N-BOXで高評価を得たことからホンダはNシリーズとして第三弾となるモデルを発売しました。
それが軽トールワゴンのN-ONEです。
ここではN-ONEがどんな車なのか、性能面はどうなのかといったところを検証してみたいと思います。

※ご注意
ここではホンダ・N-ONEの自動車としての具体的な性能(動力性能や走行性能など)とこの車を自動車メーカーがどういう風に作り、どういった形で販売しているのかということについてだけ書かれており、個人の好みやセンスによって評価が変わる見た目のエクステリアデザインやインテリアデザイン、使い勝手などには一切触れていません。

目次

軽トールワゴンだけどハッチバックセダン扱いのホンダ・N-ONE

2011年の年末から発売開始となったホンダの軽乗用車の新シリーズのNシリーズ、まずは需要の高いカテゴリーでしっかりと消費者の心を鷲掴みにするためにママさん車として大人気の軽スーパーハイトワゴンのN-BOXからスタートしました。
のちにN-BOXの車体を流用して「遊び車」「積載能力の高い車」として作られたN-BOX+(プラス)も発売されましたが、その両車はホンダの目論見通りに大ヒット(主にN-BOX)、これに気をよくしたホンダは次なるモデル、Nシリーズとしての第三弾モデルを発売しました。

それがN-ONEというモデルなのですが、このモデルもNシリーズの1台ですので、シャシーやパワーユニット、ドライブトレーンはNシリーズで共通となる、要するに先行して発売されたN-BOXシリーズと全く同じものを使って作られています。

N-BOXシリーズは軽スーパーハイトワゴンでしたが、このN-ONEは全高から見てスズキのワゴンRや三菱のeKワゴンのような軽トールワゴンとして作られた形になりましたが、ホンダの扱いとしては軽トールワゴンではなく、スズキのアルトのような軽ベーシックモデルでよく用いられる「軽ハッチバックセダン」的なものとなっていました。

それを裏付けるものとして、確かにこのモデルが発売されたのちに「より軽トールワゴンらしい」N-WGNが発売されていて2台も軽トールワゴンはいりませんし、ホンダの軽自動車に軽ベーシックモデルがない状態であることからそういう扱いになってもおかしくはありませんが、もう1つ決定的な理由としてスポーティーな軽自動車という形で売り出しているというのもあります。

これまでの軽自動車において、ビートやS660、カプチーノ、AZ-1といったオープンスポーツモデルを除いたスポーツ志向のモデルはだいたいがその自動車メーカーの軽自動車においてベーシックモデルと発売されている軽ハッチバックセダンモデルをベースモデルとしてきました。

アルトからアルト・ワークスが作られたり、ミラからミラTR-XX、X4Rといったモデルが作られたりしたのを見ればお分かりかと思います。

このN-ONEもそれらのモデルのように純然たる軽スポーツモデルではないものの、専用のコイルスプリングを使用したローダウンモデルや「RS」といったスポーティーモデルを標準モデルと並行して販売するといった形を取っているためホンダの軽自動車の中ではベーシックモデル扱い、計ハッチバックセダンモデル扱いがされているといえます。

2019年12月現在、Nシリーズは続々とモデルチェンジを行っており、現状でもN-BOX(N-BOX+は廃止)やN-WGNが2代目モデルとなっていますが、このN-ONEはいまだに初代モデルが発売されている形となっています。

ホンダ・N-ONEのこれまでの出来事(2019年12月現在)

●初代モデル JG1/2型 2012年11月発売

・2013年9月 ボディカラーの変更 「2トーンカラースタイル」の追加
・2014年5月 マイナーチェンジ デザインの小変更 「あんしんパッケージ」の採用 ボディカラーの変更
・2014年11月 「SS(Suzuka Special)パッケージ」の追加 ボディカラーの変更
・2015年2月 仕様変更 ボディカラーの変更
・2015年7月 マイナーチェンジ デザインの小変更 ローダウンモデル「G・LOWDOWN」グレード、「Premium Tourer・LOWDOWN」グレードの追加 「Modulo X」モデルの追加
・2015年12月 「SSブラウンスタイルパッケージ」の追加 「G・LOWDOWN Basic」グレードの追加 ボディカラーの変更
・2016年6月 「SSアーバンブラックパッケージ」「SSブラウンスタイルパッケージ」の追加
・2016年11月 「SSネオクラシックレーサーパッケージ」の追加
・2017年3月 仕様変更 ボディカラーの変更
・2017年7月 仕様変更 ボディカラーの変更
・2017年12月 マイナーチェンジ デザインの小変更 グレード構成の変更 「Select」グレード、「Select Tourer」グレード、「RS」グレードの追加 ボディカラーの変更
・2018年10月 仕様変更 ボディカラーの変更
・2018年11月 「Standard・L WHITE CLASSY STYLE」の追加

ホンダ・N-ONEが属するカテゴリー

●車格:軽大衆モデル
●用途・目的:生活車 スポーツ走行用 競技車両
●車両カテゴリー:軽トールワゴン
●エンジン排気量クラス:軽自動車クラス

ホンダ・N-ONEのオーナー層

●年齢層:18歳ぐらいから50歳ぐらいまで
●性別:特になし
●経済力:高収入層(新車購入)、大衆層(新車購入)、低収入層(中古車購入)
●その他:比較的若年層が多い 男性だけでなく女性にも人気がある

ホンダ・N-ONEの車体の構成・選択肢

●パワーユニット

・ガソリンエンジン

●トランスミッション

・CVT

●エンジン・ドライブトレーンレイアウト

・FF
・スタンバイ式4WD

●サスペンション構造

・フロントサスペンション:マクファーソンストラット(コイルスプリング)
・リヤサスペンション:FF=トーションビーム(コイルスプリング) 4WD=ド・ディオン式(コイルスプリング)

●ブレーキシステム

・フロント:NAエンジンモデル=ソリッドディスク ターボエンジンモデル=ベンチレーテッドディスク ディスクブレーキ
・リヤ:リーディングトレーリング ドラムブレーキ

●ベースモデル

・なし(Nシリーズ共通)

●兄弟車

・あり・・・N-BOX、N-BOXスラッシュ、N-WGN、N-VAN

ホンダ・N-ONEのモデル構成とグレード構成

このモデルにはデザインやコンセプト、パワーユニットによって8種類のモデルが用意されています。

標準・NAエンジンモデル(Standard)

このモデルはN-ONEにおいて標準となるモデルで、NAエンジンを搭載しています。
グレードは4グレードとなります。

・Standard グレード(2WD・4WD)
・Standard LOWDOWN グレード(2WD)
・Standard L グレード(2WD・4WD)
・Standard LOWDOWN L グレード(2WD)

●「Standard」グレードの主な装備

・プロジェクタータイプハロゲンヘッドライト
・運転席用i-SRSエアバッグシステム
・助手席用SRSエアバッグシステム
・VSA
・エマージェンシーストップシグナル
・ヒルスタートアシスト機能
・EBD付ABS
・頚部衝撃緩和フロントシート
・アイドリングストップシステム
・ECONスイッチ
・イモビライザー
・セキュリティーアラーム
・運転席/助手席シートヒーター(4WDモデルのみ)
・アレルフリー高性能脱臭フィルター付プラズマクラスター技術搭載フルオート・エアコンディショナー
・Hondaスマートキーシステム
・プッシュエンジンスタート/ストップスイッチ
・チルトステアリング調整機構
・パワーウインドウ
・パワードアロック
・常時点灯3眼メーター
・フロント2スピーカー
・DC12Vアクセサリーソケット
・ワンタッチウインカー
・ヘッドライトオートオフ機能
・フロントルームランプ
・リアルームランプ
・運転席 パワーウインドウスイッチ照明
・助手席/リヤ左右席グラブレール
・チップアップ&ダイブダウン機構付5:5分割式リアシート
・アレルクリーンシート
・リクライニング・リアシート
・フロントシートアームレスト
・運転席/助手席バニティーミラー付サンバイザー
・センターポケット
・センターロアーボックス
・助手席フロント コンビニフック
・荷室床下収納スペース
・電動格納式リモコンカラードドアミラー
・遮音機能/UVカット機能付フロントウインドウガラス
・高熱線吸収/UVカット機能付フロントドアガラス
・高熱線吸収/UVカット機能付プライバシー リアドアガラス
・高熱線吸収/UVカット機能付プライバシー テールゲートガラス
・親水/ヒーテッドドアミラー+フロントドア撥水ガラス(4WDモデルのみ)
・ミスト機構付間欠フロントワイパー
・リア マイクロアンテナ
・カラード アウタードアハンドル
・リバース連動ウォッシャー付間欠リアワイパー
・LEDポジションランプ
・LEDリアコンビネーションランプ
・熱線式リアウインドウデフォッガー
・155/65R14サイズ タイヤ
・14インチ×4.5J スチールホイール
・樹脂製フルホイールキャップ

など

●「Standard LOWDOWN」グレードの主な装備

「Standard」グレードの装備に加えて・・・

・大型テールゲートスポイラー
・フロント マイクロアンテナ
・「LOWDOWN」専用5.5センチ全高ダウン ルーフ
・「LOWDOWN」専用1センチ全高ダウン サスペンションセット

が追加されています。

●「Standard L」グレードの主な装備

「Standard」グレードの装備に加えて・・・

・プロジェクタータイプ ディスチャージヘッドライト
・運転席ハイトアジャスター
・ナビ装着用スペシャルパッケージ
・ETC車載器
・充電用USBジャック
・ホワイトアイボリー ステアリングガーニッシュ
・オートリトラミラー電動格納式リモコンカラードドアミラー
・LEDドアミラーウインカー
・360度スーパーUV・IRカットパッケージ:ハーフシェード/IRカット/UVカット機能付フロントウインドウガラス
・360度スーパーUV・IRカットパッケージ:IRカット/スーパーUVカット機能付 フロントドアガラス
・360度スーパーUV・IRカットパッケージ:IRカット/スーパーUVカットプライバシー リヤドアガラス
・360度スーパーUV・IRカットパッケージ:IRカット/スーパーUVカットプライバシー テールゲートガラス
・車速連動間欠/バリアブル間欠/ミスト機構付間欠フロントワイパー
・クロームメッキ アウタードアハンドル

が追加されています。

●「Standard LOWDOWN L」グレードの主な装備

「Standard L」グレードの装備に加えて・・・

・大型テールゲートスポイラー
・フロント マイクロアンテナ
・「LOWDOWN」専用5.5センチ全高ダウン ルーフ
・「LOWDOWN」専用1センチ全高ダウン サスペンションセット

が追加されています。

標準・ターボエンジンモデル(Standard Tourer)

このモデルはN-ONEにおいて標準となるモデルにターボエンジンを搭載したモデルです。
モノグレードとなります。

・Standard Tourer グレード(2WD)

●「Standard Tourer」グレードの主な装備

・あんしんパッケージ
・クルーズコントロール
・プロジェクタータイプ ディスチャージヘッドライト
・運転席用i-SRSエアバッグシステム
・助手席用SRSエアバッグシステム
・VSA
・エマージェンシーストップシグナル
・ヒルスタートアシスト機能
・EBD付ABS
・頚部衝撃緩和フロントシート
・アイドリングストップシステム
・ECONスイッチ
・イモビライザー
・セキュリティーアラーム
・運転席ハイトアジャスター
・ナビ装着用スペシャルパッケージ
・ETC車載器
・充電用USBジャック
・アレルフリー高性能脱臭フィルター付プラズマクラスター技術搭載フルオート・エアコンディショナー
・Hondaスマートキーシステム
・プッシュエンジンスタート/ストップスイッチ
・チルトステアリング調整機構
・パワーウインドウ
・パワードアロック
・常時点灯3眼メーター
・フロント2スピーカー
・DC12Vアクセサリーソケット
・ワンタッチウインカー
・ヘッドライトオートオフ機能
・ホワイトアイボリー ステアリングガーニッシュ
・フロントルームランプ
・リアルームランプ
・運転席 パワーウインドウスイッチ照明
・助手席/リヤ左右席グラブレール
・チップアップ&ダイブダウン機構付5:5分割式リアシート
・アレルクリーンシート
・リクライニング・リアシート
・フロントシートアームレスト
・運転席/助手席バニティーミラー付サンバイザー
・センターポケット
・センターロアーボックス
・助手席フロント コンビニフック
・荷室床下収納スペース
・オートリトラミラー電動格納式リモコンカラードドアミラー
・LEDドアミラーウインカー
・360度スーパーUV・IRカットパッケージ:ハーフシェード/IRカット/UVカット機能付フロントウインドウガラス
・360度スーパーUV・IRカットパッケージ:IRカット/スーパーUVカット機能付 フロントドアガラス
・360度スーパーUV・IRカットパッケージ:IRカット/スーパーUVカットプライバシー リヤドアガラス
・360度スーパーUV・IRカットパッケージ:IRカット/スーパーUVカットプライバシー テールゲートガラス
・車速連動間欠/バリアブル間欠/ミスト機構付間欠フロントワイパー
・リア マイクロアンテナ
・クロームメッキ アウタードアハンドル
・リバース連動ウォッシャー付間欠リアワイパー
・LEDポジションランプ
・LEDリアコンビネーションランプ
・熱線式リアウインドウデフォッガー
・155/65R14サイズ タイヤ
・14インチ×4.5J スチールホイール
・樹脂製フルホイールキャップ
・パドルレバー

など

ドレスアップ・NAエンジンモデル(Select)

このモデルは、ブラウン系のカラーを基調としたエクステリア・インテリアを持つシックなイメージのドレスアップモデルでNAエンジンを搭載したものです。
このモデルはモノグレードとなります。

・Select グレード(2WD・4WD)

●「Select」グレードの主な装備

・プロジェクタータイプハロゲンヘッドライト
・運転席用i-SRSエアバッグシステム
・助手席用SRSエアバッグシステム
・VSA
・エマージェンシーストップシグナル
・ヒルスタートアシスト機能
・EBD付ABS
・頚部衝撃緩和フロントシート
・アイドリングストップシステム
・ECONスイッチ
・イモビライザー
・セキュリティーアラーム
・運転席/助手席シートヒーター
・運転席ハイトアジャスター
・ナビ装着用スペシャルパッケージ
・ETC車載器
・充電用USBジャック
・アレルフリー高性能脱臭フィルター付プラズマクラスター技術搭載フルオート・エアコンディショナー
・Hondaスマートキーシステム
・プッシュエンジンスタート/ストップスイッチ
・チルトステアリング調整機構
・パワーウインドウ
・パワードアロック
・常時点灯3眼メーター
・フロント2スピーカー
・DC12Vアクセサリーソケット
・ワンタッチウインカー
・ヘッドライトオートオフ機能
・ダブルラッセル プライムスムース&ファブリックコンビシート生地
・ピアノブラック調 ステアリングガーニッシュ
・フロントルームランプ
・リアルームランプ
・運転席/助手席 パワーウインドウスイッチ照明
・ドアミラースイッチ照明
・助手席/リヤ左右席グラブレール
・チップアップ&ダイブダウン機構付5:5分割式リアシート
・アレルクリーンシート
・リクライニング・リアシート
・フロントシートアームレスト
・運転席/助手席バニティーミラー付サンバイザー
・センターポケット
・センターロアーボックス
・助手席フロント コンビニフック
・荷室床下収納スペース
・電動格納式リモコンカラードドアミラー
・LEDドアミラーウインカー
・360度スーパーUV・IRカットパッケージ:ハーフシェード/IRカット/UVカット機能付フロントウインドウガラス
・360度スーパーUV・IRカットパッケージ:IRカット/スーパーUVカット機能付 フロントドアガラス
・360度スーパーUV・IRカットパッケージ:IRカット/スーパーUVカットプライバシー リヤドアガラス
・360度スーパーUV・IRカットパッケージ:IRカット/スーパーUVカットプライバシー テールゲートガラス
・親水/ヒーテッドドアミラー+フロントドア撥水ガラス(4WDモデルのみ)
・車速連動間欠/バリアブル間欠/ミスト機構付間欠フロントワイパー
・リア マイクロアンテナ
・クロームメッキ ドアサイドモール
・クロームメッキ アウタードアハンドル
・リバース連動ウォッシャー付間欠リアワイパー
・LEDポジションランプ
・LEDリアコンビネーションランプ
・熱線式リアウインドウデフォッガー
・155/65R14サイズ タイヤ
・14インチ×4.5J スチールホイール
・樹脂製 ブラウンカラードディッシュ センターホイールキャップ

など

ドレスアップ・ターボエンジンモデル(Select Tourer)

このモデルは、「Select」モデルにターボエンジンを搭載したモデルです。
モノグレードとなります。

・Select Tourer グレード(2WD・4WD)

●「Select Tourer」グレードの主な装備

・クルーズコントロール
・プロジェクタータイプハロゲンヘッドライト
・運転席用i-SRSエアバッグシステム
・助手席用SRSエアバッグシステム
・VSA
・エマージェンシーストップシグナル
・ヒルスタートアシスト機能
・EBD付ABS
・頚部衝撃緩和フロントシート
・アイドリングストップシステム
・ECONスイッチ
・イモビライザー
・セキュリティーアラーム
・運転席/助手席シートヒーター
・運転席ハイトアジャスター
・ナビ装着用スペシャルパッケージ
・ETC車載器
・充電用USBジャック
・アレルフリー高性能脱臭フィルター付プラズマクラスター技術搭載フルオート・エアコンディショナー
・Hondaスマートキーシステム
・プッシュエンジンスタート/ストップスイッチ
・チルトステアリング調整機構
・パワーウインドウ
・パワードアロック
・常時点灯3眼メーター
・フロント2スピーカー
・DC12Vアクセサリーソケット
・ワンタッチウインカー
・ヘッドライトオートオフ機能
・ダブルラッセル プライムスムース&ファブリックコンビシート生地
・ピアノブラック調 ステアリングガーニッシュ
・フロントルームランプ
・リアルームランプ
・運転席/助手席 パワーウインドウスイッチ照明
・ドアミラースイッチ照明
・助手席/リヤ左右席グラブレール
・チップアップ&ダイブダウン機構付5:5分割式リアシート
・アレルクリーンシート
・リクライニング・リアシート
・フロントシートアームレスト
・運転席/助手席バニティーミラー付サンバイザー
・センターポケット
・センターロアーボックス
・助手席フロント コンビニフック
・荷室床下収納スペース
・電動格納式リモコンカラードドアミラー
・LEDドアミラーウインカー
・360度スーパーUV・IRカットパッケージ:ハーフシェード/IRカット/UVカット機能付フロントウインドウガラス
・360度スーパーUV・IRカットパッケージ:IRカット/スーパーUVカット機能付 フロントドアガラス
・360度スーパーUV・IRカットパッケージ:IRカット/スーパーUVカットプライバシー リヤドアガラス
・360度スーパーUV・IRカットパッケージ:IRカット/スーパーUVカットプライバシー テールゲートガラス
・親水/ヒーテッドドアミラー+フロントドア撥水ガラス(4WDモデルのみ)
・車速連動間欠/バリアブル間欠/ミスト機構付間欠フロントワイパー
・リア マイクロアンテナ
・クロームメッキ ドアサイドモール
・クロームメッキ アウタードアハンドル
・リバース連動ウォッシャー付間欠リアワイパー
・LEDポジションランプ
・LEDリアコンビネーションランプ
・熱線式リアウインドウデフォッガー
・155/65R14サイズ タイヤ
・14インチ×4.5J スチールホイール
・樹脂製 ブラウンカラードディッシュ センターホイールキャップ
・パドルレバー

など

ハイグレード・NAエンジンモデル(Premium)

このモデルは、装備が一番充実しているN-ONEでの最上級モデルとなるものです。
モノグレードとなります。

・Premium グレード(2WD・4WD)

●「Premium」グレードの主な装備

・クルーズコントロール
・プロジェクタータイプ ディスチャージヘッドライト
・運転席用i-SRSエアバッグシステム
・助手席用SRSエアバッグシステム
・VSA
・エマージェンシーストップシグナル
・ヒルスタートアシスト機能
・EBD付ABS
・頚部衝撃緩和フロントシート
・アイドリングストップシステム
・ECONスイッチ
・イモビライザー
・セキュリティーアラーム
・運転席/助手席シートヒーター(4WDモデルのみ)
・運転席ハイトアジャスター
・ナビ装着用スペシャルパッケージ
・ETC車載器
・充電用USBジャック
・アレルフリー高性能脱臭フィルター付プラズマクラスター技術搭載フルオート・エアコンディショナー
・Hondaスマートキーシステム
・プッシュエンジンスタート/ストップスイッチ
・チルトステアリング調整機構
・パワーウインドウ
・パワードアロック
・常時点灯3眼メーター
・フロント2スピーカー
・DC12Vアクセサリーソケット
・ワンタッチウインカー
・ヘッドライトオートオフ機能
・ジャージー プライムスムース&ファブリックコンビシート生地
・ジャージー ドアライニング
・ホワイト インテリアイルミネーション
・ピアノブラック調 ステアリングガーニッシュ
・本革巻ステアリングホイール
・LEDフロントルームランプ
・LEDリアルームランプ
・運転席/助手席 パワーウインドウスイッチ照明
・ドアミラースイッチ照明
・助手席/リヤ左右席グラブレール
・チップアップ&ダイブダウン機構付5:5分割式リアシート
・アレルクリーンシート
・リクライニング・リアシート
・フロントシートアームレスト
・運転席/助手席バニティーミラー付サンバイザー
・センターポケット
・センターロアーボックス
・助手席フロント コンビニフック
・荷室床下収納スペース
・LEDフォグライト風タウンランプ
・オートリトラミラー電動格納式リモコンカラードドアミラー
・LEDドアミラーウインカー
・360度スーパーUV・IRカットパッケージ:ハーフシェード/IRカット/UVカット機能付フロントウインドウガラス
・360度スーパーUV・IRカットパッケージ:IRカット/スーパーUVカット機能付 フロントドアガラス
・360度スーパーUV・IRカットパッケージ:IRカット/スーパーUVカットプライバシー リヤドアガラス
・360度スーパーUV・IRカットパッケージ:IRカット/スーパーUVカットプライバシー テールゲートガラス
・親水/ヒーテッドドアミラー+フロントドア撥水ガラス(4WDモデルのみ)
・車速連動間欠/バリアブル間欠/ミスト機構付間欠フロントワイパー
・テールゲートスポイラー
・リア マイクロアンテナ
・クロームメッキ ドアサイドモール
・クロームメッキ リアバンパーモール
・クロームメッキ アウタードアハンドル
・リバース連動ウォッシャー付間欠リアワイパー
・LEDポジションランプ
・LEDリアコンビネーションランプ
・熱線式リアウインドウデフォッガー
・155/65R14サイズ タイヤ
・14インチ×4.5J アルミホイール

など

ハイグレード・ターボエンジンモデル(Premium Tourer)

このモデルは最上級モデルの「Premium」モデルにターボエンジンを搭載してものです。
モノグレードとなります。

・Premium Tourer グレード(2WD・4WD)

●「Premium Tourer」グレードの主な装備

・クルーズコントロール
・プロジェクタータイプ ディスチャージヘッドライト
・運転席用i-SRSエアバッグシステム
・助手席用SRSエアバッグシステム
・VSA
・エマージェンシーストップシグナル
・ヒルスタートアシスト機能
・EBD付ABS
・頚部衝撃緩和フロントシート
・アイドリングストップシステム
・ECONスイッチ
・イモビライザー
・セキュリティーアラーム
・運転席/助手席シートヒーター(4WDモデルのみ)
・運転席ハイトアジャスター
・ナビ装着用スペシャルパッケージ
・ETC車載器
・充電用USBジャック
・アレルフリー高性能脱臭フィルター付プラズマクラスター技術搭載フルオート・エアコンディショナー
・Hondaスマートキーシステム
・プッシュエンジンスタート/ストップスイッチ
・チルトステアリング調整機構
・パワーウインドウ
・パワードアロック
・常時点灯3眼メーター
・フロント2スピーカー
・DC12Vアクセサリーソケット
・ワンタッチウインカー
・ヘッドライトオートオフ機能
・ジャージー プライムスムース&ファブリックコンビシート生地
・ジャージー ドアライニング
・ホワイト インテリアイルミネーション
・ピアノブラック調 ステアリングガーニッシュ
・本革巻ステアリングホイール
・LEDフロントルームランプ
・LEDリアルームランプ
・運転席/助手席 パワーウインドウスイッチ照明
・ドアミラースイッチ照明
・助手席/リヤ左右席グラブレール
・チップアップ&ダイブダウン機構付5:5分割式リアシート
・アレルクリーンシート
・リクライニング・リアシート
・フロントシートアームレスト
・運転席/助手席バニティーミラー付サンバイザー
・センターポケット
・センターロアーボックス
・助手席フロント コンビニフック
・荷室床下収納スペース
・LEDフォグライト風タウンランプ
・オートリトラミラー電動格納式リモコンカラードドアミラー
・LEDドアミラーウインカー
・360度スーパーUV・IRカットパッケージ:ハーフシェード/IRカット/UVカット機能付フロントウインドウガラス
・360度スーパーUV・IRカットパッケージ:IRカット/スーパーUVカット機能付 フロントドアガラス
・360度スーパーUV・IRカットパッケージ:IRカット/スーパーUVカットプライバシー リヤドアガラス
・360度スーパーUV・IRカットパッケージ:IRカット/スーパーUVカットプライバシー テールゲートガラス
・親水/ヒーテッドドアミラー+フロントドア撥水ガラス(4WDモデルのみ)
・車速連動間欠/バリアブル間欠/ミスト機構付間欠フロントワイパー
・テールゲートスポイラー
・リア マイクロアンテナ
・クロームメッキ ドアサイドモール
・クロームメッキ リアバンパーモール
・クロームメッキ アウタードアハンドル
・リバース連動ウォッシャー付間欠リアワイパー
・LEDポジションランプ
・LEDリアコンビネーションランプ
・熱線式リアウインドウデフォッガー
・165/55R15 75Vサイズ タイヤ
・15インチ×4.5J ベルリナブラック塗装+切削+クリア塗装 アルミホイール
・パドルレバー

など

スポーティーモデル(RS)

このモデルはN-ONEをスポーティーに仕立てたモデルです。

スポーティーといっても見た目だけのものですから、このモデルを選んだからといって速く走れるわけではありません。
エンジンはターボエンジンのみでグレード構成はモノグレードとなります。

・RS グレード(2WD)

●「RS」グレードの主な装備

・クルーズコントロール
・プロジェクタータイプ ディスチャージヘッドライト
・運転席用i-SRSエアバッグシステム
・助手席用SRSエアバッグシステム
・VSA
・エマージェンシーストップシグナル
・ヒルスタートアシスト機能
・EBD付ABS
・頚部衝撃緩和フロントシート
・アイドリングストップシステム
・ECONスイッチ
・イモビライザー
・セキュリティーアラーム
・運転席ハイトアジャスター
・ナビ装着用スペシャルパッケージ
・ETC車載器
・充電用USBジャック
・アレルフリー高性能脱臭フィルター付プラズマクラスター技術搭載フルオート・エアコンディショナー
・Hondaスマートキーシステム
・プッシュエンジンスタート/ストップスイッチ
・チルトステアリング調整機構
・パワーウインドウ
・パワードアロック
・常時点灯3眼メーター
・フロント2スピーカー
・DC12Vアクセサリーソケット
・ワンタッチウインカー
・ヘッドライトオートオフ機能
・ダブルラッセル プライムスムース&ファブリックコンビシート生地
・トリコット ドアライニング
・レッド インテリアイルミネーション
・ピアノブラック調 ステアリングガーニッシュ
・「RS」モデル専用:アクセントカラーロアーガーニッシュ付パンチング&スムースレザー、レッドユーロステッチ入り本革巻ステアリングホイール
・「RS」モデル専用:パンチング&スムースレザー、レッドユーロステッチ入り本革巻セレクターレバー
・LEDフロントルームランプ
・LEDリアルームランプ
・運転席/助手席 パワーウインドウスイッチ照明
・ドアミラースイッチ照明
・助手席/リヤ左右席グラブレール
・チップアップ&ダイブダウン機構付5:5分割式リアシート
・アレルクリーンシート
・リクライニング・リアシート
・フロントシートアームレスト
・運転席/助手席バニティーミラー付サンバイザー
・センターポケット
・センターロアーボックス
・助手席フロント コンビニフック
・荷室床下収納スペース
・LEDフォグライト風タウンランプ
・オートリトラミラー電動格納式リモコンカラードドアミラー
・LEDドアミラーウインカー
・360度スーパーUV・IRカットパッケージ:ハーフシェード/IRカット/UVカット機能付フロントウインドウガラス
・360度スーパーUV・IRカットパッケージ:IRカット/スーパーUVカット機能付 フロントドアガラス
・360度スーパーUV・IRカットパッケージ:IRカット/スーパーUVカットプライバシー リヤドアガラス
・360度スーパーUV・IRカットパッケージ:IRカット/スーパーUVカットプライバシー テールゲートガラス
・車速連動間欠/バリアブル間欠/ミスト機構付間欠フロントワイパー
・大型テールゲートスポイラー
・リア マイクロアンテナ
・ブラック ドアサイドモール
・ブラック リアバンパーモール
・ダーククロームメッキ アウタードアハンドル
・リバース連動ウォッシャー付間欠リアワイパー
・LEDポジションランプ
・LEDリアコンビネーションランプ
・熱線式リアウインドウデフォッガー
・165/55R15 75Vサイズ タイヤ
・15インチ×4.5J オールブラック塗装 アルミホイール
・「LOWDOWN」専用5.5センチ全高ダウン ルーフ
・「LOWDOWN」専用1センチ全高ダウン サスペンションセット
・パドルレバー

など

特別仕様車「ホワイトクラッシースタイル」

このモデルは、ホワイトを基調としたデザインを持つ特別仕様車です。
エンジンはNAエンジンのみでグレード構成もモノグレードとなります。

・Standard L ホワイトクラッシースタイル グレード(2WD・4WD)

●「Standard L ホワイトクラッシースタイル」グレードの主な装備

・あんしんパッケージ
・プロジェクタータイプ ディスチャージヘッドライト
・運転席用i-SRSエアバッグシステム
・助手席用SRSエアバッグシステム
・VSA
・エマージェンシーストップシグナル
・ヒルスタートアシスト機能
・EBD付ABS
・頚部衝撃緩和フロントシート
・アイドリングストップシステム
・ECONスイッチ
・イモビライザー
・セキュリティーアラーム
・運転席/助手席シートヒーター
・運転席ハイトアジャスター
・ナビ装着用スペシャルパッケージ
・ETC車載器
・充電用USBジャック
・アレルフリー高性能脱臭フィルター付プラズマクラスター技術搭載フルオート・エアコンディショナー
・Hondaスマートキーシステム
・プッシュエンジンスタート/ストップスイッチ
・チルトステアリング調整機構
・パワーウインドウ
・パワードアロック
・常時点灯3眼メーター
・フロント2スピーカー
・DC12Vアクセサリーソケット
・ワンタッチウインカー
・ヘッドライトオートオフ機能
・ホワイトアイボリー ステアリングガーニッシュ
・フロントルームランプ
・リアルームランプ
・運転席 パワーウインドウスイッチ照明
・助手席/リヤ左右席グラブレール
・チップアップ&ダイブダウン機構付5:5分割式リアシート
・アレルクリーンシート
・リクライニング・リアシート
・フロントシートアームレスト
・運転席/助手席バニティーミラー付サンバイザー
・センターポケット
・センターロアーボックス
・助手席フロント コンビニフック
・荷室床下収納スペース
・オートリトラミラー電動格納式リモコンカラードドアミラー
・LEDドアミラーウインカー
・360度スーパーUV・IRカットパッケージ:ハーフシェード/IRカット/UVカット機能付フロントウインドウガラス
・360度スーパーUV・IRカットパッケージ:IRカット/スーパーUVカット機能付 フロントドアガラス
・360度スーパーUV・IRカットパッケージ:IRカット/スーパーUVカットプライバシー リヤドアガラス
・360度スーパーUV・IRカットパッケージ:IRカット/スーパーUVカットプライバシー テールゲートガラス
・親水/ヒーテッドドアミラー+フロントドア撥水ガラス(4WDモデルのみ)
・車速連動間欠/バリアブル間欠/ミスト機構付間欠フロントワイパー
・リア マイクロアンテナ
・ホワイトパール ドアサイドモール
・ホワイトパール アウタードアハンドル
・リバース連動ウォッシャー付間欠リアワイパー
・LEDポジションランプ
・LEDリアコンビネーションランプ
・熱線式リアウインドウデフォッガー
・155/65R14サイズ タイヤ
・14インチ×4.5J スチールホイール
・ホワイト 樹脂製フルホイールキャップ

など

ホンダ・N-ONEに搭載されるパワーユニットと動力性能

ホンダ・N-ONEには2種類のパワーユニットが設定されています。

●0.66リッターNAエンジン

・エンジン型式:S07A型
・エンジン排気量:658cc
・シリンダー配列:直列
・シリンダー数:3気筒
・バルブ構造:DOHC12バルブ
・燃料供給:ポート噴射 

◆スペック

・最大出力:58ps/7300rpm
・最大トルク:6.6kgf・m/4700rpm

・1リッターあたりのパワー:約87.8ps
・パワーウェイトレシオ:約15.3kg/ps

このパワーユニットは・・・

・「Standard」グレード
・「Standard LOWDOWN」グレード
・「Standard L」グレード
・「Standard LOWDOWN L」グレード
・「Select」グレード
・「Premium」グレード
・「Standard L ホワイトクラッシースタイル」グレード

に採用されています。

このエンジンは初期のころのNシリーズで標準となるエンジンで、まだ2代目モデルが出ていないこのN-ONEとN-BOXスラッシュ、S660に今でも(2019年12月現在)採用されています。

特別な構造はなく、しいて言えば吸気側だけに可変バルブタイミング機構としてVTCが採用されているだけです。
ただ、パワーは軽自動車のNAエンジンで標準的なパワーとなる52psを大きく超えて58psというハイパワーを7300rpmという高回転で発生させるようになっています。
非常にホンダらしいエンジンといえます。

エンジン回転数を上げてガンガン走るタイプのエンジンですので、運転の仕方によっては燃費が悪くなるかもしれませんが、トルクの低さをエンジン回転数で補わなければならないので仕方ないでしょう。

※パワーユニットの評価:★★★☆☆(3)

●0.66リッターターボエンジン

・エンジン型式:S07A型
・エンジン排気量:658cc
・シリンダー配列:直列
・シリンダー数:3気筒
・バルブ構造:DOHC12バルブ
・燃料供給:ポート噴射 
・過給器:ターボチャージャー

◆スペック

・最大出力:64ps/6000rpm
・最大トルク:10.6kgf・m/2600rpm

・1リッターあたりのパワー:約96ps
・パワーウェイトレシオ:約14.0kg/ps

このパワーユニットは・・・

・「Standard Tourer」グレード
・「Select Tourer」グレード
・「Premium Tourer」グレード
・「RS」グレード

に採用されています。

NA仕様のS07A型エンジンにターボチャージャーを追加したターボエンジンとしたものです。
モデルチェンジを行ったN-BOX、N-WGN以外のすべてのNシリーズにも採用されています。

軽自動車の自主規制値64psのパワーを持ちますので、軽自動車としてはパワーがあるといっていいでしょう。

※パワーユニットの評価:★★★★☆(4)

ホンダ・N-ONEに採用されているトランスミッション

●CVT

スポーティーなイメージ強いN-ONEですが、そのイメージが一気に崩れてしまう部分がこのトランスミッションです。
Nシリーズ共通とは言えCVTだけしか用意されていないとはかなりガッカリです。

「RS」モデルといったスポーティーモデルの発売やホンダが主催でN-ONEワンメイクレースを行っているようですが、そういったモデルにCVTを搭載してはダメでしょう。

そもそもCVTは動力性能を犠牲にした燃費性能を高めるためのトランスミッションですので、N-ONEのような車には適していません。
ベルト滑りが原因となる加速不良、パワーロス、フィーリングの悪化などといった走りに悪い影響を与えることだらけで良いことなどないのです。

せめて選択肢としてマニュアルトランスミッションもあって、マニュアルトランスミッションとCVTが選べるようにしないといけません。

ターボエンジンを搭載した「Standard Tourer」グレード、「Select Tourer」グレード、「Premium Tourer」グレードといった「Tourer」系モデルや「RS」モデルにはパドルレバーで疑似マニュアル操作を楽しめるようになっていますが、それによって無段変速機のメリハリ無い走りだけは回避することができますが、CVTの最大の弱点であるベルトの滑りがもたらす諸症状は一切、よくなりません。
要するに無駄な「おもちゃ」であるということです。

※トランスミッションの評価:☆☆☆☆☆(0)

ホンダ・N-ONEの走行性能を決める構造

ホンダ・N-ONEのボディ剛性を決めるプラットフォーム・シャシー

N-ONEも他のNシリーズ同様に「Nシリーズ共通プラットフォーム」が採用されています。
このプラットフォームは軽自動車のプラットフォームの割にはかなり頑丈な作りがされていて、走行性能に対しても耐久性に対しても非常に良い影響を与えています。
サスペンション構造があまり良くないのが残念ですが、土台となるシャシーがしっかりとしているのでサスペンションがよく動きますし、ステアリング操作に対する反応も良い、直進安定性もホイールベースが短い軽自動車の割には安定しています。

フレームもボディ形状が比較的コンパクトにまとまっているのでその分も加えて剛性が高くなっています。

※ボディ剛性の評価:★★★★★(5)

ホンダ・N-ONEの走りの質を決めるサスペンション構造

N-ONEもNシリーズ共通プラットフォームを使って作られているモデルですのでサスペンション構造も他のNシリーズと同じ・・・

・フロントサスペンション:マクファーソンストラット
・リヤサスペンション:FF=トーションビーム 4WD=ド・ディオン式

が採用されています。

共通プラットフォームなので仕方がないのですが、わずかでもスポーツ志向があるこのN-ONEにもリヤサスペンションとしてトーションビームが使われているのが非常に嘆かわしいです。

車を安く作るためのサスペンション構造、キャビン空間を広くとるためのサスペンション構造であるため、走行性能を向上させようという意味合いが全くないサスペンションをこのモデルに使うのはとても残念です。

トーションビームを使って作られているモデルは全て「儲けのために低コストを目指した車である」という定義があるので、このN-ONEも見た目やホンダの販売戦略ではスポーティーな軽自動車的な感じになっていても所詮は他の軽自動車同様のチープな儲け主義の車でしかないと見ることもできます。

対して4WDモデルに採用されているド・ディオンはリジットサスペンションとしては中々考えられており、デファレンシャルギヤがあるリジットサスペンションの最大の弱点である「バネ下重量の増加」をデファレンシャルギヤ自体をシャシーに固定することで回避し、リジットサスペンションながら軽快な動きができるようにされています。

サスペンション構造だけで見たら4WDモデルの方が優れた走行性能を発揮します。

※サスペンション構造の評価:★★☆☆☆(2)

ホンダ・N-ONEのストッピングパワーを生み出すブレーキシステム

ブレーキシステムもNシリーズ標準となるフロントディスクブレーキのブレーキローターが違う2種類のブレーキシステムが与えられています。

2つのブレーキシステムは、パワーユニットによって分けられていてNAエンジンモデルには・・・

・フロント:1ポットフローティングキャリパー+ソリッドディスク ディスクブレーキ
・リヤ:リーディングトレーリング ドラムブレーキ

といった感じで、もう一方のターボエンジンモデルには・・・

・フロント:1ポットフローティングキャリパー+ベンチレーテッドディスク ディスクブレーキ
・リヤ:リーディングトレーリング ドラムブレーキ

といったようにフロントのブレーキローターがNAエンジンモデルではソリッドディスクになっており、ターボエンジンモデルではベンチレーテッドディスクになっています。
この違いは単にブレーキローターの放熱性によるもので、ベンチレーテッドディスクはローターの内部に空気が流れる空間が設けられていることでブレーキングによって発生する熱をソリッドディスクよりも放出しやすいようになっているだけです。

ブレーキによる発熱量はストッピングパワーに比例していて、パワーのあるエンジンを搭載し絶対的なスピードレンジが高い車の方が発熱量が多くなるということで64psのパワーをもつターボエンジンモデルだけがベンチレーテッドディスクにされているわけです。

ブレーキの効きはどちらもたいした違いはありませんが、長時間運転していると同じような運転でもソリッドディスクを用いたNAエンジンモデルの方がやはり早いタイミングでパクたれ(性能が著しく低下する)ます。

ただ軽自動車のブレーキなんてこんなものでしょう。

※ブレーキシステムの評価:★★★☆☆☆(3)

ホンダ・N-ONEに搭載されている4WDシステム

N-ONEでは・・・

・「Standard LOWDOWN」グレード
・「Standard LOWDOWN L」グレード
・「Standard Tourer」グレード
・「RS」グレード

以外のグレードに4WDモデルを設定しています。

4WDモデルといってもビスカスカップリング式のスタンバイ4WDですので、オフロード走行性能やオンロードでのトラクション性能が劇的に向上することはありません。

日常生活の中で出くわすスリッピーな路面でスタックしてしまった、スリップして坂道が登れないといったシチュエーションでメリットがあるぐらいの効果しかありません。

※4WDシステムの評価:★☆☆☆☆(1)

ホンダ・N-ONEの燃費性能

ホンダ・N-ONEのカタログ燃費と実燃費

●NAエンジンモデル
・カタログ燃費(JC08モード):最大28.4km/L
・実燃費:約22km/L

※燃費性能の評価:★★★★☆(4)

●ターボエンジンモデル
・カタログ燃費(JC08モード):最大25.8km/L
・実燃費:約18km/L

※燃費性能の評価:★★★★☆(4)

ホンダ・N-ONEに採用されている低燃費装備

●全モデル

・可変バルブタイミング機構
・CVT
・電動パワーステアリング機構
・オルタネーター制御
・アイドリングストップ機構

ホンダ・N-ONEのライバルモデル比較

ホンダ・N-ONEのライバルとなるのはダイハツ・キャスト・スポーツ

スポーティーなイメージを持たせた軽トールワゴンのN-ONEのライバルにふさわしいのは、同じような位置にいるダイハツのキャスト・スポーツです。
キャスト・スポーツは、ムーヴの流用モデルとして作られたキャストシリーズの中の1台で、スポーツモデルには程遠いですが、スポーティー色の強い軽トールワゴンとして作られています。

ここではターボエンジンモデル同士で比較してみたいと思います。

●ホンダ・N-ONEの概要
・カテゴリー:軽トールワゴン
・車格:軽自動車
・エンジン排気量:約0.66リッター
・エンジン形式:S07A型
・比較対象グレード:「RS」グレード

●ダイハツ・キャスト・スポーツの概要
・カテゴリー:軽トールワゴン
・車格:軽自動車
・エンジン排気量:約0.66リッター
・エンジン形式:KF-DET型
・比較対象グレード:「スポーツSA III」グレード

ホンダ・N-ONEとダイハツ・キャスト・スポーツのパワースペック比較

●ホンダ・N-ONE

・最大出力:64ps/6000rpm
・最大トルク:10.6kgf・m/2600rpm

●ダイハツ・キャスト・スポーツ
・最大出力:64ps/6400rpm
・最大トルク:9.4kgf・m/2600rpm

※パワースペック比較結果

パワーはどちらも自主規制値の64psとなっていますがトルクはN-ONEの方が1.2kgf・mほど優れている形になりました。
パワーの無い軽自動車において1.2kgf・mの違いは体感できるほどの差となりますので、この点についてはN-ONEの方が良いということになります。

ホンダ・N-ONEとダイハツ・キャスト・スポーツの燃費性能比較

●ホンダ・N-ONE
・カタログ燃費(JC08モード):最大25.8km/L
・実燃費:約18km/L

●ダイハツ・キャスト・スポーツ
・カタログ燃費(JC08モード):最大24.8km/L
・実燃費:約16km/L

※燃費性能比較結果

キャスト・スポーツのエンジンはトルクが細いためその分だけエンジン回転数を高めなければいけないということでどうしても燃費性能が悪くなってしまいます。
それにしても16km/L前後の実燃費を持つ車をどうやってカタログ値(24.8km/L)まで伸ばしたのか、それほどダイハツのテストドライバーは腕がいいのでしょうか。

ホンダ・N-ONEとダイハツ・キャスト・スポーツの販売価格帯比較

ここではターボエンジンモデルだけの販売価格で比較してみたいと思います。

●ホンダ・N-ONE

約152万円~約177万円

●ダイハツ・キャスト・スポーツ

約168万円~約180万円

※販売価格帯比較結果

わずかにキャスト・スポーツの方が高いことになっています。
ただ、N-ONEは独立したモデル、キャスト・スポーツはキャストシリーズの中のスポーティーモデルといったようにそれぞれで位置づけが違うので、それが価格に出ただけといえる範囲の差しかありません。

ほぼ同じくらいの価格であるといえるでしょう。

まとめ

N-BOXがバカ売れして、N-ONEと同じ軽トールワゴンとしてN-WGNが発売されている中で、少々肩身の狭い思いをしているN-ONEですが、トランスミッションとサスペンションを我慢すれば、そこそこ楽しい走りができる軽自動車に仕上がっていると思います。

おすすめはリヤサスペンションがトーションビームではない4WDモデルでターボエンジンを搭載する「Premium Tourer」グレードです。
どうしてもFFがよいのであれば「RS」グレードがいいでしょう。

※総合評価:★★★★☆(4)

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