ホンダには「小型ミニバンの代名詞」とも言っていいほどの大ヒットをとばしたフリードというモデルがありますが、そのモデルには先代モデルの時代からずっと派生モデルとしてトールワゴンモデルが作られてきました。
そのトールワゴンモデルの現代版がこのフリード+(フリード・プラス)です。

ここでフリード+がどういう車なのか、どれくらいの走りの性能を持っているのかを検証してみたいと思います。
※ご注意
ここではホンダ・フリード+の自動車としての具体的な性能(動力性能や走行性能など)とこの車を自動車メーカーがどういう風に作り、どういった形で販売しているのかということについてだけ書かれており、個人の好みやセンスによって評価が変わる見た目のエクステリアデザインやインテリアデザイン、使い勝手などには一切触れていません。

目次

ホンダ・フリード+はフリードから作ったトールワゴン

ホンダの小型ミニバン、フリード・・・2019年11月現在で販売されているのはフリードとしては2代目モデルとなるものですが、このモデルには同じ車体を使って作られたトールワゴンモデルがあります。
それが「フリード+」と呼ばれているこのモデルなのですが、実はそういったモデルはフリードの先代モデルとなるモビリオの時代からありました。

フリードの先祖モデルとなるモビリオは現在のフリードと同じように大衆コンパクトカーのフィットのプラットフォームを使って作られた小型ミニバンで、グラスエリアの広いデザインが特徴のモデルでした。
そのモデルは2001年に発売されたのですが、それから遅れること約9か月、2002年の9月にモビリオ・スパイクというモデルが発売されました。

このモビリオ・スパイクというモデルは、小型ミニバンとして発売されたモビリオからミニバンの証しであるサードシートを取り外し、リヤクォーターウィンドウを窓埋めした形で作られた2列シート5人乗りのトールワゴンで、小型ミニバン譲りの広いキャビン容量と優れた積載能力を持つリヤラゲッジスペースが特徴の車でした。

この時代は中型ミニバン以上のものはそこそこ市民権を得ていましたが、それよりも小さい小型ミニバンはまだまだ受け入れられておらず、3列シートの小型ミニバンであるモビリオだけでは販売的に不安があるということから同じ車体を使ってコストがあまりかからない程度の改造を行った形で作れる2列シートで「トールワゴン」といいきれるモデルも併売して、販売面のリスクを軽くしたのです。

売り方としては普通のトールワゴンとはちょっと違い、広いキャビンやリヤラゲッジスペースがあることから「遊び車」としていました。

※ちなみに・・・これが意外と成功し、好調な売れ行きとなったことからホンダはこれ以降、このモデルだけでなく、軽ワンボックスワゴンモデルのバモスや軽スーパーハイトワゴンのN-BOXにも「バモス・ホビオ」「N-BOX+(プラス)」という遊び車を好んで作るようになりました。

この遊び車のモビリオ・スパイクはモビリオがフリードへと進化した2008年まで販売が続けれましたが、当初は後継モデルもないまま、小型ミニバンのモビリオだけが新しくなり、トールワゴンのモビリオ・スパイクは生産終了となり、モデル系統が途切れる形となりました。

しかし、2010年の夏にやっと後継モデルとなるトールワゴンモデルが発売されたのです。
それがフリード・スパイクです。
モビリオ・スパイクの後継モデルということでフリード・スパイクということですが、このモデルもモビリオ・スパイク同様に小型ミニバンのフリードの車体を改装する形で作られた2列シート5人乗りのトールワゴンとして作られました。
装備面の違いもモビリオ・スパイクと同じようにサードシートを取り外してそこを広大なリヤラゲッジスペースとした形となっていますが、外観も同じようにリヤクォーターウィンドウを窓埋めしてそこがラゲッジスペースであることを主張する形を取っていました。

実はこの当時、フリード・スパイクとは別に、フリードにも2列シート5人乗りモデルがフリード発売当初からは販売されていました。
「FLEX」モデルと呼ばれていたモデルなのですが、こちらのモデルもフリード・スパイクと同じようにサードシートを取り外してその部分を広いリヤラゲッジスペースとして使うように作り変えられている車でした。

フリード発売当初は、モビリオ・スパイクの後継モデルとして扱うために発売されていたのですが、モビリオ・スパイクは遊び車としていろいろな部分に新たな装備を追加して機能性を高めていたのに対して、FLEXはあくまでも「フリードからサードシートを取り外しただけのもの」といった形で作られていたことからモビリオ・スパイクの後継モデルとはなりきれなかったのです。

そこで時期は遅れましたが、フリード・スパイクが追加で発売されたのです。
フリード・スパイクの発売によって必要がなくなったフリードのFLEXモデルは、2010年11月のフリードのマイナーチェンジに際にモデル廃止となりました。

その後、初代フリードは2016年にフルモデルチェンジを行います。
フリードをベースとするフリード・スパイクも当然ながら同時にモデルチェンジということになりますが、フリードが2代目モデルとなった際に発売されたのは2代目フリード・スパイクではなく、新たなモデルの「フリード+(プラス)」でした。

といってもそれまで遊び車に「スパイク」というサブネームをつけていたものを「+(プラス)」に置き換えただけで車の作りや性質などはフリード・スパイクと同じです。
そういった意味ではフリード・スパイクの2代目モデルといえますが、名称が変更になったことで初代モデルとされます。

ホンダ・フリード+とフリードの違い

トールワゴンのフリード+は小型ミニバンのフリードをベースにして作られているモデルで、フリードとは違う部分が多々あります。
その部分をここで再確認しておきましょう。

●フリード+とフリードの相違点

・サードシートの有無
・リヤシートの仕様・・・フリードの「6:4分割タンブルシート」から「6:4分割ダブルフォールダウンシート」へ変更
・リヤハッチ形状・・・バンパー下まで開口部が伸びている
・リヤバンパー形状・・・リヤハッチ形状が違うことによって同時に形状が変更されている。
・リヤラゲッジスペースのユーティリティナット
・リヤラゲッジスペースのユーティリティボード

ちなみに・・・フリード・スパイク時代で採用していたリヤクォーターガラス部の窓埋めはフリード+では採用されておらず、ガラスのママとなっています。

ホンダ・フリード+のこれまでの出来事(2019年11月現在)

●初代モデル GB5/6/7/8型 2016年9月発売

・2017年5月 ボディカラーの変更
・2019年10月 マイナーチェンジ デザインの変更 ドレスアップモデル「CROSSTAR」の追加 グレード構成の変更 「Honda SENSING」の標準装備化 ボディカラーの変更

ホンダ・フリード+が属するカテゴリー

●車格:小型大衆ファミリーカー
●用途・目的:生活車
●車両カテゴリー:小型トールワゴン
●エンジン排気量クラス:1.5リッタークラス、1.5リッターハイブリッドクラス

ホンダ・フリード+のオーナー層

●年齢層:20歳ぐらいから70歳ぐらいまで
●性別:男性
●経済力:高収入層(新車購入)、大衆層(新車購入)、低収入層(中古車購入)
●その他:主にファミリー層となりますが、一部でレジャー用の車として買われることもある

ホンダ・フリード+の車体の構成・選択肢

●パワーユニット

・ガソリンエンジン
・ガソリンエンジン+ハイブリッドシステム

●トランスミッション

・CVT
・7速DCT

●エンジン・ドライブトレーンレイアウト

・FF
・スタンバイ式4WD

●サスペンション構造

・フロントサスペンション:マクファーソンストラット(コイルスプリング)
・リヤサスペンション:FF=トーションビーム(コイルスプリング) 4WD=ド・ディオン(コイルスプリング)

●ブレーキシステム

・フロント:ベンチレーテッドディスク ディスクブレーキ
・リヤ:ガソリンエンジンモデル=リーディングトレーリング・ドラムブレーキ ハイブリッドモデル=ソリッドディスク・ディスクブレーキ

●ベースモデル

・フリード(フィット)

●兄弟車

・あり・・・フィット、フリード、ヴェゼル、シャトル、グレイス、ジェイド

ホンダ・フリード+のモデル構成とグレード構成

フリード+にはパワーユニットとドレスアップの違いによって4つのモデルが用意されています。

1.5リッターNAエンジンモデル

このモデルはモノグレードとなります。

・G HondaSENSING グレード(2WD・4WD)

●「G HondaSENSING」グレードの主な装備

・HondaSENSING 衝突軽減ブレーキ
・HondaSENSING 誤発進抑制機能
・HondaSENSING 歩行者事故低減ステアリング
・HondaSENSING 路外逸脱抑制機能
・HondaSENSING アダプティブ・クルーズ・コントロール
・HondaSENSING 車線維持支援システム
・HondaSENSING 先行車発進お知らせ機能
・HondaSENSING 標識認識機能
・HondaSENSING 後方誤発進抑制機能
・ハロゲンヘッドライト
・エコアシスト
・運転席用 i-SRSエアバッグシステム
・助手席用 i-SRSエアバッグシステム
・EBD付ABS
・VSA
・LEDハイマウントストップランプ
・エマージェンシーストップシグナル
・ヒルスタートアシスト機能
・頚部衝撃緩和1列目シート
・アイドリングストップシステム
・ダブルホーン
・イモビライザー
・セキュリティーアラーム
・両側パワースライドドア
・運転席/助手席 シートヒーター
・アレルフリー高性能脱臭フィルター付フルオートエアコンディショナー(2WDモデルのみ)
・アレルフリー高性能脱臭フィルター付プラズマクラスター技術搭載フルオートエアコンディショナー(4WDモデルのみ)
・2スピーカー
・タコメーター
・両側スライドドア・イージークローザー
・Hondaスマートキーシステム&パワースイッチ
・テールゲート連動 車速連動オートドアロック
・テレスコピック&チルトステアリング調整機構
・パワーウインドウ
・パワードアロック
・リアヒーターダクト
・マルチインフォメーションディスプレイ
・イルミネーションコントロールスイッチ
・運転席 ハイトアジャスター
・ヘッドライトオートオフ機能
・ワンタッチウインカー
・DC12V アクセサリーソケット
・ダブルフォールダウン機構付6:4分割可倒式 リヤシート
・運転席/助手席 コンビニフック付シートアームレスト
・ウォールナット柄 木目調インパネミドルエリア
・シルバー塗装 フロント インナードアハンドル
・スライドドア両側 ロールサンシェード(4WDモデルのみ)
・助手席 シートバックポケット
・運転席/助手席 バニティーミラー付サンバイザー(2WDモデルのみ)
・運転席/助手席 バニティーミラー+照明付サンバイザー(4WDモデルのみ)
・メタリック塗装パワーウインドウスイッチパネル
・インストルメントパネル内蔵型センターテーブル
・シルバー塗装エアコンアウトレットノブ
・助手席/2列目左右 グラブレール
・室内確認用ミラー
・フロントマップランプ
・ルームランプ
・ラゲッジルームランプ
・防眩ルームミラー
・運転席側 インパネアッパーボックス
・助手席側 インパネトレー
・運転席/助手席 ボトルホルダー付大型ドアポケット
・運転席/助手席 ドリンクホルダー
・助手席側 収納式ドリンクホルダー
・センターロアーポケット
・リヤ左右 大型アシストグリップ
・両側スライドドア・ボトルホルダー
・ロングテールゲート
・LEDリアコンビネーションランプ
・ハーフシェード/UVカット機能付 フロントウインドウガラス(2WDモデルのみ)
・ハーフシェード/IRカット/UVカット機能付 フロントウインドウガラス(4WDモデルのみ)
・高熱線吸収/UVカット機能付 フロントコーナーガラス
・高熱線吸収/UVカット機能付 フロントドアガラス(2WDモデルのみ)
・IRカット/スーパーUVカット機能付 フロントドアガラス(4WDモデルのみ)
・高熱線吸収/UVカット機能付プライバシー リアドアガラス
・高熱線吸収/UVカット機能付プライバシー リアクォーターガラス
・高熱線吸収/UVカット機能付プライバシー テールゲートガラス
・コンフォートビューパッケージ:親水/ヒーテッドドアミラー(4WDモデルのみ)
・コンフォートビューパッケージ:フロントドア撥水ガラス(4WDモデルのみ)
・コンフォートビューパッケージ:熱線入りフロントウインドウ(4WDモデルのみ)
・カラード LEDウインカー付オートリトラミラー電動格納式リモコンドアミラー
・ミスト機構付 車速連動間欠/バリアブル間欠フロントワイパー
・リバース連動ウオッシャー付間欠リアワイパー
・熱線式リアウインドウデフォッガー
・カラード アウタードアハンドル
・クロームメッキ リアライセンスガーニッシュ
・185/65R15 88Sサイズ タイヤ
・15インチ×5.5J スチールホイール
・樹脂製フルホイールキャップ

など

1.5リッターNAエンジン・クロスオーバーSUV風ドレスアップモデル

このモデルはモノグレードとなります。

・CROSSTAR HondaSENSING グレード(2WD・4WD)

●「CROSSTAR HondaSENSING」グレードの主な装備

・HondaSENSING 衝突軽減ブレーキ
・HondaSENSING 誤発進抑制機能
・HondaSENSING 歩行者事故低減ステアリング
・HondaSENSING 路外逸脱抑制機能
・HondaSENSING アダプティブ・クルーズ・コントロール
・HondaSENSING 車線維持支援システム
・HondaSENSING 先行車発進お知らせ機能
・HondaSENSING 標識認識機能
・HondaSENSING 後方誤発進抑制機能
・ハロゲンヘッドライト
・LEDフォグライト風タウンランプ
・エコアシスト
・運転席用 i-SRSエアバッグシステム
・助手席用 i-SRSエアバッグシステム
・EBD付ABS
・VSA
・LEDハイマウントストップランプ
・エマージェンシーストップシグナル
・ヒルスタートアシスト機能
・頚部衝撃緩和1列目シート
・アイドリングストップシステム
・ダブルホーン
・イモビライザー
・セキュリティーアラーム
・両側パワースライドドア
・運転席/助手席 シートヒーター(4WDモデルのみ)
・アレルフリー高性能脱臭フィルター付フルオートエアコンディショナー(2WDモデルのみ)
・アレルフリー高性能脱臭フィルター付プラズマクラスター技術搭載フルオートエアコンディショナー(4WDモデルのみ)
・ナビ装着用スペシャルパッケージ
・ETC車載器
・4スピーカー
・タコメーター
・両側スライドドア・イージークローザー
・Hondaスマートキーシステム&パワースイッチ
・テールゲート連動 車速連動オートドアロック
・テレスコピック&チルトステアリング調整機構
・パワーウインドウ
・パワードアロック
・リアヒーターダクト
・マルチインフォメーションディスプレイ
・イルミネーションコントロールスイッチ
・運転席 ハイトアジャスター
・ヘッドライトオートオフ機能
・ワンタッチウインカー
・DC12V アクセサリーソケット
・ダブルフォールダウン機構付6:4分割可倒式 リヤシート
・運転席/助手席 コンビニフック付シートアームレスト
・「CROSSTAR HondaSENSING」グレード専用 プライムスムース(合成皮革)×ファブリック コンビシート
・「CROSSTAR HondaSENSING」グレード専用インテリア
・本革巻ステアリングホイール
・プライウッド柄 木目調インパネミドルエリア
・シルバー塗装 フロント インナードアハンドル
・スライドドア両側 ロールサンシェード(4WDモデルのみ)
・助手席 シートバックポケット
・運転席/助手席 シートバックアッパーポケット
・運転席/助手席 バニティーミラー付サンバイザー(2WDモデルのみ)
・運転席/助手席 バニティーミラー+照明付サンバイザー(4WDモデルのみ)
・メタリック塗装パワーウインドウスイッチパネル
・インストルメントパネル内蔵型センターテーブル
・シルバー塗装エアコンアウトレットノブ
・助手席/2列目左右 グラブレール
・室内確認用ミラー
・フロントマップランプ
・ルームランプ
・ラゲッジルームランプ
・防眩ルームミラー
・運転席側 インパネアッパーボックス
・助手席側 インパネトレー
・運転席/助手席 ボトルホルダー付大型ドアポケット
・運転席/助手席 ドリンクホルダー
・助手席側 収納式ドリンクホルダー
・センターロアーポケット
・リヤ左右 大型アシストグリップ
・両側スライドドア・ボトルホルダー
・ロングテールゲート
・LEDリアコンビネーションランプ
・ハーフシェード/UVカット機能付 フロントウインドウガラス(2WDモデルのみ)
・ハーフシェード/IRカット/UVカット機能付 フロントウインドウガラス(4WDモデルのみ)
・高熱線吸収/UVカット機能付 フロントコーナーガラス
・高熱線吸収/UVカット機能付 フロントドアガラス(2WDモデルのみ)
・IRカット/スーパーUVカット機能付 フロントドアガラス(4WDモデルのみ)
・高熱線吸収/UVカット機能付プライバシー リアドアガラス
・高熱線吸収/UVカット機能付プライバシー リアクォーターガラス
・高熱線吸収/UVカット機能付プライバシー テールゲートガラス
・コンフォートビューパッケージ:親水/ヒーテッドドアミラー(4WDモデルのみ)
・コンフォートビューパッケージ:フロントドア撥水ガラス(4WDモデルのみ)
・コンフォートビューパッケージ:熱線入りフロントウインドウ(4WDモデルのみ)
・シルバー塗装 LEDウインカー付オートリトラミラー電動格納式リモコンドアミラー
・ミスト機構付 車速連動間欠/バリアブル間欠フロントワイパー
・リバース連動ウオッシャー付間欠リアワイパー
・熱線式リアウインドウデフォッガー
・高輝度シルバー塗装 アウタードアハンドル
・ダーククロームメッキ リアライセンスガーニッシュ
・185/65R15 88Sサイズ タイヤ
・15インチ×5.5J CROSSTAR専用デザインアルミホイール
・「CROSSTAR HondaSENSING」グレード専用フロントグリル
・「CROSSTAR HondaSENSING」グレード専用フロントバンパー
・「CROSSTAR HondaSENSING」グレード専用フロントロアースポイラー
・「CROSSTAR HondaSENSING」グレード専用サイドシルガーニッシュ
・「CROSSTAR HondaSENSING」グレード専用リアロアースポイラー
・「CROSSTAR HondaSENSING」グレード専用ルーフレール

など

1.5リッターハイブリッドモデル

このモデルはモノグレードとなります。

・HYBRID G HondaSENSING グレード(2WD・4WD)

●「HYBRID G HondaSENSING」グレードの主な装備

・HondaSENSING 衝突軽減ブレーキ
・HondaSENSING 誤発進抑制機能
・HondaSENSING 歩行者事故低減ステアリング
・HondaSENSING 路外逸脱抑制機能
・HondaSENSING アダプティブ・クルーズ・コントロール
・HondaSENSING 車線維持支援システム
・HondaSENSING 先行車発進お知らせ機能
・HondaSENSING 標識認識機能
・HondaSENSING 後方誤発進抑制機能
・LEDヘッドライト
・車両接近通報装置
・ティーチング機能付エコアシスト
・運転席用 i-SRSエアバッグシステム
・助手席用 i-SRSエアバッグシステム
・EBD付ABS
・VSA
・LEDハイマウントストップランプ
・エマージェンシーストップシグナル
・ヒルスタートアシスト機能
・頚部衝撃緩和1列目シート
・アイドリングストップシステム
・ダブルホーン
・イモビライザー
・セキュリティーアラーム
・両側パワースライドドア
・運転席/助手席 シートヒーター(4WDモデルのみ)
・アレルフリー高性能脱臭フィルター付フルオートエアコンディショナー(2WDモデルのみ)
・アレルフリー高性能脱臭フィルター付プラズマクラスター技術搭載フルオートエアコンディショナー(4WDモデルのみ)
・ナビ装着用スペシャルパッケージ
・ETC車載器
・4スピーカー
・両側スライドドア・イージークローザー
・Hondaスマートキーシステム&パワースイッチ
・テールゲート連動 車速連動オートドアロック
・テレスコピック&チルトステアリング調整機構
・パワーウインドウ
・パワードアロック
・リアヒーターダクト
・マルチインフォメーションディスプレイ
・イルミネーションコントロールスイッチ
・運転席 ハイトアジャスター
・ヘッドライトオートオフ機能
・ワンタッチウインカー
・DC12V アクセサリーソケット
・ダブルフォールダウン機構付6:4分割可倒式 リヤシート
・運転席/助手席 コンビニフック付シートアームレスト
・ウォールナット柄 木目調インパネミドルエリア
・ハイブリッドモデル専用セレクターレバー
・シルバー塗装 フロント インナードアハンドル
・スライドドア両側 ロールサンシェード(4WDモデルのみ)
・助手席 シートバックポケット
・運転席/助手席 バニティーミラー付サンバイザー(2WDモデルのみ)
・運転席/助手席 バニティーミラー+照明付サンバイザー(4WDモデルのみ)
・メタリック塗装パワーウインドウスイッチパネル
・インストルメントパネル内蔵型センターテーブル
・シルバー塗装エアコンアウトレットノブ
・助手席/2列目左右 グラブレール
・室内確認用ミラー
・フロントマップランプ
・ルームランプ
・ラゲッジルームランプ
・防眩ルームミラー
・運転席側 インパネアッパーボックス
・助手席側 インパネトレー
・運転席/助手席 ボトルホルダー付大型ドアポケット
・運転席/助手席 ドリンクホルダー
・助手席側 収納式ドリンクホルダー
・センターロアーポケット
・リヤ左右 大型アシストグリップ
・両側スライドドア・ボトルホルダー
・ロングテールゲート
・LEDリアコンビネーションランプ
・ハーフシェード/UVカット機能付 フロントウインドウガラス(2WDモデルのみ)
・ハーフシェード/IRカット/UVカット機能付 フロントウインドウガラス(4WDモデルのみ)
・高熱線吸収/UVカット機能付 フロントコーナーガラス
・高熱線吸収/UVカット機能付 フロントドアガラス(2WDモデルのみ)
・IRカット/スーパーUVカット機能付 フロントドアガラス(4WDモデルのみ)
・高熱線吸収/UVカット機能付プライバシー リアドアガラス
・高熱線吸収/UVカット機能付プライバシー リアクォーターガラス
・高熱線吸収/UVカット機能付プライバシー テールゲートガラス
・コンフォートビューパッケージ:親水/ヒーテッドドアミラー(4WDモデルのみ)
・コンフォートビューパッケージ:フロントドア撥水ガラス(4WDモデルのみ)
・コンフォートビューパッケージ:熱線入りフロントウインドウ(4WDモデルのみ)
・カラード LEDウインカー付オートリトラミラー電動格納式リモコンドアミラー
・ミスト機構付 車速連動間欠/バリアブル間欠フロントワイパー
・リバース連動ウオッシャー付間欠リアワイパー
・熱線式リアウインドウデフォッガー
・カラード アウタードアハンドル
・クロームメッキ リアライセンスガーニッシュ
・185/65R15 88Sサイズ タイヤ
・15インチ×5.5J スチールホイール
・ハイブリッド専用デザイン樹脂製フルホイールキャップ
・電動サーボブレーキシステム

など

1.5リッターハイブリッド・クロスオーバーSUV風ドレスアップモデル

このモデルはモノグレードとなります。

・HYBRID CROSSTAR HondaSENSING グレード(2WD・4WD)(6人乗り)

●「HYBRID CROSSTAR HondaSENSING」グレードの主な装備

・HondaSENSING 衝突軽減ブレーキ
・HondaSENSING 誤発進抑制機能
・HondaSENSING 歩行者事故低減ステアリング
・HondaSENSING 路外逸脱抑制機能
・HondaSENSING アダプティブ・クルーズ・コントロール
・HondaSENSING 車線維持支援システム
・HondaSENSING 先行車発進お知らせ機能
・HondaSENSING 標識認識機能
・HondaSENSING 後方誤発進抑制機能
・LEDヘッドライト
・LEDフォグライト風タウンランプ
・車両接近通報装置
・ティーチング機能付エコアシスト
・運転席用 i-SRSエアバッグシステム
・助手席用 i-SRSエアバッグシステム
・EBD付ABS
・VSA
・LEDハイマウントストップランプ
・エマージェンシーストップシグナル
・ヒルスタートアシスト機能
・頚部衝撃緩和1列目シート
・アイドリングストップシステム
・ダブルホーン
・イモビライザー
・セキュリティーアラーム
・両側パワースライドドア
・運転席/助手席 シートヒーター(4WDモデルのみ)
・アレルフリー高性能脱臭フィルター付フルオートエアコンディショナー(2WDモデルのみ)
・アレルフリー高性能脱臭フィルター付プラズマクラスター技術搭載フルオートエアコンディショナー(4WDモデルのみ)
・ナビ装着用スペシャルパッケージ
・ETC車載器
・4スピーカー
・両側スライドドア・イージークローザー
・Hondaスマートキーシステム&パワースイッチ
・テールゲート連動 車速連動オートドアロック
・テレスコピック&チルトステアリング調整機構
・パワーウインドウ
・パワードアロック
・リアヒーターダクト
・マルチインフォメーションディスプレイ
・イルミネーションコントロールスイッチ
・運転席 ハイトアジャスター
・ヘッドライトオートオフ機能
・ワンタッチウインカー
・DC12V アクセサリーソケット
・ダブルフォールダウン機構付6:4分割可倒式 リヤシート
・運転席/助手席 コンビニフック付シートアームレスト
・「CROSSTAR HondaSENSING」グレード専用 プライムスムース(合成皮革)×ファブリック コンビシート
・「CROSSTAR HondaSENSING」グレード専用インテリア
・本革巻ステアリングホイール
・プライウッド柄 木目調インパネミドルエリア
・ハイブリッドモデル専用セレクターレバー
・シルバー塗装 フロント インナードアハンドル
・スライドドア両側 ロールサンシェード(4WDモデルのみ)
・助手席 シートバックポケット
・運転席/助手席 シートバックアッパーポケット
・運転席/助手席 バニティーミラー付サンバイザー(2WDモデルのみ)
・運転席/助手席 バニティーミラー+照明付サンバイザー(4WDモデルのみ)
・メタリック塗装パワーウインドウスイッチパネル
・インストルメントパネル内蔵型センターテーブル
・シルバー塗装エアコンアウトレットノブ
・助手席/2列目左右 グラブレール
・室内確認用ミラー
・フロントマップランプ
・ルームランプ
・ラゲッジルームランプ
・防眩ルームミラー
・運転席側 インパネアッパーボックス
・助手席側 インパネトレー
・運転席/助手席 ボトルホルダー付大型ドアポケット
・運転席/助手席 ドリンクホルダー
・助手席側 収納式ドリンクホルダー
・センターロアーポケット
・リヤ左右 大型アシストグリップ
・両側スライドドア・ボトルホルダー
・ロングテールゲート
・LEDリアコンビネーションランプ
・ハーフシェード/UVカット機能付 フロントウインドウガラス(2WDモデルのみ)
・ハーフシェード/IRカット/UVカット機能付 フロントウインドウガラス(4WDモデルのみ)
・高熱線吸収/UVカット機能付 フロントコーナーガラス
・高熱線吸収/UVカット機能付 フロントドアガラス(2WDモデルのみ)
・IRカット/スーパーUVカット機能付 フロントドアガラス(4WDモデルのみ)
・高熱線吸収/UVカット機能付プライバシー リアドアガラス
・高熱線吸収/UVカット機能付プライバシー リアクォーターガラス
・高熱線吸収/UVカット機能付プライバシー テールゲートガラス
・コンフォートビューパッケージ:親水/ヒーテッドドアミラー(4WDモデルのみ)
・コンフォートビューパッケージ:フロントドア撥水ガラス(4WDモデルのみ)
・コンフォートビューパッケージ:熱線入りフロントウインドウ(4WDモデルのみ)
・シルバー塗装 LEDウインカー付オートリトラミラー電動格納式リモコンドアミラー
・ミスト機構付 車速連動間欠/バリアブル間欠フロントワイパー
・リバース連動ウオッシャー付間欠リアワイパー
・熱線式リアウインドウデフォッガー
・高輝度シルバー塗装 アウタードアハンドル
・ダーククロームメッキ リアライセンスガーニッシュ
・185/65R15 88Sサイズ タイヤ
・15インチ×5.5J CROSSTAR専用デザインアルミホイール
・電動サーボブレーキシステム
・「CROSSTAR HondaSENSING」グレード専用フロントグリル
・「CROSSTAR HondaSENSING」グレード専用フロントバンパー
・「CROSSTAR HondaSENSING」グレード専用フロントロアースポイラー
・「CROSSTAR HondaSENSING」グレード専用サイドシルガーニッシュ
・「CROSSTAR HondaSENSING」グレード専用リアロアースポイラー
・「CROSSTAR HondaSENSING」グレード専用ルーフレール

など

が追加されています。

ホンダ・フリード+に搭載されるパワーユニットと動力性能

ホンダ・フリード+には2種類のパワーユニットが設定されています。

●1.5リッターNAエンジン

・エンジン型式:L15B型
・エンジン排気量:1496cc
・シリンダー配列:直列
・シリンダー数:4気筒
・バルブ構造:DOHC16バルブ
・燃料供給:筒内直接噴射
・特別な機能:可変バルブタイミング機構によるミラーサイクル制御

◆スペック

・最大出力:129ps/6600rpm
・最大トルク:15.6kgf・m/4600rpm

・1リッターあたりのパワー:約86ps
・パワーウェイトレシオ:約11.3kg/ps

このパワーユニットは1.5リッターNAエンジンを搭載する「G HondaSENSING」グレード、「CROSSTAR HondaSENSING」グレードに採用されているものです。

フリードに採用されているものと全く同じエンジンで、ミニバンのフリードでフル定員で乗るとパワー不足を感じることがありましたが、総重量が軽くなるトールワゴンのフリード+では思ったほどパワー不足を感じることはなく、意外と軽快な走りができたりします。

※パワーユニットの評価:★★★☆☆(3)

●1.5リッターNAエンジン+ハイブリッドシステム

○エンジン
・エンジン型式:LEB型
・エンジン排気量:1496cc
・シリンダー配列:直列
・シリンダー数:4気筒
・バルブ構造:DOHC16バルブ
・燃料供給:ポート噴射
・特別な機能:可変バルブタイミング機構によるミラーサイクル制御

○電気モーター
・電気モーター形式:H1型

○ハイブリッドシステム:SPORT HYBRID i-DCD
○ハイブリッドバッテリー:リチウムイオンバッテリー

◆スペック

○エンジン
・最大出力:110ps/6000rpm
・最大トルク:13.7kgf・m/5000rpm

○電気モーター
・最大出力:29.5ps
・最大トルク:16.3kgf・m

○システムパワー:約140ps

・1リッターあたりのパワー:約93.3ps
・パワーウェイトレシオ:約10.9kg/ps

このパワーユニットもミニバンのフリードに採用されているものと全く同じハイブリッドシステム「SPORT HYBRID i-DCD」となります。

1.5リッタークラスのトールワゴンとしてみればなかなかパワフルなパワーユニットで燃費性能だけでなく、走りもそれなりに楽しめたりします。
ミニバンとしての格上モデルとなるトヨタの中型大衆ミニバンのノア・ヴォクシー・エスクァイア兄弟モデルや日産の中型ミニバンのセレナぐらいであれば簡単にカモることができます。

1.5リッターNAエンジンモデルよりもこちらを選ぶことをすすめします。

※パワーユニットの評価:★★★★☆(4)

ホンダ・フリード+に採用されているトランスミッション

●CVT

このトランスミッションは、1.5リッターNAエンジンモデルに採用されているものです。
いわゆるごく普通のどの自動車メーカーにも必ずあるCVTで、構造もトルクコンバーターと金属ベルトを使ったベルト変速機を組み合わせただけです。

CVTそのものが燃費性能を向上することを目的として開発されたトランスミッションであるため、このフリード+でもベルトが滑ることによる走行性能の悪化が見られます。

アクセルペダルを深く踏み込んでもエンジン回転数だけが高まるだけで加速していかない、すぐにエンジン回転数が低くされてしまう、メリハリのない走りしかできない・・・といったCVT特有の悪い面が出ています。

できれば避けたいところですが・・・これしかないので仕方ありません。

※トランスミッションの評価:★☆☆☆☆(1)

●7速デュアルクラッチトランスミッション

これはハイブリッドモデルに採用されているトランスミッションで、トランスミッションの役割とハイブリッドシステムの「SPORT HYBRID i-DCD」の一部として、エンジンと電気モーターといった2つの動力の切り替えや混合比率の調整、分割を行うギヤボックスとしても機能しているものです。

フォルクスワーゲンや日産のGT-R、三菱のランサーエボリューションX、ギャラン・フォルティスなどに搭載されているいわゆる「DCT(デュアルクラッチトランスミッション)」と呼ばれるもので、2つのギヤボックスを2つのクラッチで切り替えることでスピーディーな変速とトルクコンバーターを使用したオートマチックトランスミッションやCVTでは絶対にありえないパワーロスが非常に少ないダイレクト感にあふれた走りができるようになっています。

ミニバンのフリードやトールワゴンのフリード+にとっては少々贅沢なトランスミッションですが、「SPORT HYBRID i-DCD」の構造のひとつとなっているため自然と採用されてしまったといった感じです。

※トランスミッションの評価:★★★★☆(4)

ホンダ・フリード+の走行性能を決める構造

ホンダ・フリード+のボディ剛性を決めるプラットフォーム・シャシー

フリード+のプラットフォームは、フリードと寸分狂わず同じもの、ということはフィットと全く同じものであるということになります。

このプラットフォーム、シャシーは手抜きなく作ら得ていることからとても剛性が高く、大衆モデルに使うのがもったいないぐらいの優れたシャシー性能を持ちます。
荷物をたくさん積んでも大きく捻じれたり、走行中にフニャフニャ感を感じることもなく、そのかわりにサスペンションの動きの良さを感じることができます。

※ボディ剛性の評価:★★★★☆(4)

ホンダ・フリード+の走りの質を決めるサスペンション構造

フリード+のサスペンション構造はベースモデルのフリードと同じようにフィット兄弟モデルで共通となる・・・

・フロントサスペンション:マクファーソンストラット
・リヤサスペンション:FF=トーションビーム 4WD=ド・ディオン

が採用されています。

フロントサスペンションのマクファーソンストラットは性能も実績もある独立懸架ですので問題なしです。
リヤサスペンションは、駆動方式によって2種類のコイルリジットサスペンションが用意されていますが、これは4WDモデルにおいてリヤタイヤを駆動するためにデファレンシャルギヤやプロペラシャフト、ドライブシャフトがあることによって違いがあるだけですので、どちらも同じような性能と見てよく、コイルリジットサスペンションならではの優れた強度を持っています。

総じて見るとリヤサスペンションがリジットサスペンションですので、オンロードでの走行性能があまり良くないように思えてしまいますが、それがどうしてどうしてセッティングが良いのか意外とよく走ります。

場合によっては乗り心地が悪く感じるかもしれませんが、トールワゴンの割には機敏な動きが可能です。

※サスペンション構造の評価:★★★☆☆(3)

ホンダ・フリード+のストッピングパワーを生み出すブレーキシステム

ブレーキシステムもフリードや他のフィット兄弟モデルと共通の同じものが使われています。
フリードではパワーユニットの違いにあわせてリヤブレーキの構造を変えていますが、このフリード+でも同様に1.5リッターNAエンジンモデルは・・・

・フロント:1ポットフローティングキャリパー+ベンチレーテッドディスク ディスクブレーキ
・リヤ:リーディングトレーリング ドラムブレーキ

ハイブリッドモデルは・・・

・フロント:1ポットフローティングキャリパー+ベンチレーテッドディスク ディスクブレーキ
・リヤ:1ポットフローティングキャリパー+ソリッドディスク ディスクブレーキ

といった形でパワースペックや重量にあわせてリヤブレーキをドラムブレーキやディスクブレーキとしています。

ブレーキング性能はトールワゴンとしては申し分なく、不安を感じることはほとんどありません。

※ブレーキシステムの評価:★★★★☆(4)

ホンダ・フリード+に搭載されている4WDシステム

このモデルには全モデル・全グレードに4WDモデルが用意されています。
採用されている4WDシステムは、フリードやフィット兄弟モデルなどホンダのモデルに多く採用されている「リアルタイムAWD」です。

この4WDシステムは電気モーター式油圧ポンプの油圧を利用して湿式多板クラッチ(カップリング)の圧着力を制御することで、2WD状態と4WD状態を切り替えるといった仕組みを持ちます。

2WD状態からから4WD状態に切り替わる途中で油圧を弱めてカップリングを滑らす形である程度の前後トルク配分を調整することができ、その部分を前面に押し出して「フルタイム4WD」としての扱いをしていますが、それはこの4WDシステムの本来の機能ではありませんし、厳密に配分量が決まっているわけではなく、付加的な機能であるため正しくは「2WD状態と4WD状態を切り替える機能を持つ4WDシステム」というべきでしょう。

そして更に4WD状態になるのは、フロントタイヤが空転してリヤタイヤとの回転差が大きくなった時、スロットル開度や変速比(CVT、DCTではギヤポジション)、Gセンサーなどから得たデータによってフロントタイヤの空転が予測される時などといった、あくまでも一時的なもので普段は常にFF状態でフルタイム4WDのように常に4つのタイヤにトラクションが与えられているわけではないことから「スタンバイ4WD」であるということが言えます。
要するに「生活四駆」ということです。

※4WDシステムの評価:★☆☆☆☆(1)

ホンダ・フリード+の燃費性能

ホンダ・フリード+のカタログ燃費と実燃費

●1.5リッターNAエンジン搭載モデル(2WD)

・カタログ燃費(WLTCモード):最大17.0km/L
・カタログ燃費(WLTCモード・市街地):最大13.2km/L
・カタログ燃費(WLTCモード・郊外):最大17.6km/L
・カタログ燃費(WLTCモード・高速道路):最大18.9km/L

・実燃費:約14km/L

※燃費性能の評価:★★★☆☆(3)

●1.5リッターNAエンジン搭載モデル(4WD)

・カタログ燃費(WLTCモード):最大15.6km/L
・カタログ燃費(WLTCモード・市街地):最大12.2km/L
・カタログ燃費(WLTCモード・郊外):最大16.2km/L
・カタログ燃費(WLTCモード・高速道路):最大17.2km/L

・実燃費:約13km/L

※燃費性能の評価:★★★☆☆(3)

●1.5リッターハイブリッドモデル(2WD)

・カタログ燃費(WLTCモード):最大20.8km/L
・カタログ燃費(WLTCモード・市街地):最大17.7km/L
・カタログ燃費(WLTCモード・郊外):最大21.5km/L
・カタログ燃費(WLTCモード・高速道路):最大21.9km/L

・実燃費:約21km/L

※燃費性能の評価:★★★★☆(4)

●1.5リッターハイブリッドモデル(4WD)

・カタログ燃費(WLTCモード):最大19.8km/L
・カタログ燃費(WLTCモード・市街地):最大17.0km/L
・カタログ燃費(WLTCモード・郊外):最大21.3km/L
・カタログ燃費(WLTCモード・高速道路):最大20.3km/L

・実燃費:約20km/L

※燃費性能の評価:★★★★☆(4)

ホンダ・フリード+に採用されている低燃費装備

●1.5リッターNAエンジンモデル

・ミラーサイクル制御
・可変バルブタイミング機構
・CVT
・電動パワーステアリング機構
・オルタネーター制御
・アイドリングストップ機構
・直噴エンジン

●1.5リッターNAエンジン+ハイブリッドモデル

・ハイブリッドシステム
・ミラーサイクル制御
・可変バルブタイミング機構
・電動パワーステアリング機構
・充電制御
・アイドリングストップ機構

ホンダ・フリード+のライバルモデル比較

ホンダ・フリード+のライバルとなるのはトヨタ・シエンタ・ファンベース

フリード+は小型ミニバンのフリードをベースにして作られたトールワゴンです。
となるとライバルモデルは、同じように小型ミニバンをベースにトールワゴンに作り替えた、トヨタのシエンタの1モデルであるシエンタ・ファンベースが妥当でしょう。

シエンタ・ファンベースも3列シートのミニバン、シエンタからサードシートを取り外してその部分をリヤラゲッジスペースとして使えるようにしたモデルで、バリエーションも1.5リッターNAエンジンを搭載するモデルとアクアのハイブリッドシステムを移植して作られた1.5リッターハイブリッドモデルがあります。

ここでは両車に共通している.5リッターハイブリッドモデル同士で比較してみたいと思います。

●ホンダ・フリード+の概要

・カテゴリー:小型トールワゴン
・車格:小型大衆モデル
・エンジン排気量:約1.5リッター
・パワーユニット形式:LEB型+H1型 「SPORT HYBRID i-DCD」
・比較対象グレード:「HYBRID G HondaSENSING」グレード

●トヨタ・シエンタ・ファンベースの概要

・カテゴリー:小型トールワゴン
・車格:小型大衆モデル
・エンジン排気量:約1.5リッター
・パワーユニット形式:1NZ-FXE型+2LM型 「リダクション機構付きTHS-II」
・比較対象グレード:「ハイブリッド ファンベースG」グレード

ホンダ・フリード+とトヨタ・シエンタのパワースペック比較

●ホンダ・フリード+

・システムパワー:約140ps

●トヨタ・シエンタ・ファンベース

・システムパワー:約100ps

※パワースペック比較結果

トヨタのハイブリッドモデルは全てにおいて燃費性能を重視するあまりに自動車の命ともいえるパワーが台無しになっています。
このシエンタ・ファンベースもそういった類のモデルです。
このボディで100psはあり得ません。

ホンダ・フリード+とトヨタ・シエンタの燃費性能比較

●ホンダ・フリード+

・カタログ燃費(JC08モード):最大27.2km/L
・実燃費:約21km/L

●トヨタ・シエンタ・ファンベース

・カタログ燃費(JC08モード):最大28.8km/L
・実燃費:約15km/L

※燃費性能比較結果

どちらのモデルもコンパクトトールワゴンとしては十分な実燃費を発揮していますが、同じクラスのハイブリッドモデルなのにこれだけの差がつくのも不思議です。
トヨタのカタログ燃費、大丈夫でしょうか?

ホンダ・フリード+とトヨタ・シエンタの販売価格帯比較

ここでは全モデルの販売価格で比較してみたいと思います。

●ホンダ・フリード+

約218万円~約304万円

●トヨタ・シエンタ・ファンベース

約181万円~約239万円

※販売価格帯比較結果

シエンタのファンベースもミニバンのシエンタ同様に、アクアをベースとしてトヨタの既存モデルからいろいろな部品を持ちよって作ったモデルですので、これくらいの価格で売ることができて当然です。

まとめ

トールワゴンといってもいろいろなサイズ、いろいろな車種がありますが、フリード+のようにミニバンのボディをそのまま使って作られたトールワゴンはキャビンも広く、トールワゴンとしての使い勝手もかなりいいと思います。
フリード+の場合はそれだけでなく、ホンダらしいといってしまえばそれまでですが走りの性能もなかなかよく、ファミリーカーとしてだけでなく、パーソナルカーとして購入してもちょっと面白いかもしれません。

※総合評価:★★★★☆(4)

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