Nシリーズ第4弾モデルとして発売されたN-WGN、軽自動車の基本モデルとなりつつある軽トールワゴンとして作られているモデルですが、ホンダの軽自動車としては2台目の軽トールワゴンとなります。
ここではこのN-WGNがどういう車なのか、どうして2台目の軽トールワゴンと発売されたのか、走りの性能はどうなのかといったところを検証してみたいと思います。

※ご注意
ここではホンダ・N-WGNの自動車としての具体的な性能(動力性能や走行性能など)とこの車を自動車メーカーがどういう風に作り、どういった形で販売しているのかということについてだけ書かれており、個人の好みやセンスによって評価が変わる見た目のエクステリアデザインやインテリアデザイン、使い勝手などには一切触れていません。

ホンダ・N-WGNは「対ダイハツ・スズキ」モデル

長らく発売されてきた軽トールワゴンのライフ、残念ながらスズキやダイハツから発売されているライバルモデルの存在によって最終的に不人気モデルとなってしまったわけですが、その状態を何とか克服しようとして開発されたのがホンダの軽自動車の新しい規格となるNシリーズです。

Nシリーズは、2011年に軽スーパーハイトワゴンのN-BOXをかわきりに、2012年に軽トールワゴンのN-ONEを、2014年にN-BOXベースの多目的車であるN-BOX+を・・・といった形で次々と販売が行われ、モデルの充実が図られました。

そして2013年に軽トールワゴンのN-WGNが発売されるわけですが、そうなるとホンダの軽自動車に軽トールワゴンが2車種(のちにN-BOXスラッシュが発売されて3車種となりますが・・・)あることになります。
同じ自動車メーカーに2車種以上の同じカテゴリーのモデル、軽トールワゴンモデルがあるのはよくあることで、スズキでいえばワゴンRとアルト・ラパン、スズキでいえばムーヴやミラ・トコット・キャストシリーズといった感じでたくさんの軽トールワゴンモデルが発売されています。
しかしそれらのモデルを詳細に見るとそれぞれに違う目的が設定されていて購買ターゲット層に違いが設けられています。

しかし、N-WGNとN-ONEはそういった違いがないように見受けられ、どちらのモデルも老若男女誰もが運転できる軽トールワゴンモデルとして発売されているように見えます。
何にどうして2車種も?・・・実はこれには理由があるのです。

1つ目の理由、実はホンダでは先に発売された軽トールワゴンモデルのN-ONEを軽トールワゴンとしては扱っていないのです。(詳細は「N-ONE」のページを参照)

それにそもそも「軽トールワゴン」という定義も非常に大雑把なもので、SUVとクロスオーバーSUVの違いのように構造的な違いがあったり、登録車と軽自動車の違いのように法律で定められた規格があるわけではなく、なんとなく軽スーパーハイトワゴンのN-BOXやスペーシアよりも全高が低く、軽ハッチバックセダンのアルトやミラなどよりも全高が高いことからその間を取って軽ハッチバックセダンよりも「トール」な乗用モデルということで軽トールワゴンと呼ばれるようになっただけです。

厳密に「トールワゴンは全高が何センチから何センチまで」とは決められていませんので、N-ONEを軽トールワゴンではなく、軽ハッチバックセダンとして扱っても間違いではありません。
ただ、そうなりますとホンダの軽自動車に軽トールワゴンモデルがなくなってしまうので、新たにN-WGNを追加したということになるわけです。

そしてもう1つ、現実的にはこちらの理由の方が大きいでしょう。
N-ONEを軽トールワゴンとして捉えたとして、N-ONEが見た目的に他の自動車メーカーで大ヒットモデルとなっている軽トールワゴンとはちょっと違う車であるからです。

軽トールワゴンの代表的なモデルとなるスズキのワゴンRやダイハツのムーヴはどちらかといいますと外見がちょっと「厳つい」というか攻撃的なデザインを取っています。
これは昨今の需要傾向である「見た目で威圧できる、圧力をかけられるような車を好む」にあわせた形にしたもので、それが人気繋がっているのですが、それに対してN-ONEはどちらかといいますと可愛いイメージのある「丸」が基調のデザインを取っているため、女性には好まれそうですが男性ドライバーにはあまり好まれません。

そこでワゴンRやムーヴにあわせるかのようにちょっと厳つい面持ちを持つ軽トールワゴンとしてN-WGNを発売するに至ったのです。

早い話が、N-WGNはワゴンR・ムーヴに対抗させるモデルとして作られたものということです。

Nシリーズ第二世代モデルとなったN-WGN

N-WGNは2013年に初代モデルが発売されましたが、2019年12月現在では2代目モデルが発売されています。
このモデルは、N-BOXがモデルチェンジして同じく2代目モデルになった際に採用されるようになったNシリーズの第二世代モデルとなるもので、初代モデルのキープコンセプトでありながらシャシーやエンジンに改良を加えて更にグレードアップさせています。
初代モデルは比較的遅れて登場しましたが、早々モデルチェンジを行ったことで第二世代モデルとしては2番目の発売となりました。

多分これはそれだけホンダがN-WGNに期待をかけているということだと思います。

ホンダ・N-WGNのこれまでの出来事(2019年12月現在)

●初代モデル JH1/2型 2013年11月発売

・2014年5月 「コンフォートパッケージ」の追加
・2015年4月 一部改良 「あんしんパッケージ」の採用 ボディカラーの変更
・2015年7月 「C」グレード、「G・Lパッケージ」グレード、「カスタム SSクールパッケージ」グレード、「カスタム ターボSSクールパッケージ」グレードの追加
・2015年11月 仕様変更 ボディカラーの変更
・2015年12月 「SSコンフォートパッケージ」、「SSコンフォートLパッケージ」の追加
・2016年6月 一部改良 デザインの小変更 ボディカラーの変更
・2016年12月 「SSパッケージ」「カスタム SS 2tone color styleパッケージ」「カスタム ターボ SS 2tone color styleパッケージ」の追加
・2017年6月 一部改良 「SSコンフォートパッケージ」の追加
・2017年7月 ボディカラーの変更
・2018年7月 「SSパッケージII」「ターボ SSパッケージII」「SSブラックスタイルパッケージ」「ターボ SSブラックスタイルパッケージ」「SS 2トーンカラースタイルパッケージII」「ターボ SS 2トーンカラースタイルパッケージII」の追加
・2018年10月 ボディカラーの変更

●2代目モデル JH3/4型 2019年7月発売

・2019年7月 フルモデルチェンジ 

ホンダ・N-WGNが属するカテゴリー

●車格:軽大衆モデル
●用途・目的:生活車
●車両カテゴリー:軽トールワゴン
●エンジン排気量クラス:軽自動車クラス

ホンダ・N-WGNのオーナー層

●年齢層:特になし
●性別:特になし
●経済力:高収入層(新車購入)、大衆層(新車購入)、低収入層(中古車購入)
●その他:比較的若年層が多い

ホンダ・N-WGNの車体の構成・選択肢

●パワーユニット

・ガソリンエンジン

●トランスミッション

・CVT

●エンジン・ドライブトレーンレイアウト

・FF
・スタンバイ式4WD

●サスペンション構造

・フロントサスペンション:マクファーソンストラット(コイルスプリング)
・リヤサスペンション:FF=トーションビーム(コイルスプリング) 4WD=ド・ディオン式(コイルスプリング)

●ブレーキシステム

・フロント:ベンチレーテッドディスク ディスクブレーキ(一部モデル=ソリッドディスク)
・リヤ:リーディングトレーリング ドラムブレーキ

●ベースモデル

・あり・・・ JF3/4型N-BOX

●兄弟車

・あり・・・N-BOX、N-BOXスラッシュ、N-ONE、N-VAN

ホンダ・N-WGNのモデル構成とグレード構成

N-WGNには外観とパワーユニットの違いによって4つモデルが用意されています。

標準・NAエンジンモデル

このモデルには2つのグレードが用意されています。

・G・Honda SENSING グレード(2WD・4WD)
・L・Honda SENSING グレード(2WD・4WD)

●「G・Honda SENSING」グレードの主な装備

・Honda SENSING:衝突軽減ブレーキ
・Honda SENSING:誤発進抑制機能
・Honda SENSING:歩行者事故低減ステアリング
・Honda SENSING:路外逸脱抑制機能
・Honda SENSING:アダプティブ・クルーズ・コントロール
・Honda SENSING:車線維持支援システム
・Honda SENSING:先行車発進お知らせ機能
・Honda SENSING:標識認識機能
・Honda SENSING:後方誤発進抑制機能オートハイビーム
・パーキングセンサーシステム
・オートライトコントロール機構付マルチリフレクターハロゲンヘッドライト
・電子制御パーキングブレーキ
・オートブレーキホールド機能
・運転席用i-SRSエアバッグシステム
・助手席用i-SRSエアバッグシステム
・前席用i-サイドエアバッグシステム
・前席/後席対応サイドカーテンエアバッグシステム
・VSA
・EBD付ABS
・LEDハイマウント・ストップランプ
・エマージェンシーストップシグナル
・ヒルスタートアシスト機能
・頚部衝撃緩和フロントシート
・アジャイルハンドリングアシスト
・アイドリングストップシステム
・ECONスイッチ
・イモビライザー
・セキュリティーアラーム
・PM2.5対応高性能集塵フィルター付フルオート・エアコンディショナー
・運転席/助手席 シートヒーター(4WDモデルのみ)
・マルチインフォメーション・ディスプレイ
・Hondaスマートキーシステム
・テレスコピック&チルトステアリング調整機構
・運転席ハイトアジャスター
・プッシュエンジンスタート/ストップスイッチ
・リアヒーターダクト(4WDモデルのみ)
・パワーウインドウ
・パワードアロック
・電気式テールゲートオープンスイッチ
・ワンタッチウインカー
・ヘッドライトオートオフ機能
・フロント2スピーカー
・電動パワーステアリング
・時計
・燃料残量警告灯
・3段階開閉ドア
・ジャージー×背面トリコットシート生地
・ステアリングガーニッシュ
・ステアリングスイッチガーニッシュ
・助手席インパネガーニッシュ
・シフトパネルガーニッシュ
・ドアアームレスト
・オーディオガーニッシュ
・フロントベンチシート
・運転席アームレスト
・リクライニング/フォールダウン機構付5:5分割式スライドリアシート
・運転席/助手席バニティーミラー付サンバイザー
・ドライバーズロアーポケット
・センターロアーボックス
・運転席 ドリンクホルダー
・助手席側収納式ドリンクホルダー
・助手席側インパネトレー
・グローブボックス
・助手席/後席ドアアームレストボトルホルダー
・左右ドアアッパーポケット
・ボトルホルダー付フロントドアロアーポケット
・リアシートアンダートレー
・運転席側後席背面コンビニフック
・フロント/リア ルームランプ
・DC12Vアクセサリーソケット
・運転席/助手席/リヤ左右席グラブレール
・LEDリアコンビネーションランプ
・UVカット機能付 フロントウインドウガラス
・高熱線吸収/UVカット機能付 フロントドアガラス
・高熱線吸収機能付 フロントドアコーナーガラス
・高熱線吸収/UVカット機能付プライバシー リアドアガラス
・高熱線吸収/UVカット機能付プライバシー テールゲートガラス
・電動格納式リモコンカラードドアミラー
・ミスト機構付間欠フロントワイパー
・親水/ヒーテッドドアミラー+フロントドア撥水ガラス(4WDモデルのみ)
・リバース連動ウオッシャー付間欠リアワイパー
・スプレータイプフロントウインドウウオッシャー
・155/65R14サイズ タイヤ
・14インチ×4.5J スチールホイール
・樹脂製フルホイールキャップ
・フロントスタビライザー

など

●「L・Honda SENSING」グレードの主な装備

「G・Honda SENSING」グレードの装備に加えて・・・

・ナビ装着用スペシャルパッケージ
・ETC車載器
・4スピーカー
・充電用USBジャック
・PM2.5対応高性能集塵フィルター付プラズマクラスター技術搭載フルオート・エアコンディショナー
・運転席 シートヒーター
・助手席 シートヒーター(4WDモデルのみ)
・運転席 アッパー シートバックポケット
・助手席 アッパー&ロアー シートバックポケット
・ブラウン塗装/アイボリー塗装 ステアリングガーニッシュ
・ベージュ ドアアームレスト
・360°スーパーUV・IRカットパッケージ:IRカット/UVカット機能付 フロントウインドウガラス
・360°スーパーUV・IRカットパッケージ:IRカット/スーパーUVカット機能付 フロントドアコーナーガラス
・360°スーパーUV・IRカットパッケージ:IRカット/スーパーUVカット機能付 フロントドアガラス
・360°スーパーUV・IRカットパッケージ:IRカット/スーパーUVカット機能付プライバシー リアドアガラス
・360°スーパーUV・IRカットパッケージ:IRカット/スーパーUVカット機能付プライバシー テールゲートガラス
・車速連動間欠/バリアブル間欠/ミスト機構付間欠フロントワイパー

が追加されています。

標準・ターボエンジンモデル

このモデルはモノグレードとなります。

・L・ターボ Honda SENSING グレード(2WD・4WD)

●「L・ターボ Honda SENSING」グレードの主な装備

・Honda SENSING:衝突軽減ブレーキ
・Honda SENSING:誤発進抑制機能
・Honda SENSING:歩行者事故低減ステアリング
・Honda SENSING:路外逸脱抑制機能
・Honda SENSING:アダプティブ・クルーズ・コントロール
・Honda SENSING:車線維持支援システム
・Honda SENSING:先行車発進お知らせ機能
・Honda SENSING:標識認識機能
・Honda SENSING:後方誤発進抑制機能オートハイビーム
・パーキングセンサーシステム
・オートライトコントロール機構付LEDヘッドライト
・電子制御パーキングブレーキ
・オートブレーキホールド機能
・運転席用i-SRSエアバッグシステム
・助手席用i-SRSエアバッグシステム
・前席用i-サイドエアバッグシステム
・前席/後席対応サイドカーテンエアバッグシステム
・VSA
・EBD付ABS
・LEDハイマウント・ストップランプ
・エマージェンシーストップシグナル
・ヒルスタートアシスト機能
・頚部衝撃緩和フロントシート
・アジャイルハンドリングアシスト
・アイドリングストップシステム
・ECONスイッチ
・イモビライザー
・セキュリティーアラーム
・ナビ装着用スペシャルパッケージ
・ETC車載器
・4スピーカー
・充電用USBジャック
・PM2.5対応高性能集塵フィルター付プラズマクラスター技術搭載フルオート・エアコンディショナー
・運転席 シートヒーター
・助手席 シートヒーター(4WDモデルのみ)
・マルチインフォメーション・ディスプレイ
・Hondaスマートキーシステム
・テレスコピック&チルトステアリング調整機構
・運転席ハイトアジャスター
・プッシュエンジンスタート/ストップスイッチ
・リアヒーターダクト(4WDモデルのみ)
・パワーウインドウ
・パワードアロック
・電気式テールゲートオープンスイッチ
・ワンタッチウインカー
・ヘッドライトオートオフ機能
・フロント2スピーカー
・電動パワーステアリング
・時計
・燃料残量警告灯
・3段階開閉ドア
・ジャージー×背面トリコットシート生地
・運転席 アッパー シートバックポケット
・助手席 アッパー&ロアー シートバックポケット
・ブラウン塗装/アイボリー塗装 ステアリングガーニッシュ
・ステアリングスイッチガーニッシュ
・助手席インパネガーニッシュ
・シフトパネルガーニッシュ
・ベージュ ドアアームレスト
・オーディオガーニッシュ
・フロントベンチシート
・運転席アームレスト
・リクライニング/フォールダウン機構付5:5分割式スライドリアシート
・運転席/助手席バニティーミラー付サンバイザー
・ドライバーズロアーポケット
・センターロアーボックス
・運転席 ドリンクホルダー
・助手席側収納式ドリンクホルダー
・助手席側インパネトレー
・グローブボックス
・助手席/後席ドアアームレストボトルホルダー
・左右ドアアッパーポケット
・ボトルホルダー付フロントドアロアーポケット
・リアシートアンダートレー
・運転席側後席背面コンビニフック
・フロント/リア ルームランプ
・DC12Vアクセサリーソケット
・運転席/助手席/リヤ左右席グラブレール
・LEDリアコンビネーションランプ
・UVカット機能付 フロントウインドウガラス
・高熱線吸収/UVカット機能付 フロントドアガラス
・高熱線吸収機能付 フロントドアコーナーガラス
・高熱線吸収/UVカット機能付プライバシー リアドアガラス
・高熱線吸収/UVカット機能付プライバシー テールゲートガラス
・オートリトラミラー電動格納式リモコンカラードドアミラー
・ミスト機構付間欠フロントワイパー
・親水/ヒーテッドドアミラー+フロントドア撥水ガラス(4WDモデルのみ)
・リバース連動ウオッシャー付間欠リアワイパー
・スプレータイプフロントウインドウウオッシャー
・155/65R14サイズ タイヤ
・14インチ×4.5J スチールホイール
・樹脂製フルホイールキャップ
・フロントスタビライザー
・パドルレバー

など

ドレスアップ・NAエンジンモデル

このモデルはエクステリア、インテリアをドレスアップしたモデルで「N-WGNカスタム」と呼ばれています。
2つのグレードが用意されています。

・Custom G・Honda SENSING グレード(2WD・4WD)
・Custom L・Honda SENSING グレード(2WD・4WD)

●「Custom G・Honda SENSING」グレードの主な装備

・Honda SENSING:衝突軽減ブレーキ
・Honda SENSING:誤発進抑制機能
・Honda SENSING:歩行者事故低減ステアリング
・Honda SENSING:路外逸脱抑制機能
・Honda SENSING:アダプティブ・クルーズ・コントロール
・Honda SENSING:車線維持支援システム
・Honda SENSING:先行車発進お知らせ機能
・Honda SENSING:標識認識機能
・Honda SENSING:後方誤発進抑制機能オートハイビーム
・パーキングセンサーシステム
・オートライトコントロール機構付9灯式フルLEDヘッドライト
・電子制御パーキングブレーキ
・オートブレーキホールド機能
・運転席用i-SRSエアバッグシステム
・助手席用i-SRSエアバッグシステム
・前席用i-サイドエアバッグシステム
・前席/後席対応サイドカーテンエアバッグシステム
・VSA
・EBD付ABS
・LEDハイマウント・ストップランプ
・エマージェンシーストップシグナル
・ヒルスタートアシスト機能
・頚部衝撃緩和フロントシート
・アジャイルハンドリングアシスト
・アイドリングストップシステム
・ECONスイッチ
・イモビライザー
・セキュリティーアラーム
・充電用USBジャック
・PM2.5対応高性能集塵フィルター付フルオート・エアコンディショナー
・運転席/助手席 シートヒーター(4WDモデルのみ)
・マルチインフォメーション・ディスプレイ
・Hondaスマートキーシステム
・テレスコピック&チルトステアリング調整機構
・運転席ハイトアジャスター
・プッシュエンジンスタート/ストップスイッチ
・リアヒーターダクト(4WDモデルのみ)
・パワーウインドウ
・パワードアロック
・電気式テールゲートオープンスイッチ
・ワンタッチウインカー
・ヘッドライトオートオフ機能
・フロント2スピーカー
・電動パワーステアリング
・時計
・燃料残量警告灯
・3段階開閉ドア
・トリコットシート生地
・助手席 ロアー シートバックポケット
・ステアリングガーニッシュ
・ステアリングスイッチガーニッシュ
・助手席インパネガーニッシュ
・シフトパネルガーニッシュ
・ドアアームレスト
・オーディオガーニッシュ
・インテリアイルミネーション
・フロントベンチシート
・運転席アームレスト
・リクライニング/フォールダウン機構付5:5分割式スライドリアシート
・運転席/助手席バニティーミラー付サンバイザー
・ドライバーズロアーポケット
・センターロアーボックス
・運転席 ドリンクホルダー
・助手席側収納式ドリンクホルダー
・助手席側インパネトレー
・グローブボックス
・助手席/後席ドアアームレストボトルホルダー
・左右ドアアッパーポケット
・ボトルホルダー付フロントドアロアーポケット
・リアシートアンダートレー
・運転席側後席背面コンビニフック
・N-WGN Custom専用:フロント/リヤ LEDルームランプ
・DC12Vアクセサリーソケット
・運転席/助手席/リヤ左右席グラブレール
・フルLEDリアコンビネーションランプ
・UVカット機能付 フロントウインドウガラス
・高熱線吸収/UVカット機能付 フロントドアガラス
・高熱線吸収機能付 フロントドアコーナーガラス
・高熱線吸収/UVカット機能付プライバシー リアドアガラス
・高熱線吸収/UVカット機能付プライバシー テールゲートガラス
・電動格納式リモコンカラードドアミラー
・ミスト機構付間欠フロントワイパー
・N-WGN Custom専用:カスタムデザイン フロントバンパー
・N-WGN Custom専用:カスタムデザイン リアバンパー
・N-WGN Custom専用:カスタムデザイン フロントグリル
・N-WGN Custom専用:ステンレス ドアベルトモール
・N-WGN Custom専用:カラード サイドシルガーニッシュ
・N-WGN Custom専用:カラード テールゲートスポイラー
・N-WGN Custom専用:LEDシーケンシャル フロントターンシグナルランプ
・N-WGN Custom専用:LEDフォグライト風タウンランプ
・N-WGN Custom専用:クロームメッキ フォグライトガーニッシュ
・N-WGN Custom専用:クロームメッキ アウタードアハンドル
・N-WGN Custom専用:クロームメッキ リアライセンスガーニッシュ
・N-WGN Custom専用:LEDドアミラーウインカー
・N-WGN Custom専用:シャークフィンアンテナ
・親水/ヒーテッドドアミラー+フロントドア撥水ガラス(4WDモデルのみ)
・リバース連動ウオッシャー付間欠リアワイパー
・スプレータイプフロントウインドウウオッシャー
・155/65R14サイズ タイヤ
・14インチ×4.5J ブラック塗装+切削 アルミホイール
・フロントスタビライザー

など

●「Custom L・Honda SENSING」グレードの主な装備

「Custom G・Honda SENSING」グレードの装備に加えて・・・

・ナビ装着用スペシャルパッケージ
・ETC車載器
・PM2.5対応高性能集塵フィルター付プラズマクラスター技術搭載フルオート・エアコンディショナー
・運転席 シートヒーター
・助手席 シートヒーター(4WDモデルのみ)
・ダブルステッチ入りトリコット×ジャージー シート生地
・運転席 アッパー シートバックポケット
・助手席 アッパー&ロアー シートバックポケット
・チタン調偏光塗装 ステアリングガーニッシュ
・ピアノブラック調 ステアリングスイッチガーニッシュ
・チタン調偏光塗装 助手席インパネガーニッシュ
・シルバー塗装 シフトパネルガーニッシュ
・クロームメッキ加飾 インナードアハンドル
・クロームメッキ加飾 セレクトレバーボタン&カバー
・クロームメッキ加飾 エアコンアウトレットノブ&ルーバー
・クロームメッキ加飾 エアコンアウトレットダブルリング
・チタン調偏光塗装ドアオーナメントパネル
・ファブリック ドアアームレスト
・ピアノブラック調/シルバー塗装 オーディオガーニッシュ
・シルバー塗装 エアコンスイッチパネルガーニッシュ
・360°スーパーUV・IRカットパッケージ:IRカット/UVカット機能付 フロントウインドウガラス
・360°スーパーUV・IRカットパッケージ:IRカット/スーパーUVカット機能付 フロントドアコーナーガラス
・360°スーパーUV・IRカットパッケージ:IRカット/スーパーUVカット機能付 フロントドアガラス
・360°スーパーUV・IRカットパッケージ:IRカット/スーパーUVカット機能付プライバシー リアドアガラス
・360°スーパーUV・IRカットパッケージ:IRカット/スーパーUVカット機能付プライバシー テールゲートガラス
・オートリトラミラー電動格納式リモコンカラードドアミラー
・車速連動間欠/バリアブル間欠/ミスト機構付間欠フロントワイパー

が追加されています。

ドレスアップ・ターボエンジンモデル

N-WGNカスタムのターボエンジンモデルです。
モノグレードとなります。

・Custom L・ターボ Honda SENSING グレード(2WD・4WD)

●「Custom L・ターボ Honda SENSING」グレードの主な装備

・Honda SENSING:衝突軽減ブレーキ
・Honda SENSING:誤発進抑制機能
・Honda SENSING:歩行者事故低減ステアリング
・Honda SENSING:路外逸脱抑制機能
・Honda SENSING:アダプティブ・クルーズ・コントロール
・Honda SENSING:車線維持支援システム
・Honda SENSING:先行車発進お知らせ機能
・Honda SENSING:標識認識機能
・Honda SENSING:後方誤発進抑制機能オートハイビーム
・パーキングセンサーシステム
・オートライトコントロール機構付9灯式フルLEDヘッドライト
・電子制御パーキングブレーキ
・オートブレーキホールド機能
・運転席用i-SRSエアバッグシステム
・助手席用i-SRSエアバッグシステム
・前席用i-サイドエアバッグシステム
・前席/後席対応サイドカーテンエアバッグシステム
・VSA
・EBD付ABS
・LEDハイマウント・ストップランプ
・エマージェンシーストップシグナル
・ヒルスタートアシスト機能
・頚部衝撃緩和フロントシート
・アジャイルハンドリングアシスト
・アイドリングストップシステム
・ECONスイッチ
・イモビライザー
・セキュリティーアラーム
・ナビ装着用スペシャルパッケージ
・ETC車載器
・充電用USBジャック
・PM2.5対応高性能集塵フィルター付プラズマクラスター技術搭載フルオート・エアコンディショナー
・運転席 シートヒーター
・助手席 シートヒーター(4WDモデルのみ)
・マルチインフォメーション・ディスプレイ
・Hondaスマートキーシステム
・テレスコピック&チルトステアリング調整機構
・運転席ハイトアジャスター
・プッシュエンジンスタート/ストップスイッチ
・リアヒーターダクト(4WDモデルのみ)
・パワーウインドウ
・パワードアロック
・電気式テールゲートオープンスイッチ
・ワンタッチウインカー
・ヘッドライトオートオフ機能
・フロント2スピーカー
・電動パワーステアリング
・時計
・燃料残量警告灯
・3段階開閉ドア
・ダブルステッチ入りトリコット×ジャージー シート生地
・運転席 アッパー シートバックポケット
・助手席 アッパー&ロアー シートバックポケット
・チタン調偏光塗装 ステアリングガーニッシュ
・ピアノブラック調 ステアリングスイッチガーニッシュ
・チタン調偏光塗装 助手席インパネガーニッシュ
・シルバー塗装 シフトパネルガーニッシュ
・クロームメッキ加飾 インナードアハンドル
・クロームメッキ加飾 セレクトレバーボタン&カバー
・クロームメッキ加飾 エアコンアウトレットノブ&ルーバー
・クロームメッキ加飾 エアコンアウトレットダブルリング
・チタン調偏光塗装ドアオーナメントパネル
・ドアアームレスト
・ピアノブラック調/シルバー塗装 オーディオガーニッシュ
・インテリアイルミネーション
・フロントベンチシート
・運転席アームレスト
・リクライニング/フォールダウン機構付5:5分割式スライドリアシート
・運転席/助手席バニティーミラー付サンバイザー
・ドライバーズロアーポケット
・センターロアーボックス
・運転席 ドリンクホルダー
・助手席側収納式ドリンクホルダー
・助手席側インパネトレー
・グローブボックス
・助手席/後席ドアアームレストボトルホルダー
・左右ドアアッパーポケット
・ボトルホルダー付フロントドアロアーポケット
・リアシートアンダートレー
・運転席側後席背面コンビニフック
・N-WGN Custom専用:フロント/リヤ LEDルームランプ
・DC12Vアクセサリーソケット
・運転席/助手席/リヤ左右席グラブレール
・フルLEDリアコンビネーションランプ
・360°スーパーUV・IRカットパッケージ:IRカット/UVカット機能付 フロントウインドウガラス
・360°スーパーUV・IRカットパッケージ:IRカット/スーパーUVカット機能付 フロントドアコーナーガラス
・360°スーパーUV・IRカットパッケージ:IRカット/スーパーUVカット機能付 フロントドアガラス
・360°スーパーUV・IRカットパッケージ:IRカット/スーパーUVカット機能付プライバシー リアドアガラス
・360°スーパーUV・IRカットパッケージ:IRカット/スーパーUVカット機能付プライバシー テールゲートガラス
・オートリトラミラー電動格納式リモコンカラードドアミラー
・車速連動間欠/バリアブル間欠/ミスト機構付間欠フロントワイパー
・N-WGN Custom専用:カスタムデザイン フロントバンパー
・N-WGN Custom専用:カスタムデザイン リアバンパー
・N-WGN Custom専用:カスタムデザイン フロントグリル
・N-WGN Custom専用:ステンレス ドアベルトモール
・N-WGN Custom専用:カラード サイドシルガーニッシュ
・N-WGN Custom専用:カラード テールゲートスポイラー
・N-WGN Custom専用:LEDシーケンシャル フロントターンシグナルランプ
・N-WGN Custom専用:LEDフォグライト風タウンランプ
・N-WGN Custom専用:クロームメッキ フォグライトガーニッシュ
・N-WGN Custom専用:クロームメッキ アウタードアハンドル
・N-WGN Custom専用:クロームメッキ リアライセンスガーニッシュ
・N-WGN Custom専用:LEDドアミラーウインカー
・N-WGN Custom専用:シャークフィンアンテナ
・親水/ヒーテッドドアミラー+フロントドア撥水ガラス(4WDモデルのみ)
・リバース連動ウオッシャー付間欠リアワイパー
・スプレータイプフロントウインドウウオッシャー
・165/55R15 75Vサイズ タイヤ
・15インチ×4.5J ブラック塗装+切削 アルミホイール
・フロントスタビライザー
・リアスタビライザー(2WDモデルのみ)
・パドルレバー

など

ホンダ・N-WGNに搭載されるパワーユニットと動力性能

ホンダ・N-WGNには2種類のパワーユニットが設定されています。

●0.66リッターNAエンジン

・エンジン型式:S07B型
・エンジン排気量:658cc
・シリンダー配列:直列
・シリンダー数:3気筒
・バルブ構造:DOHC12バルブ
・燃料供給:ポート噴射 

◆スペック

・最大出力:58ps/7300rpm
・最大トルク:6.6kgf・m/4800rpm

・1リッターあたりのパワー:約87ps
・パワーウェイトレシオ:約15.8kg/ps

このパワーユニットは・・・

・「G・Honda SENSING」グレード
・「L・Honda SENSING」グレード
・「Custom G・Honda SENSING」グレード
・「Custom L・Honda SENSING」グレード

に採用されています。

NAエンジンモデルに採用されているものです。

このエンジンは2019年12月現在で、N-BOXとN-VAN、そしてこのN-WGNだけに搭載されているものでNシリーズ第二世代のエンジンといえるものです。

Nシリーズ第一世代に各モデルに搭載されていたS07A型エンジンを大幅改良して作られたエンジンで、S07A型とはエンジン排気量は全く同じですがボア×ストロークの寸法が全く違います。
S07A型は・・・

・ボア:64.0mm
・ストローク:68.2mm

となりますが、S07B型では・・・

・ボア:60.0mm
・ストローク:77.6mm

とロングストローク型に変更されているのです。

ロングストローク化した理由は、単に低燃費を狙っただけなのですが、このロングストロークエンジンで7000rpmオーバーまで回せるのには驚きです。
そして更にバルブ機構にも改良が加えられています。
S07A型で吸気側に可変バルブタイミング機構としてカムシャフトとカムスプロケットの位相を変更させるVTCが採用さえていただけだったのですがこのS07B型エンジンでは更に吸気側にカムプロフィールを変更してバルブの開閉タイミングとリフト量を二段階で変更させることができるVTECが搭載されています。
このエンジンのVTECでは4500rpmで低・中回転用カムから高回転用カムに切り替わるようになっています。

これによってNAエンジンでも、ターボエンジンのパワーにかなり近い58psものパワーを出すことができ、走らないことで有名な軽自動車のNAエンジンでパワフルな走りができるようになったのです。
ただ、トルクが細いのでどうしてもエンジンを回しがちになるため、燃費性能(実燃費)は意外とよくありません。

※パワーユニットの評価:★★★☆☆(3)

●0.66リッターターボエンジン

・エンジン型式:S07B型
・エンジン排気量:658cc
・シリンダー配列:直列
・シリンダー数:3気筒
・バルブ構造:DOHC12バルブ
・燃料供給:ポート噴射 
・過給器:ターボチャージャー

◆スペック

・最大出力:64ps/6000rpm
・最大トルク:10.6kgf・m/2600rpm

・1リッターあたりのパワー:約96ps
・パワーウェイトレシオ:約15.9kg/ps

このパワーユニットは・・・

・「L・ターボ Honda SENSING」グレード
・「Custom L・ターボ Honda SENSING」グレード

に採用されています。

NAエンジンモデルのS07B型にターボラグを少なくするための風量の少ないターボチャージャーに細かいブースト圧制御を行うことができる電動式ウェイストゲートバルブを組み合わせたものを追加してターボエンジンとしたものです。
ただし、NAエンジンで新たに採用になったVTECはターボエンジンでは採用されておらず、VTCだけとなります。

パワーは軽自動車の自主規制値となる64psまで出してきていますので、パワフルな走りができるといえるでしょう。

※パワーユニットの評価:★★★★☆(4)

ホンダ・N-WGNに採用されているトランスミッション

●CVT

N-WGNにおいてもトランスミッションの選択肢はなく、このCVTが採用されています。

このCVTは第一世代のNシリーズで使われていたもの少し手を加えただけのもので2代目N-BOXに搭載されているものと全く同じです。
なんてことはないごく普通のCVTで、CVTの悪い癖もしっかりと残されています。

※トランスミッションの評価:☆☆☆☆☆(0)

ホンダ・N-WGNの走行性能を決める構造

ホンダ・N-WGNのボディ剛性を決めるプラットフォーム・シャシー

このモデルには2代目N-BOXと全く同じ「Nシリーズ共通プラットフォーム」を改良したいわば「第二世代Nシリーズ共通プラットフォーム」に準じたシャシーが使われています。

「Nシリーズ共通プラットフォーム」よりもさらに頑丈に、軽量に作られているので、剛性や強度は全く問題なく、下手をすればコンパクトカークラスの登録車で使われているシャシーよりも頑丈かもしれません。

フレームにおいても同様で軽自動車としてはしっかりと作られている方だと思います。

※ボディ剛性の評価:★★★☆☆(3)

ホンダ・N-WGNの走りの質を決めるサスペンション構造

サスペンション構造は「Nシリーズ共通プラットフォーム」で標準となる・・・

・フロントサスペンション:マクファーソンストラット
・リヤサスペンション:FF=トーションビーム 4WD=ド・ディオン式

となります。

FFモデルと4WDモデルでリヤサスペンション構造が違う形になっていますが、構造的には4WDモデルのド・ディオンが使われている組み合わせの方がおおむね良好です。

FFモデルに使われているトーションビーム、あれはダメです。
ビームが捻じれることを想定したつくりになっているため、サスペンション構造に強度を持たせることができない、特に乗り心地を重視するとビーム自体を柔らかく作らなければならないので、常にビームがグニャグニャと捻じれ続ける性質を持っています。

そのため、ストレートでもリヤがフラフラと直進安定性が悪いですし、コーナーではまるで力が抜けたように全く踏ん張ってくれません。

これはN-WGNが悪いのではなく、トーションビームという低コスト・省スペースのためのサスペンション構造がいけないです。

※サスペンション構造の評価:★☆☆☆☆(1)

ホンダ・N-WGNのストッピングパワーを生み出すブレーキシステム

N-WGNでも2組のブレーキシステムが用意されています。

N-WGNではパワーユニットによって使い分けられていて、パワーが低くブレーキにあまり負担がかからないNAエンジンモデルには・・・

・フロント:1ポットフローティングキャリパー+ソリッドディスク ディスクブレーキ
・リヤ:リーディングトレーリング ドラムブレーキ

といった感じで、パワーがあり比較的ブレーキに負担がかかるターボエンジンモデルでは・・・

・フロント:1ポットフローティングキャリパー+ベンチレーテッドディスク ディスクブレーキ
・リヤ:リーディングトレーリング ドラムブレーキ

とフロントブレーキのブレーキローターを放熱性の高いベンチレーテッドディスクにしたものが使われています。

ブレーキの効き目は軽自動車としては十分だと思いますが、ソリッドディスクのブレーキローターを使っているNAエンジンモデルでは意外とすぐに熱による効き目の変化が訪れます。

ただ、街乗りなら全く問題ないレベルだと思います。

※ブレーキシステムの評価:★★★☆☆(3)

ホンダ・N-WGNに搭載されている4WDシステム

N-WGNでは全モデル、全グレードに4WDもでるのせっていがあるのですが、その4WDモデルに採用されている4WDシステムは、まさに軽自動車といえるビスカスカップリング式のスタンバイ4WDです。

フロントタイヤが空転した時だけ4WD状態になる生活四駆です。
まあ、緊急時のいわゆる「お守り」みたいなもので、トラクション性能の向上はほとんど望めません。

※4WDシステムの評価:★☆☆☆☆(1)

ホンダ・N-WGNの燃費性能

ホンダ・N-WGNのカタログ燃費と実燃費

●NAエンジンモデル

・カタログ燃費(WLTCモード):最大23.2km/L
・カタログ燃費(WLTCモード・市街地):最大20.1km/L
・カタログ燃費(WLTCモード・郊外):最大25.1km/L
・カタログ燃費(WLTCモード・高速道路):最大23.6km/L

・実燃費:約20km/L

※燃費性能の評価:★★★★☆(4)

●ターボエンジンモデル

・カタログ燃費(WLTCモード):最大22.0km/L
・カタログ燃費(WLTCモード・市街地):最大17.9km/L
・カタログ燃費(WLTCモード・郊外):最大23.8km/L
・カタログ燃費(WLTCモード・高速道路):最大23.1km/L

・実燃費:約18km/L

※燃費性能の評価:★★★☆☆(3)

ホンダ・N-WGNに採用されている低燃費装備

●全モデル

・可変バルブタイミング機構
・CVT
・電動パワーステアリング機構
・オルタネーター制御
・アイドリングストップ機構

ホンダ・N-WGNのライバルモデル比較

ホンダ・N-WGNのライバルとなるのは三菱・eKワゴン

N-WGNは軽トールワゴンに属するモデルですのでライバルモデルも軽トールワゴンということになります。
軽トールワゴンと呼ばれているモデルは非常に多く、なかなか絞り切れませんがここではNMKVが開発し三菱が生産と販売を行っているeKワゴンをライバルモデルとして比較してみたいと思います。

eKワゴンは、現在4代目モデルとなるモデルが発売されていて、全く同じモデルが日産からデイズとして発売されています。
バリエーションはNAエンジンモデルだけで、ターボエンジンモデルもドレスアップモデルもありません。

ここではそんなeKワゴンにあわせてNAエンジンモデル同士で比較してみたいと思います。

●ホンダ・N-WGNの概要
・カテゴリー:軽トールワゴン
・車格:軽自動車
・エンジン排気量:約0.66リッター
・エンジン形式:S07B型
・比較対象グレード:「L Honda SENSING」グレード

●三菱・eKワゴンの概要
・カテゴリー:軽トールワゴン
・車格:軽自動車
・エンジン排気量:約0.66リッター
・エンジン形式:BR06型
・比較対象グレード:「G」グレード

ホンダ・N-WGNと三菱・eKワゴンのパワースペック比較

●ホンダ・N-WGN

・最大出力:58ps/7300rpm
・最大トルク:6.6kgf・m/4800rpm

●三菱・eKワゴン

・最大出力:52ps/6400rpm
・最大トルク:6.1kgf・m/3600rpm

※パワースペック比較結果

N-WGNに搭載されているS07B型エンジンは軽自動車用のNAエンジンで最強となるものですので、それにかなうものはありません。
それでもeKワゴンも標準的な52psを発生させているので問題はないかと思います。

ホンダ・N-WGNと三菱・eKワゴンの燃費性能比較

●ホンダ・N-WGN
・カタログ燃費(WLTCモード):最大23.2km/L
・カタログ燃費(WLTCモード・市街地):最大20.1km/L
・カタログ燃費(WLTCモード・郊外):最大25.1km/L
・カタログ燃費(WLTCモード・高速道路):最大23.6km/L

・実燃費:約20km/L

●三菱・eKワゴン
・カタログ燃費(WLTCモード):最大21.2km/L
・カタログ燃費(WLTCモード・市街地):最大18.6km/L
・カタログ燃費(WLTCモード・郊外):最大22.3km/L
・カタログ燃費(WLTCモード・高速道路):最大21.7km/L

・実燃費:約20km/L

※燃費性能比較結果

カタログ値ではわずかにN-WGNの方が燃費が良い形になっていますが実燃費はほとんど変わりはないようです。

ホンダ・N-WGNと三菱・eKワゴンの販売価格帯比較

ここでは全モデルの販売価格で比較してみたいと思います。

●ホンダ・N-WGN

約130万円~約182万円

●三菱・eKワゴン

約132万円~約153万円

※販売価格帯比較結果

N-WGNにはeKワゴンにはないドレスアップモデルやターボエンジンモデルがありますので高額側の金額は高くなってしまいますが、標準のNAエンジンモデルだけでみれば約150万円とeKワゴンよりも安いことになります。

まとめ

軽ハッチバックセダンから「軽自動車のベーシックモデル」のお株を奪い取った軽トールワゴン、それだけ人気があることから軽自動車界はとうとう軽トールワゴンだらけとなってしまいました。

そういった中で突出した人気はないもののそこそこ売れているN-WGN、ダメな車ではないのですが、なんとなく2代目モデルになって「牙を抜かれた」感が強くあります。

それはエクステリアのデザインによるもの、見た目が何となく軟弱に見えるようになったことからくるのではなく、実際にターボエンジンモデルを乗り比べた時に気が付いたのですが、パワーの出方が大人しくなったように思います。
出ているパワーは全く同じなのにパワーの出方が違う、多分電動式ウェイストゲートバルブのせいだと思いますが、いつブーストが掛かったのかわからないぐらいのフラットなパワーの出方をするのです。

よく言えば優等生になったといえますが、私個人では初代モデルのようなメリハリのあるパワーの出方の方が好きです。
人それぞれですが、優等生過ぎて面白みを感じません。

※総合評価:★★★☆☆(3)

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