WD=ド・ディオン式(コイルスプリング)
●ブレーキシステム
・フロント:NAエンジンモデル=ソリッドディスク ターボエンジンモデル=ベンチレーテッドディスク ディスクブレーキ
・リヤ:リーディングトレーリング ドラムブレーキ
●ベースモデル
・あり・・・ JF1/2型N-BOX
●兄弟車
・あり・・・N-ONE、N-WGN、N-VAN
ホンダ・N-BOXスラッシュのモデル構成とグレード構成
N-BOXスラッシュにはパワーユニットと外観の違いによって4つのモデルが用意されています。
NAエンジン・標準モデル
このモデルには4つのグレードが用意されています。
・G グレード(2WD・4WD)
・G・インテリアカラーパッケージ グレード(2WD・4WD)
・G・L グレード(2WD・4WD)
・G・L インテリアカラーパッケージ グレード(2WD・4WD)
●「G」グレードの主な装備
・あんしんパッケージ
・マルチリフレクターハロゲンヘッドライト
・運転席用i-SRSエアバッグシステム
・助手席用SRSエアバッグシステム
・VSA
・エマージェンシーストップシグナル
・ヒルスタートアシスト機能
・EBD付ABS
・ピタ駐ミラー
・頚部衝撃緩和フロントシート
・アイドリングストップシステム
・ECONスイッチ
・イモビライザー
・セキュリティーアラーム
・電子制御パーキングブレーキ
・モード切替ステアリング
・運転席/助手席シートヒーター(4WDモデルのみ)
・ナビ装着用スペシャルパッケージ
・ETC車載器
・充電用USBジャック
・Hondaスマートキーシステム
・プッシュエンジンスタート/ストップスイッチ
・チルトステアリング調整機構
・パワーウインドウ
・アレルフリー高性能脱臭フィルター付プラズマクラスター技術搭載フルオート・エアコンディショナー
・リアヒーターダクト
・パワードアロック
・常時点灯3眼メーター
・4スピーカー(フロント2スピーカー+リヤ2スピーカー)
・DC12Vアクセサリーソケット
・ワンタッチウインカー
・運転席ハイトアジャスター
・ヘッドライトオートオフ機能
・アレルクリーンシート
・クロームメッキ加飾 プッシュエンジンスタート/ストップスイッチリング
・クロームメッキ加飾 エアコンアウトレットノブ
・クロームメッキ加飾 エアコンアウトレットリング
・フロントマップランプ
・ラゲッジルームランプ
・4段リクライニング/チップアップ&ダイブダウン機構付5:5分割式スライドリアシート
・左右独立式リアセンターアームレスト
・角度調節式/ポケット付フロントシートアームレスト
・運転席/助手席バニティーミラー付サンバイザー
・運転席/助手席/リヤ左右席グラブレール
・電動格納式リモコンカラードドアミラー
・親水/ヒーテッドドアミラー+フロントドア撥水ガラス(4WDモデルのみ)
・UVカット機能付フロントウインドウガラス
・高熱線吸収/UVカット機能付 フロントコーナーガラス
・高熱線吸収/UVカット機能付 フロントドアガラス
・高熱線吸収/UVカット機能付プライバシー リアドアガラス
・高熱線吸収/UVカット機能付プライバシー テールゲートガラス
・間欠式ミスト機構付フロントワイパー
・LEDドアミラーウインカー
・スプレータイプフロントウインドウウォッシャー
・リバース連動ウォッシャー付間欠リアワイパー
・熱線式リアウインドウデフォッガー
・カラードテールゲートスポイラー
・LEDリアコンビネーションランプ
・155/65R14 75Sサイズ タイヤ
・14インチ×4.5J スチールホイール
・フルホイールキャップ
など
●「G・インテリアカラーパッケージ」グレードの主な装備
「G」グレードの装備に加えて・・・
・運転席/助手席シートヒーター
・インテリアカラーパッケージ(ダーク/ダイナー/トレッキング/グライド/セッション)
・本革巻ステアリングホイール
・本革巻セレクターレバー
・クロームメッキ加飾 インナードアハンドル
・クロームメッキ加飾 セレクトレバーボタン&シャフト
・クロームメッキ加飾 フロントスピーカーリング
が追加されています。
●「G・L」グレードの主な装備
「G」グレードの装備に加えて・・・
・ディスチャージヘッドライト
・オートリトラミラー電動格納式リモコンカラードドアミラー
・360度スーパーUV・IRカットパッケージ:IRカット/UVカット機能付フロントウインドウガラス
・360度スーパーUV・IRカットパッケージ:IRカット/スーパーUVカット機能付 フロントコーナーガラス
・360度スーパーUV・IRカットパッケージ:IRカット/スーパーUVカット機能付 フロントドアガラス
・360度スーパーUV・IRカットパッケージ:IRカット/スーパーUVカットプライバシー リヤドアガラス
・360度スーパーUV・IRカットパッケージ:IRカット/スーパーUVカットプライバシー テールゲートガラス
・車速連動間欠/バリアブル間欠 ミスト機構付フロントワイパー
・カラードディッシュホイール センターホイールキャップ
が追加されています。
●「G・L インテリアカラーパッケージ」グレードの主な装備
「G・L」グレードの装備に加えて・・・
・運転席/助手席シートヒーター
・インテリアカラーパッケージ(ダーク/ダイナー/トレッキング/グライド/セッション)
・本革巻ステアリングホイール
・本革巻セレクターレバー
・クロームメッキ加飾 インナードアハンドル
・クロームメッキ加飾 セレクトレバーボタン&シャフト
・クロームメッキ加飾 フロントスピーカーリング
・LEDフロントマップランプ
・LEDラゲッジルームランプ
が追加されています。
NAエンジン・ドレスアップモデル「インディロックスタイル」
このモデルは、ブラックを基調としたハードなイメージを与えた特別仕様車です。
グレード構成はモノグレードとなります。
・G・L インディロックスタイル グレード(2WD・4WD)
●「G・L インディロックスタイル」グレードの主な装備
・あんしんパッケージ
・ディスチャージヘッドライト
・運転席用i-SRSエアバッグシステム
・助手席用SRSエアバッグシステム
・VSA
・エマージェンシーストップシグナル
・ヒルスタートアシスト機能
・EBD付ABS
・ピタ駐ミラー
・頚部衝撃緩和フロントシート
・アイドリングストップシステム
・ECONスイッチ
・イモビライザー
・セキュリティーアラーム
・電子制御パーキングブレーキ
・モード切替ステアリング
・運転席/助手席シートヒーター(4WDモデルのみ)
・ナビ装着用スペシャルパッケージ
・ETC車載器
・充電用USBジャック
・Hondaスマートキーシステム
・プッシュエンジンスタート/ストップスイッチ
・チルトステアリング調整機構
・パワーウインドウ
・アレルフリー高性能脱臭フィルター付プラズマクラスター技術搭載フルオート・エアコンディショナー
・リアヒーターダクト
・パワードアロック
・常時点灯3眼メーター
・4スピーカー(フロント2スピーカー+リヤ2スピーカー)
・DC12Vアクセサリーソケット
・ワンタッチウインカー
・運転席ハイトアジャスター
・ヘッドライトオートオフ機能
・アレルクリーンシート
・クロームメッキ加飾 プッシュエンジンスタート/ストップスイッチリング
・クロームメッキ加飾 エアコンアウトレットノブ
・クロームメッキ加飾 エアコンアウトレットリング
・クロームメッキ加飾 インナードアハンドル
・クロームメッキ加飾 セレクトレバーボタン&シャフト
・クロームメッキ加飾 フロントスピーカーリング
・フロントマップランプ
・ラゲッジルームランプ
・4段リクライニング/チップアップ&ダイブダウン機構付5:5分割式スライドリアシート
・左右独立式リアセンターアームレスト
・角度調節式/ポケット付フロントシートアームレスト
・運転席/助手席バニティーミラー付サンバイザー
・運転席/助手席/リヤ左右席グラブレール
・「インディロックスタイル」専用ブラックカラー オートリトラミラー電動格納式リモコンカラードドアミラー
・親水/ヒーテッドドアミラー+フロントドア撥水ガラス(4WDモデルのみ)
・360度スーパーUV・IRカットパッケージ:IRカット/UVカット機能付フロントウインドウガラス
・360度スーパーUV・IRカットパッケージ:IRカット/スーパーUVカット機能付 フロントコーナーガラス
・360度スーパーUV・IRカットパッケージ:IRカット/スーパーUVカット機能付 フロントドアガラス
・360度スーパーUV・IRカットパッケージ:IRカット/スーパーUVカットプライバシー リヤドアガラス
・360度スーパーUV・IRカットパッケージ:IRカット/スーパーUVカットプライバシー テールゲートガラス
・車速連動間欠/バリアブル間欠 ミスト機構付フロントワイパー
・LEDドアミラーウインカー
・スプレータイプフロントウインドウウォッシャー
・リバース連動ウォッシャー付間欠リアワイパー
・熱線式リアウインドウデフォッガー
・カラードテールゲートスポイラー
・LEDリアコンビネーションランプ
・155/65R14 75Sサイズ タイヤ
・14インチ×4.5J スチールホイール
・「インディロックスタイル」専用ブラックディッシュホイール センターホイールキャップ
・「インディロックスタイル」専用ブラックペイント フロントグリル
・「インディロックスタイル」専用ブラックペイント ビレット
など
NAエンジン・ドレスアップモデル「ノヴァカントリースタイル」
このモデルは、カントリー風のイメージを与えた特別仕様車です。
グレード構成はモノグレードとなります。
・G・L ノヴァカントリースタイル グレード(2WD・4WD)
●「G・L ノヴァカントリースタイル」グレードの主な装備
・あんしんパッケージ
・ディスチャージヘッドライト
・運転席用i-SRSエアバッグシステム
・助手席用SRSエアバッグシステム
・VSA
・エマージェンシーストップシグナル
・ヒルスタートアシスト機能
・EBD付ABS
・ピタ駐ミラー
・頚部衝撃緩和フロントシート
・アイドリングストップシステム
・ECONスイッチ
・イモビライザー
・セキュリティーアラーム
・電子制御パーキングブレーキ
・モード切替ステアリング
・運転席/助手席シートヒーター
・ナビ装着用スペシャルパッケージ
・ETC車載器
・充電用USBジャック
・Hondaスマートキーシステム
・プッシュエンジンスタート/ストップスイッチ
・チルトステアリング調整機構
・パワーウインドウ
・アレルフリー高性能脱臭フィルター付プラズマクラスター技術搭載フルオート・エアコンディショナー
・リアヒーターダクト
・パワードアロック
・常時点灯3眼メーター
・4スピーカー(フロント2スピーカー+リヤ2スピーカー)
・DC12Vアクセサリーソケット
・ワンタッチウインカー
・運転席ハイトアジャスター
・ヘッドライトオートオフ機能
・インテリアカラーパッケージ(ダーク/ダイナー/トレッキング/グライド/セッション)
・本革巻ステアリングホイール
・クロームメッキ加飾 プッシュエンジンスタート/ストップスイッチリング
・クロームメッキ加飾 エアコンアウトレットノブ
・クロームメッキ加飾 エアコンアウトレットリング
・クロームメッキ加飾 インナードアハンドル
・クロームメッキ加飾 セレクトレバーボタン&シャフト
・フロントマップランプ
・ラゲッジルームランプ
・4段リクライニング/チップアップ&ダイブダウン機構付5:5分割式スライドリアシート
・左右独立式リアセンターアームレスト
・角度調節式/ポケット付フロントシートアームレスト
・運転席/助手席バニティーミラー付サンバイザー
・運転席/助手席/リヤ左右席グラブレール
・「ノヴァカントリースタイル」専用ブラウンカラー オートリトラミラー電動格納式リモコンカラードドアミラー
・親水/ヒーテッドドアミラー+フロントドア撥水ガラス(4WDモデルのみ)
・360度スーパーUV・IRカットパッケージ:IRカット/UVカット機能付フロントウインドウガラス
・360度スーパーUV・IRカットパッケージ:IRカット/スーパーUVカット機能付 フロントコーナーガラス
・360度スーパーUV・IRカットパッケージ:IRカット/スーパーUVカット機能付 フロントドアガラス
・360度スーパーUV・IRカットパッケージ:IRカット/スーパーUVカットプライバシー リヤドアガラス
・360度スーパーUV・IRカットパッケージ:IRカット/スーパーUVカットプライバシー テールゲートガラス
・車速連動間欠/バリアブル間欠 ミスト機構付フロントワイパー
・LEDドアミラーウインカー
・スプレータイプフロントウインドウウォッシャー
・リバース連動ウォッシャー付間欠リアワイパー
・熱線式リアウインドウデフォッガー
・カラードテールゲートスポイラー
・LEDリアコンビネーションランプ
・155/65R14 75Sサイズ タイヤ
・14インチ×4.5J スチールホイール
・「ノヴァカントリースタイル」専用ブラウンディッシュホイール センターホイールキャップ
・「ノヴァカントリースタイル」専用ブラウンペイント フロントグリル
など
ターボエンジン・標準モデル
このモデルには3つのグレードが用意されています。
・G・Lターボ グレード(2WD・4WD)
・G・Lターボ インテリアカラー パッケージ グレード(2WD・4WD)
・X・ターボ インテリアカラー パッケージ グレード(2WD・4WD)
●「G・Lターボ」グレードの主な装備
・あんしんパッケージ
・クルーズコントロール
・ディスチャージヘッドライト
・運転席用i-SRSエアバッグシステム
・助手席用SRSエアバッグシステム
・VSA
・エマージェンシーストップシグナル
・ヒルスタートアシスト機能
・EBD付ABS
・ピタ駐ミラー
・頚部衝撃緩和フロントシート
・アイドリングストップシステム
・ECONスイッチ
・イモビライザー
・セキュリティーアラーム
・電子制御パーキングブレーキ
・モード切替ステアリング
・運転席/助手席シートヒーター(4WDモデルのみ)
・ナビ装着用スペシャルパッケージ
・ETC車載器
・充電用USBジャック
・Hondaスマートキーシステム
・プッシュエンジンスタート/ストップスイッチ
・チルトステアリング調整機構
・パワーウインドウ
・アレルフリー高性能脱臭フィルター付プラズマクラスター技術搭載フルオート・エアコンディショナー
・リアヒーターダクト
・パワードアロック
・常時点灯3眼メーター
・4スピーカー(フロント2スピーカー+リヤ2スピーカー)
・DC12Vアクセサリーソケット
・ワンタッチウインカー
・運転席ハイトアジャスター
・ヘッドライトオートオフ機能
・アレルクリーンシート
・クロームメッキ加飾 プッシュエンジンスタート/ストップスイッチリング
・クロームメッキ加飾 エアコンアウトレットノブ
・クロームメッキ加飾 エアコンアウトレットリング
・フロントマップランプ
・ラゲッジルームランプ
・4段リクライニング/チップアップ&ダイブダウン機構付5:5分割式スライドリアシート
・左右独立式リアセンターアームレスト
・角度調節式/ポケット付フロントシートアームレスト
・運転席/助手席バニティーミラー付サンバイザー
・運転席/助手席/リヤ左右席グラブレール
・オートリトラミラー電動格納式リモコンカラードドアミラー
・親水/ヒーテッドドアミラー+フロントドア撥水ガラス(4WDモデルのみ)
・360度スーパーUV・IRカットパッケージ:IRカット/UVカット機能付フロントウインドウガラス
・360度スーパーUV・IRカットパッケージ:IRカット/スーパーUVカット機能付 フロントコーナーガラス
・360度スーパーUV・IRカットパッケージ:IRカット/スーパーUVカット機能付 フロントドアガラス
・360度スーパーUV・IRカットパッケージ:IRカット/スーパーUVカットプライバシー リヤドアガラス
・360度スーパーUV・IRカットパッケージ:IRカット/スーパーUVカットプライバシー テールゲートガラス
・車速連動間欠/バリアブル間欠 ミスト機構付フロントワイパー
・LEDドアミラーウインカー
・スプレータイプフロントウインドウウォッシャー
・リバース連動ウォッシャー付間欠リアワイパー
・熱線式リアウインドウデフォッガー
・カラードテールゲートスポイラー
・LEDリアコンビネーションランプ
・155/65R14 75Sサイズ タイヤ
・14インチ×4.5J スチールホイール
・カラードディッシュホイール センターキャップ
・パドルレバー
など
●「G・Lターボ インテリアカラー パッケージ」グレードの主な装備
「G・Lターボ」グレードの装備に加えて・・・
・運転席/助手席シートヒーター
・インテリアカラーパッケージ(ダーク/ダイナー/トレッキング/グライド/セッション)
・本革巻ステアリングホイール
・本革巻セレクターレバー
・クロームメッキ加飾 インナードアハンドル
・クロームメッキ加飾 セレクトレバーボタン&シャフト
・クロームメッキ加飾 フロントスピーカーリング
・LEDフロントマップランプ
・LEDラゲッジルームランプ
が追加されています。
●「X・ターボ インテリアカラー パッケージ」グレードの主な装備
「G・Lターボ インテリアカラー パッケージ」グレードの装備に加えて・・・
・ステアリングヒーター(4WDモデルのみ)
・サウンドマッピングシステム
・サングラスホルダー
・165/55R15 75Vサイズ タイヤ
・15インチ×4.5J アルミホイール
が追加されています。
ホンダ・N-BOXスラッシュに搭載されるパワーユニットと動力性能
ホンダ・N-BOXスラッシュには2種類のパワーユニットが設定されています。
●0.66リッターNAエンジン
・エンジン型式:S07A型
・エンジン排気量:658cc
・シリンダー配列:直列
・シリンダー数:3気筒
・バルブ構造:DOHC12バルブ
・燃料供給:ポート噴射
◆スペック
・最大出力:58ps/7300rpm
・最大トルク:6.6kgf・m/4700rpm
・1リッターあたりのパワー:約87.8ps
・パワーウェイトレシオ:約16.8kg/ps
このパワーユニットは・・・
・「G」グレード
・「G・インテリアカラーパッケージ」グレード
・「G・L」グレード
・「G・L インテリアカラーパッケージ」グレード
・「G・L インディロックスタイル」グレード
・「G・L ノヴァカントリースタイル」グレード
に採用されています。
このエンジンはNシリーズのために開発されたS07型エンジンのひとつとなるもので、商用モデルであるアクティトラック以外のホンダの全軽自動車に採用されています。
とりわけ「S07A型」エンジンは、初期のNシリーズに搭載されており、N-ONEやS660などにも用いられています。
バルブ機構として吸気側だけに可変バルブタイミング機構としてVTCが採用されていて、燃費性能の向上に役立てているようです。
パワーは軽自動車のNAエンジンとしてはパワーがある58psで、NAエンジンモデルとしては中々元気のより走りができますが、ターボエンジンと違ってトルクが細いので、「エンジン回転数を高めてパワーで走る」といった走り方が必要となります。
それでも街乗り程度なら十分なパワーを持っているといえると思います。
※パワーユニットの評価:★★★☆☆(3)
●0.66リッターターボエンジン
・エンジン型式:S07A型
・エンジン排気量:658cc
・シリンダー配列:直列
・シリンダー数:3気筒
・バルブ構造:DOHC12バルブ
・燃料供給:ポート噴射
・過給器:ターボチャージャー
◆スペック
・最大出力:64ps/6000rpm
・最大トルク:10.6kgf・m/2600rpm
・1リッターあたりのパワー:約96ps
・パワーウェイトレシオ:約15.6kg/ps
このパワーユニットは・・・
・「G・Lターボ」グレード
・「G・Lターボ インテリアカラー パッケージ」グレード
・「X・ターボ インテリアカラー パッケージ」グレード
に採用されています。
上記のS07A型エンジンにターボチャージャーを追加した形で作られたエンジンで、新しいN-BOX、N-WGNを除いたNシリーズの全てのモデルにも採用されています。
パワー的に軽自動車の自主規制値である64ps一杯までパワーを出してきていますので、軽自動車としてはパワーがあるエンジンであるといわざるを得ないでしょう。
動力性能に全く興味を示さない昨今の若年層には十分すぎるパワーだと思います。
※パワーユニットの評価:★★★★☆(4)
ホンダ・N-BOXスラッシュに採用されているトランスミッション
●CVT
N-BOXスラッシュにもNシリーズで共通となるCVTが採用されています。
といっても特にこれといったものがあるわけではなく、ごく普通のプーリーと金属ベルトとトルクコンバーターで構成されたよくあるCVTです。
性能面もいたって平凡、急加速しようものならベルトが滑ってワンテンポ遅れて走り出しますし、その加速力も非常にマイルド、アクセルペダルを戻すとすぐにエンジン回転数を低くさせようとする制御、エンジン回転数ばかり高まってなかなか前に出ていかないフィーリングとどこをとっても最悪なトランスミッションです。
ただこれはホンダのCVTだからということではなく、世の中にあるCVTのすべてにおいて言えるものですので勘違いしないようにしましょう。
そもそもCVTを採用することが間違っています。
ちなみにターボエンジンモデルにはパドルレバーで行う疑似マニュアル制御が付けられていますがそのようなものがあっても何の役にも立ちません。
単なるおもちゃです。
※トランスミッションの評価:★☆☆☆☆(1)
ホンダ・N-BOXスラッシュの走行性能を決める構造
ホンダ・N-BOXスラッシュのボディ剛性を決めるプラットフォーム・シャシー
N-BOXスラッシュは初代N-BOXをベースにして作られたモデルですので、使われているプラットフォームも初代N-BOXと同じ・・・といいますかNシリーズで共通の「Nシリーズ共通プラットフォーム」を使用して作られています。
このプラットフォームは非常に評判がよく、軽自動車のプラットフォームにしては剛性、強度、耐久性がとても優れています。
N-BOXスラッシュでは、N-BOXよりもピラーが短くされ全高が低くなっていることからなおさら剛性が高くなっており、N-ONEやN-WGNレベルの剛性、強度、耐久性を持っています。
実際に運転した時にもVSAやABSの介入が入るぐらいの激しい運転をしてもボディが変形するのを多少感じますがそれでもボディから異音が聞こえることはありませんでした。
※ボディ剛性の評価:★★★★☆(4)
ホンダ・N-BOXスラッシュの走りの質を決めるサスペンション構造
N-BOXスラッシュにサスペンション構造はNシリーズやホンダの小型モデルで定番となっている・・・
・フロントサスペンション:マクファーソンストラット
・リヤサスペンション:FF=トーションビーム 4WD=ド・ディオン式
が採用されています。
フロントサスペンションは実績のあるマクファーソンストラット、リヤサスペンションはFFモデルと4WDモデルで別となっており、FFモデルは低コスト・省スペースだけを重視した最悪のサスペンション構造であるトーションビーム、4WDモデルはデファレンシャルギヤケースをシャシーに固定したリジットサスペンションのド・ディオン式となっています。
コストをかけて作ることができない軽自動車なので仕方ないのかもしれませんが、トーションビームだけは何とかしてもらいたいものです。
そもそもサスペンション構造というものは構造自体に強度があって初めてまともに機能するものなのに、その中で安く作るためにアーム類をなくし、ビーム自体が捻じれることを想定した作りを取っていること自体が間違いなのです。
トーションビームがついているということだけで実際に運転してなくても直進安定性の悪さ、コーナーリング性能の悪さ、乗り心地の悪さがだいたい想像できます。
このN-BOXスラッシュの場合は実際に運転してみてもその想像どおりでした。
一方、ド・ディオン式を採用している4WDモデルはトーションビームよりもはるかに安定性がよく、コーナーリングもリヤタイヤのグリップを感じ取れるようなフニャフニャ感の無いダイレクトな感覚があります。
足回りだけで選ぶとしたら断然4WDモデルの方がいいでしょう。
※サスペンション構造の評価:★☆☆☆☆(1)
ホンダ・N-BOXスラッシュのストッピングパワーを生み出すブレーキシステム
このモデルのブレーキシステムは2種類あって・・・
●NAエンジンモデル
・フロント:1ポットフローティングキャリパー+ソリッドディスク ディスクブレーキ
・リヤ:リーディングトレーリング ドラムブレーキ
●ターボエンジンモデル
・フロント:1ポットフローティングキャリパー+ベンチレーテッドディスク ディスクブレーキ
・リヤ:リーディングトレーリング ドラムブレーキ
とパワーユニットの違いによって使い分けられています。
NAエンジンモデルは58psとパワーが低いことからフロントブレーキのブレーキローターもソリッドディスクで十分、ターボエンジンモデルはパワーがあるためブレーキも負担がかかることから放熱性に優れたベンチレーテッドディスクを使う・・・といった感じなのでしょう。
実際に乗ってみると街乗り程度ならどちらも十分でヒヤッとすることもないでしょう。
しかし、スピードレンジを高めて急ブレーキや長いブレーキを多用するとソリッドディスクだろうがベンチレーテッドディスクだろうが簡単にフェード気味となり、ブレーキの効きが弱くなります。
ブレーキローターやブレーキパッドが冷えれば元に戻りますが、連続走行は結構勇気がいります。
軽自動車なのでストッピングパワーをそれほど求めるようなものではありませんのでそれでいいのかもしれませんが、走る道路、走り方を選ぶブレーキであることには違いありません。
※ブレーキシステムの評価:★★☆☆☆(2)
ホンダ・N-BOXスラッシュに搭載されている4WDシステム
N-BOXスラッシュでは全グレードに4WDモデルが設定されていますが、そのモデルに採用されている4WDシステムはビスカスカップリング式のスタンバイ4WDといった最低限の性能しか持っていないものとなります。
ビスカスカップリング式スタンバイ4WDとはリヤドライブ用のドライブトレーンの途中にビスカスカップリングを割り込ませたような形のもので、フロントタイヤがしっかりとグリップしてリヤタイヤとほぼ同じ回転数で回っている時にはビスカスカップリングはフリーの状態で、完全なFF状態となります。
しかし、雪道や泥道など滑りやすり路面でフロントタイヤが空転すると駆動輪ではないリヤタイヤとの回転差が大きくなり、それによってビスカスカップリングを挟んだ前後の回転数にも大きな差が生まれることで、ビスカスカップリング内のプレートが激しく回ることで内部に封入している専用オイルが熱を持ち、その熱によって膨張することでプレートが圧着してエンジンの動力がリヤタイヤへとつながり、その時だけ4WD状態になります。
4WD状態になって前後のタイヤの回転差が少なくなるとオイルが冷えて収縮し、プレートの圧着の圧力が弱くなることから次第にFF状態に戻っていくことになります。
要するに通常はFF状態で、フロントタイヤが空転した時だけ4WD状態になるというスタンバイ4WDであるということです。
轍や雪道、凍った路面などにはまってしまった場合は脱出することにある程度の効果を示しますが、オフロードや雪道の走破性が高まるほどのものではありません。
あくまでも「二輪駆動+α」といった程度の性能しか持っていません。
※4WDシステムの評価:★☆☆☆☆(1)
ホンダ・N-BOXスラッシュの燃費性能
ホンダ・N-BOXスラッシュのカタログ燃費と実燃費
●NAエンジンモデル
・カタログ燃費(JC08モード):最大25.8km/L
・実燃費:約18km/L
※燃費性能の評価:★★★★☆(4)
●ターボエンジンモデル
・カタログ燃費(JC08モード):最大24.0km/L
・実燃費:約16km/L
※燃費性能の評価:★★★★☆(4)
ホンダ・N-BOXスラッシュに採用されている低燃費装備
●全モデル
・可変バルブタイミング機構
・CVT
・電動パワーステアリング機構
・オルタネーター制御
・アイドリングストップ機構
ホンダ・N-BOXスラッシュのライバルモデル比較
ホンダ・N-BOXスラッシュのライバルとなるのはダイハツ・ムーヴ・キャンバス
N-BOXスラッシュはN-BOXをチョップドルーフ化したモデルですが、それと全く同じ作られ方をしているモデルがもう1台あります。
それがダイハツのムーヴ・キャンバスというモデルです。
車種名こそ「ムーヴ」となっていますが、実際には2018年まで販売されていたL600S系タントをチョップドルーフ化したモデルで、本来は「タント・キャンバス」というべきモデルです。
しかし、そうしてしまうと「タントを使って生産コストをあまりかけずに安く作ったモデル」ということがバレバレになってしまうことからあえて「ムーヴ」という名称を使ったわけです。
ここではNAエンジンモデルしかないムーヴ・キャンバスにあわせてNAエンジンモデル同士で比較してみたいと思います。
●ホンダ・N-BOXスラッシュの概要
・カテゴリー:軽トールワゴン
・車格:軽自動車
・エンジン排気量:約0.66リッター
・エンジン形式:S07A型
・比較対象グレード:「G・L」グレード
●ダイハツ・ムーヴ・キャンバスの概要
・カテゴリー:軽トールワゴン
・車格:軽自動車
・エンジン排気量:約0.66リッター
・エンジン形式:KF-VE型
・比較対象グレード:「G SA III」グレード
ホンダ・N-BOXスラッシュとダイハツ・ムーヴ・キャンバスのパワースペック比較
●ホンダ・N-BOXスラッシュ
・最大出力:58ps/7300rpm
・最大トルク:6.6kgf・m/4700rpm
●ダイハツ・ムーヴ・キャンバス
・最大出力:52ps/6800rpm
・最大トルク:6.1kgf・m/5200rpm
※パワースペック比較結果
ホンダのS07A型エンジンは軽自動車用のNAエンジンの中で一番パワーのあるエンジンですので、ダイハツのエンジンがそれを上回ることなどあり得ません。
まあ、それでもダイハツのKF-VE型エンジンは軽自動車NAエンジンの標準となる52psは出ているのでそれはそれでよいかと思います。
ホンダ・N-BOXスラッシュとダイハツ・ムーヴ・キャンバスの燃費性能比較
●ホンダ・N-BOXスラッシュ
・カタログ燃費(JC08モード):最大25.8km/L
・実燃費:約18km/L
●ダイハツ・ムーヴ・キャンバス
・カタログ燃費(JC08モード):最大28.6kmkm/L
・実燃費:約15km/L
※燃費性能比較結果
トヨタ系の車(ダイハツも含む)は昔からカタログ燃費と実燃費に大きな開きが出ることで有名ですが、特にダイハツのKF型エンジンを積んだモデルではそれが顕著に出ます。
N-BOXスラッシュの実燃費よりはるかに悪く、中には10km/Lぐらいにまでなってしまう場合もあるようです。
特に街乗りが苦手なようです。
ホンダ・N-BOXスラッシュとダイハツ・ムーヴ・キャンバスの販売価格帯比較
●ホンダ・N-BOXスラッシュ(NAエンジンモデルのみ)
約145万円~約175万円
●ダイハツ・ムーヴ・キャンバス
約127万円~約171万円
※販売価格帯比較結果
N-BOXスラッシュの方が若干高めとなっていますがこれはベースモデルのN-BOX(先代モデル)がムーヴ・キャンバスのベースモデルのタント(先代モデル)よりも高いからです。
そして更にダイハツはトヨタ系列の自動車メーカーですからとことん生産コストを下げて価格を安くすることを得意としますので、こういう結果になったのでしょう。
まとめ
「ピラーをカットしてルーフ高の低いモデルを作る」といったまるでチバラギマシンのオープンカーを作る時のような発想で作られたわけですが、あえてそのような形でトールワゴンを作るより、既にトールワゴンのN-WGNがあったではないですか。
それなのにわざわざこのようなチョップドルーフモデルを作るとはよっぽど若年層に車を売りたかったようです。
性能としてはNシリーズ共通のもので非常に無難のまとまっているのですが、やはりトランスミッションのCVTとトーションビームというサスペンション構造だけは何とかしてもらいたいです。
※総合評価:★★★☆☆(3)